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ベース 音域
エム
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ベースってあまり目立たないけど、実はめちゃくちゃかっこよくない?

バンド構成の中に必ずといっていいほど存在するベーシスト。

ギターよりも低い音を奏でるためスポットライトを浴びにくい楽器ですが、アンサンブルの中ではかなり重要な立ち位置になります。

そこで今回は、ベースの特徴や音域について解説します。

✔この記事でわかること
  • ベースとはどういうものか
  • ベースとギターの違い
  • バンドでのベースの役割と特徴
  • ベースの音域

実際にレッスンでも教えている内容を、惜しみなく公開していただいたので、ぜひ最後まで読んでください!

ベースとは?

ベースは、4本の弦が張られていることが多い弦楽器の一種です。ギターよりも弦が太く、低音を出す仕様になっています。

見た目や演奏方法からざっくり説明してしまうと、低音を弾くためのギターといった感じ。

演奏では、アンサンブルのベース(底)を担うため、低音域を中心に楽曲を支えています。

吹奏楽など金管楽器でのアンサンブルでいえば、チューバやユーフォニアムが似たような役割を持っています。

ベースとギターの違い

ギターは6本の弦でコードとよばれる和音で演奏されることが多い楽器です。

ベースは、4本の弦を1本はじいて弾く単音で演奏されることがほとんど。

ギターが主旋律を担当したりギターソロ・リフなどを演奏したりする場面も多く、なんとなく目立つ存在です。

また、一般的にギターよりもベースのほうがボディが重くネックも長いので、大きなサイズになります。

Mスタ編集部
Mスタ編集部
見た目こそ似ていますが、弾き方や音、役割は異なりますので注意してくださいね。

バンドでのベースの役割と特徴

それでは、ベースがバンドサウンドの中でどのような役割を果たすのかについて紹介していきましょう。

バンドでのベースの役割と特徴
  1. 低音域を担う
  2. リズムを担う
  3. ルート音を弾いて曲を作る
  4. ときにはメロディーラインを弾いて主役に躍り出る

バンドでのベースの役割と特徴①
低音域を担う

ベースが奏でる音域は、通常のギターでは届かない低音域のことが多いです。

そのため、ベースは楽曲における重低音を出して、低音域を支えてくれます。

音楽未経験者の中には「バンドサウンドの中でベースの音が正直聴こえない・・・」という方も多いでしょう。

しかし、低音域をベースが支えないとバンドサウンド自体が軽い印象になり、締まりがなく物足りない演奏になってしまうはずです。

Mスタ編集部
Mスタ編集部
特にライブ会場での生音演奏などでは、ベースの存在感がぐっと引き出され実感できるのではないでしょうか。

バンドでのベースの役割と特徴②
リズムを担う

バンドサウンドの低音域を支えるのはベースとドラムが一般的。

またこの2つを「リズム隊」とよく呼ばれます。

いわゆる指揮者のような役割を持ち、ドラムやベースが出す音のおかげで曲全体を締めてくれます。

いくら一番目立つのがボーカルとギターだといっても、このリズム隊がいるおかげで互いの良さを引き出せていることを忘れないようにしましょう。

バンドでのベースの役割と特徴③
ルート音を弾いて曲を作る

前述の通り、ベースは単音弾きで楽曲演奏するのが主流です。

とはいえ、もちろん適当に弾くわけではありません。

楽曲ごとにコードが決まっており、その一番低い音を「ルート音」と呼びます。

このルート音を奏でることで、楽曲のハーモニーを生み出しストーリーを与えてくれます。

バンドでのベースの役割と特徴④
ときにはメロディーラインを弾いて主役に躍り出る

バンドの縁の下の力持ちであるベースですが、ときにはメロディーラインを奏でたりベースソロが登場することもあります。

例えば、「スラップ」と呼ばれる指で弦を叩いて鳴らす技術では、通常の弾き方とは異なり力強いサウンドを鳴らすことができます。

適切なタイミングで低音域で楽曲の主役を奪うと、ムーディなイメージを生み出せることもあるでしょう。

ベースの音域

次に、ベースの音域について紹介します。

先ほどベースは4弦が多いといいましたが、5弦、6弦、などと多弦ベースと呼ばれる種類も存在します。

弦が増えるほど出せる音域が広がっていきますが、基本的には最低音はB0程度。

ちなみに、周波数でいうと30Hzから8kHzほどだといわれています。

ベースはイコライザーを使用して出したい音域を調整することが多く、周波数を意識するのも重要です。

イコライザーの周波数ごとの音の変化

それでは、ベースの音域を語るうえで重要な周波数について紹介しましょう。

イコライザーでそれぞれの音域帯を調整することで、さまざまなベースの音色で奏でられるようになります。

一般的に人が耳で感じ取れる周波数は、20Hz~20kHzほどといわれています。

Mスタ編集部
Mスタ編集部
したがって、ベースの最低音は人間が聴こえうるギリギリの音まで出せるということです!

