この記事では、ギターの音域や、ベースとの違い、初心者にもおすすめの曲など紹介していきます。
- アコースティックギターとエレキギターの構造と仕組み
- ギターとベースの違い
- ギターの音域や各弦のチューニングにおける周波数
- 初心者におすすめの曲や音楽教室
Contents
ギターの構造と発音の仕組み
同じギターでもアコースティックギターとエレキギターで構造に違いがあります。
まずはそれぞれの構造と、音が出る仕組みについて解説していきます。
アコースティックギターの構造
アコースティックギターは「ボディ」「ネック」「ヘッド」の3つで成り立つ楽器です。
「ボディ」は、表板、裏板、曲線を描く側板を組み合わせた構造。中は空洞で、表板の中央に”サウンドホール”と弦を張る”ブリッジボード”があります。
「ネック」には、弦をおさえる指板に”フレット”とよばれる金属の細い棒が約20本あります。弦は一般的に6本張ってあります。
「ヘッド」には調弦のための”ペグ”が取り付けられています。ペグで弦の張り具合を調整でき、ピンと張るほど音が高くなり、緩めると音が低くなります。
アコースティックギターの発音の仕組み
アコースティックギターは、ピックや指で弦を弾くと振動が起こり、ブリッジボードに伝わる仕組みです。
振動は、ブリッジボードから表板➡側板➡裏板に加えてボディの空洞全体で共鳴し、増幅します。
増幅した音は、サウンドホールから外へ抜けて回りの空気を振動させながら広がっていき、聴く人の耳へ届きます。
エレキギターの構造
エレキギターもアコギと同じく、「ボディ」「ネック」「ヘッド」の3つの部分から成り立ちます。
アコギのような”サウンドホール”はありません。代わりに、”ピックガード”や”ピックアップ””ジャック””コントロール”と呼ばれる金属の部品がついています。
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- ピックガード:本体に傷を付けないためのプラスチックや金属性のもの
- ジャック:アンプとつなぐシールドを差し込むためのもの
- コントロール:音色を調整するためのもの
内部に様々なパーツがついているエレキギターは、アコギよりも約1~2㎏重くなっています。
アコギと同じく「ボディ」は木材で作られることがほとんど。アコギより薄く中の空洞は狭く、特徴的な形や塗装のエレキギターもあります。
エレキギターの発音の仕組み
エレキギターはピックや指で弦を弾いた振動を、ギターアンプやエフェクターに接続し音を出力します。
”ピックアップ”で弦の振動を電気信号に変換し、シールドを経由してアンプに伝えます。増幅した振動はスピーカーから出て広がり、聴く人の耳へ届く仕組みです。
アコギとは、アンプに繋ぐことを前提とした楽器なので、生音では小さな音しか出ません。
音の大きさや音の抜け具合は、コントロールで調整でき、種類によって配置に違いがあります。
ギターとベースの音域比較
ギターとベースの音域の違いは上の画像のようになります。この音域の違いがバンドの中で有効です。
一般的にバンドの構成は「ボーカル」「ギター」「ベース」「ドラム」で成立します。そこで、このバンドでのギターとベースの音域や役割の違いについて解説していきます。
①ギターの音域
ギターは6本の弦で、21フレットでは”E2〜D6”、24フレットでは”E2~E6”の約4オクターブの音域の範囲をもつ楽器です。
バンドにおいては、リズムキープをしながら、コードやソロを演奏し、楽曲に彩りを与えるような役割を担っています。
②ベースの音域
ベースは4本の弦で、24フレットでE1~G3の音域の範囲で、ギターより1オクターブほど低く狭いです。
主に単音で演奏し、リズムキープをし、全体の土台となる重要な役割を担っています。
ギターの各弦の音域
ギターのそれぞれの弦の周波数や音域についてまとめました。チューニングする際や、演奏、作曲や編曲の際に参考にしてみてください。
①チューニング時の周波数
周波数とは、1秒間に繰り返される波の数のことを言います。ギターの一般的なチューニングでは、各弦の周波数は下記の通りです。
6弦:82Hz
5弦:110Hz
4弦:147Hz
3弦:196Hz
2弦:247Hz
1弦:330Hz
また、チューニング時に合わせる基準となる周波数は、440Hz、441Hz、442Hzにの3つがよく使われます。
440Hzは国際基準値、441Hzはプロがよく使う値、442Hzはクラシックでよく使う値です。基本は440Hzでチューニングしましょう。
②それぞれの弦の音域
21フレットにおける各弦の音域は下記の通りです。
弦 | 音域 |
1弦 E線 | E4~D6 |
2弦 B線 | B3~A5 |
3弦 G線 | G3~F5 |
4弦 D線 | D3~C5 |
5弦 A線 | A2~G4 |
6弦 E線 | E2~D4 |
1弦 E線
最も細い弦で、音域はE4~D6です。女声のソプラノの音域に近いです。
2弦 B線
2番目に細い弦で、音域はB3~A5です。女声のメッゾソプラノ(ソプラノとアルトの間のパート)の音域に近いです。
3弦 G線
真ん中に位置する弦で、音域はG3~F5です。女声のアルトの音域に近いです。
4弦 D線
真ん中に位置する弦で、音域はD3~C5です。男声のテノールの音域に近いです。
5弦 A線
2番目に太い弦で、音域はA2~G4です。男声のバリトン(テノールとバスの間のパート)の音域に近いです。
6弦 E線
弦は最も太く、音域はE2~D4です。男声のバスの音域に近いです。
ギター練習におすすめ!初心者でも弾きやすい人気曲3選!
