オーディション写真をスタジオで撮ってもらうと1万円以上かかるため、自宅での撮影を検討しているのではないでしょうか。
ただし、オーディション写真は書類選考の合否に大きく影響するので、ポイントを押さえなければ落選する原因になってしまいます。
今回はそのような失敗をしないために、自宅でオーディション写真を撮るコツを紹介します。
- バストアップ写真と全身写真を撮るポイント
- 審査員がオーディション写真で見ていること
- 自宅でオーディション写真を撮る9つのコツ
- 自宅でオーディション写真を撮る時の服装・メイク・髪型
- オーディション写真の失敗例
この記事のポイントを実践することで合格に近づけるオーディション写真が自宅でも撮れますので、ぜひ最後までご覧ください!
Contents
自宅でオーディション写真を撮る場合のポイント
オーディションでは、バストアップと全身の2つの写真が求められることがほとんどです。それぞれの写真を撮る際のポイントを解説します。
【バストアップ写真の場合】
バストアップ写真とはその名のとおり胸から上を撮影した写真のことです。写真によって顔のパーツや肌の色、髪色などが見られます。
また距離が近いため、表情が非常に重要な審査ポイントとなります。口が真一文字のムスッとした表情ではなく、自然に微笑むような表情を心がけましょう。
胸から上が収まるのが理想ですが、全身写真で映るためロングヘアの人は髪がはみ出ても問題ありません。
顔がはっきりと写ることを優先させましょう。
【全身写真の場合】
全身写真とは頭からつま先まで全体を写した写真のことです。全身写真では、脚や腕の長さなど身体全体のバランスを確認しています。
身体の形がわかるようなピッタリとした服を着用し、姿勢を正して撮影しましょう。
また足を斜めにして、そこから上半身を捻ってカメラを見ることで自然な写真が撮れます。
審査員がオーディション写真で見ているポイント3つ
審査員がオーディション写真で何を見ているかを理解することで合格が近づきます。ポイントを3つ紹介しますので、それぞれ意識しましょう。
①目力があるか
審査員がオーディション写真でよく見るポイントは目力があるかです。
人気のあるオーディションであれば、全国から何千通という応募が殺到するため、書類審査では全員の写真をじっくり見ることはできません。
そこで目力をアピールすることで、審査員が手を止めてくれる確率が高まります。
ただし目を見開きすぎると不自然になるため、適度に目に力を入れるようにしましょう。
②身体のバランスがいいか
顔だけでなく、手足の長さなど身体のバランスは重要です。
それでも決して身長が高くて、脚が長くないといけないわけではありません。
身体全体のバランスが良ければ、評価されるはずです。
あなたのスタイルが正当に判断されるように、全体写真では距離感や撮影する高さに注意して撮影しましょう。
③欲しい人のイメージとあっているか
募集している事務所やグループが欲しい人のイメージとあっているかも重要です。
たとえば、王道のかわいい系アイドルの募集であるのに、全然笑っていなくてセクシーな服を着ていると所属後のイメージが浮かんできません。
反対にクールなグループであるのに、かわいさを全面に出していても駄目です。
自分が所属したい事務所やグループがどのような人を求めているのかを分析しましょう。
自宅でオーディション写真を撮る9つのコツ
自宅でオーディション写真をうまく撮る9つのコツを解説します。
撮影時の場所や体勢など意識すれば格段に写真のクオリティが上がりますので、ぜひ実践してみてください。
①晴れの日に撮る
写真は日差しが入ってくるため、晴れの日に撮るのがおすすめです。
屋内だと天気は関係ないかと思うかもしれませんが、自然光を取り込むとナチュラルな写真が撮れます。
ただし直接光を浴びると眩しさで表情が崩れてしまうため、顔の横ぐらいに日差しが差すように場所を調整しましょう。
②背景はシンプル
背景は白くて無地のシンプルな場所が理想です。
家具や服などが写っていると生活感が出てしまい、背景に気を取られてしまいます。
白い背景が家にない人は、白い布を貼り付けるのがおすすめです。
③カメラを適切な高さに
カメラを適切な高さにして撮影することは、スタイルの見え方に影響するため重要なポイントです。
バストアップ写真と全身写真それぞれの適切な高さは次のとおりです。
- バストアップ写真:唇の位置
- 全身写真:おへその位置
高い位置から撮ってしまうと頭が大きく見えてしまいます。反対に下すぎてもあおったような写真になってスタイルが分かりづらくなります。