また細かい数字の決まりはありませんが、ざっくりと~400Hz程度までは低音域、~1kHz程度までは中音域、1kHz以上は高音域と表現されます。

イコライザーの周波数ごとの特徴と役割

それでは、イコライザーの周波数ごとの特徴と役割を紹介していきます。

✔イコライザーの周波数ごとの特徴と役割
  1. ~50Hz周辺
  2. ~120Hz周辺
  3. ~400Hz周辺
  4. ~800Hz周辺
  5. ~4kHz周辺
  6. 10kHz~

イコライザーの周波数ごとの特徴と役割①
~50Hz周辺

50Hz以下の音は、人が聴こえるギリギリの低音域です。

そのため、音よりも壁のようなイメージでぼやけて聴こえるように感じがち。

また、輪郭がはっきりしない音域ためスピーカーやスマホなどで小さい音量で聴いていても聞き取れないこともあります。

Mスタ編集部
Mスタ編集部
お腹の下あたりにずんと響き渡るような感覚の音域です!

イコライザーの周波数ごとの特徴と役割②
~120Hz周辺

120Hz周辺までの帯域は、聞き取れる低音域で、ベースの演奏でもよく登場します。

帯域のイメージは、バンドサウンドやクラブミュージックなどでズンズンと鳴る重低音。

120Hz周辺までの低音域がバンドサウンドを支える帯域で、「LOWがまわっている」とイコライザーで減衰することもあります。

Mスタ編集部
Mスタ編集部
ドラムのキックと重なりすぎるとメリハリがないので、調整してみましょう。

イコライザーの周波数ごとの特徴と役割③
~400Hz周辺

120Hz~400Hz周辺までの帯域は、低音域よりは高いながら、やや低めの中低域です。

一般的にはローミドルと呼ばれ、音の輪郭がはっきりと聞こえる帯域

そのためベースの音が聞こえやすく、イコライザーでブーストすればより目立った演奏も可能にしてくれますよ。

イコライザーの周波数ごとの特徴と役割④
~800Hz周辺

400Hz~800Hz周辺あたりの帯域は、ハイミドルと呼ばれる高音域に近い中音域帯。

アタックを出したいときに用いられやすい帯域で、激しいベースの音を目立たせたいときに重要な帯域です。

とはいえ、普段のバンドサウンドでこのハイミドルを上げすぎるとほかの楽器の音域と被りやすくなってしまいますので注意しましょう。

イコライザーの周波数ごとの特徴と役割⑤
~4kHz周辺

このあたりの帯域は、トレブルと呼ばれる高音域帯。

音の輪郭ははっきりしていますが、キンキンとした音になりやすく耳障りな音になってしまいやすい帯域です。

そのため、ベースを目立たせたいとき以外はカットされることも多いでしょう。

Mスタ編集部
Mスタ編集部
また、ノイズを除去する際にもカットされやすい帯域です。

イコライザーの周波数ごとの特徴と役割⑥
10kHz~

10kHz以上の帯域は、プレゼンスと呼ばれる超高音域帯です。

音のキラキラ具合を調整でき、スラップやアタックが欲しいときに重宝されます。

Mスタ編集部
Mスタ編集部
モヤモヤしたベースの音をはっきりさせたいときに足してみる帯域です。

とはいえ、ノイズやキンキンした音が出やすくなってくるため気を付けましょう。

ちなみに、「ドンシャリ」とよばれる高音域と低音域を持ち上げ、中音域をカットするサウンドもあります。

ドンシャリサウンドでは、この帯域をブーストすることでいい音になることが多いです。

最短でベースを上達したい方はスクールに通うのもあり!

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ベースの音域まとめ!

ベース 音域

今回はベースの音域について解説してみました。

ベースはバンドサウンドにおいて低音域を担当する楽器。

ベースの音域は、周波数でいうと30Hzから8kHzほどといわれています。

また、イコライザーを使用して出したい音域を調整することが多く、周波数によって音色も変えられます。

プロのようにうまく演奏を行いたい方はぜひ取り組んでみてくださいね!

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