難易度が低く、カラオケでも定番の人気曲を3つご紹介します。初心者の方はもちろん、弾き語りで歌いこなす練習にもおすすめです。
①あいみょん/マリーゴールド
出典元:あいみょん 公式YouTube
2018年にリリースされた5枚目のシングル曲で夏の恋愛を描いた爽やかで少し切ないラブソングです。
自身が出演したCMで、アコギでの弾き語りを披露したことも話題となりました。
C、G、Am、Em、Fを中心としたシンプルかつ定番のコード進行です。初心者にとって最初の鬼門となるFのコードが押さえられるようになるきっかけにもなります。
②スピッツ/空も飛べるはず
出典元:スピッツ 公式YouTube
1994年にリリースされたスピッツさんの8枚目のシングル曲です。ドラマ「白線流し」の主題歌に起用され大ヒットとなりました。
C、G、Am、Em、F、Dm、Dの7つのコードで演奏できる曲です。ミドルテンポで親しみやすく、アコギ初心者の多くの方が取り組む定番曲です。
③MONGOL800/小さな恋のうた
出典元:MONGOL800 公式YouTube
2001年にリリースされたアルバム「MESSAGE」の収録曲です。MONGOL800さんの代表曲で、みんなで盛り上がれる曲です。
G、Bm、C、D、Emの5つのコードで演奏できる曲です。Bmのコードが少し難しいですが、マスターするきっかけを与えてくれます。
テンポが速いので、初めはゆっくりのテンポから練習することをおすすめします。
最短で上達したい方はスクールが1番!おすすめの音楽教室をご紹介!
ギターを確実に上達したい場合は、スクールに通うことをおすすめします。数あるスクールの中でも、特におすすめの音楽教室を3つご紹介します!
アバロンミュージックスクール
音楽プロデューサーが設立したスクールで、デビューサポートコースもあります。プロ用の機材が充実しており、初心者からライブ経験者まで幅広く対応しています。
ギターコースは、ギターコースと弾き語りコースの2種類あり、基礎から応用まで学ぶことができます。
入会金 | 11,000円 |
レッスン料金 | 5,280円(45分) |
対象レベル | 初心者/趣味/プロ |
音楽ジャンル | ポップス・ロック・R&B 等 |
オンライン対応 | ○ |
無料体験 | ○ |
住所 | 東京都新宿区西新宿7丁目11-9 バルビゾン87ビル 2F(新宿本校)※他、渋谷・池袋・東中野・町田にも店舗あり |
Beeミュージックスクール
きめ細やかなカウンセリングと丁寧なマンツーマンの指導で演奏する楽しさを教えてくれます。フレキシブルタイム制度で、スケジュール調整もしやすいです。
弾き語りコースでは、ギター、ピアノ、ウクレレなど、楽器を弾きながら歌うレッスンが受けられます。
入会金 | なし |
レッスン料金 | 5,918~円 (60分) |
対象レベル | 初心者/趣味/プロ |
音楽ジャンル | JPOP・ロック・洋楽・アニソン等 |
オンライン対応 | ⁻ |
無料体験 | ○ |
住所 | 東京都渋谷区代々木2-4-9 NMF新宿南口ビル4F |
シークミュージックスクール
コースが充実している音楽教室で、ギターコースは、エレキ・アコギ・クラシック・キッズの4つあります。
プロ講師によるオーダーメイドの個別レッスンで、自身の特性を活かしながら技能を高めてくれます。短期上達が期待できるスクールです。
入会金 | なし |
レッスン料金 | 5,500円(60分) |
対象レベル | 初心者/趣味 |
音楽ジャンル | JPOP・ロック・洋楽・アニソン等 |
オンライン対応 | ○ |
無料体験 | ○ |
住所 | 神奈川県茅ヶ崎市十間坂一丁目3番7号 アルカサール茅ヶ崎湘南1F |
ギターの音域まとめ
今回はギターの構造や仕組み、ベースとの違いや各弦の音域、初心者におすすめの人気曲や音楽教室をご紹介してきました。
ぜひこの記事を参考に、よりギターに親しんでいただけたらと思います。