適切な高さを守り、少しでもスタイルが良く見えるように工夫しましょう。
④背筋を伸ばす
猫背で撮影してしまうとスタイルが悪く見えるため、背筋を伸ばしましょう。
またその際にお尻を締めて、腹筋に力を入れ、胸を張ることを意識するとより綺麗な姿勢で写真が撮れます。
⑤後ろ足に体重をかける
全身写真を撮るときは、後ろ足に体重をかけましょう。
後ろ足に重心を置き、もう片方の足を少し前にすることで全体のバランスがきれいに収まります。
反対に前に体重をかけると突っ張ってしまい、固く見えるため気をつけてください。
⑥左右対称にならない
写真を撮るときに仁王立ちで左右対称であると、不自然に見えてしまいます。
足を正面からずらして、上半身を捻り正面を向くことで自然な写り方になります。手も固く握りしめるのではなく、力を抜いてふわっと自然な形で下ろしてください。
女性であれば足をクロスするのも、スタイルがよく見えるためおすすめです。
⑦自然な笑顔で撮る
アイドルを目指している人は、オーディション写真を撮る際に自然な笑顔で撮りましょう。
しかし、笑いすぎて目元がくしゃっとしないように注意してください。笑顔が苦手な人や歯にコンプレックスがある人は、口は開けずに少し口角を上げて撮影するといいでしょう。
特にバストアップ写真を撮るときは表情が重要となるため、自然な表情ができるまで練習してみてください。
自然な表情がわからない人は、応募したいグループや事務所に所属している人の宣材写真で研究してみてもいいですね。
モデルや俳優志望ならクールな表情で
アイドルであればとびっきりの笑顔が求められますが、モデルや俳優志望の人はクールな表情がおすすめです。
それでも決して真顔というわけではなく、軽く微笑む表情を意識してみてください。
⑧撮影中に写真を確認する
写真を全て撮り終わってから見るのではなく、撮影中に適宜確認しましょう。
自分の目でポーズや表情を確認することで、どこが変であるかを認識して修正できます。
よりよく写るようにポーズや表情を調整し、ベストな写真を目指しましょう。
⑨家族や友人に写真を見てもらう
撮影後は自分だけで写真を決めるのではなく、家族や友人などに見てもらうことをおすすめします。
1人で選んでしまうと、どうしても自分の好きな写真を選んでしまいます。
一方で家族や友人の意見を聞くことで、客観的に優れた写真が見つかるはずです。審査員の気持ちになってもらい、どの写真がいいかを判断してもらいましょう。
自宅でオーディション写真を撮るときの服装3選
オーディション写真を撮る際には、場所やポーズだけでなく服装も重要です。どのような服装で撮影すべきかを解説します。
あわせて読みたい!fa-arrow-circle-right
①体型が分かりやすい
アイドルやモデルを目指しているのであれば、体型が分かりやすい服装がおすすめです。
具体的には、白いシャツにショートパンツを履くといいでしょう。もしも足を出すことに抵抗がある人は、黒いスキニーなどピッタリしたパンツを履きましょう。
スキニーパンツを履く場合は、アンクル丈を選ぶことで脚長効果が期待できます。
②清潔でシワがない
オーディション写真の撮影には、汚れやシワなどがない清潔な服を選びましょう。
襟元が汚れていたり、シワがあるのを審査員が目にした場合に、やる気がないのかなと思われてしまいます。
シワや汚れ、ほつれなどがないか細心のチェックをして清潔感をアピールしましょう。
③大きなロゴや派手な柄がない
大きなロゴや柄が目立つ服装は避けましょう。
なぜなら審査ではあなた自身を見たいのに、あなた以上に服装が目立ってしまうからです。
柄のないシンプルな服装を選ぶと安心です。また白い服を着ることで、暗い色の服を着るよりも顔色がよく写ります。
自宅でオーディション写真を撮るときのメイクと髪型のコツ3つ!
オーディションではすっぴんではなく、写真写りが良くなるようにメイクしても構いません。
ただし注意点があるため、オーディションのメイクと髪型のコツを3つ紹介します。
①ナチュラルメイク
オーディション写真は、自然なイメージで受け取れるようなナチュラルメイクで臨みましょう。
しかし、ナチュラルメイクといっても完全にすっぴんというわけではありません。
上記の動画で、ヘアメイクさんが教えるナチュラルメイクとして以下のようなポイントがあります。
- ファンデーション:目の下とおでこにファンデーションを塗り、そこから全体へ伸ばす
- 眉毛:色は薄めで、意志が弱く見えるため細くしすぎない
- リップ:真っ赤にせず、オレンジやベージュなど自然な唇になる色を選ぶ
- アイメイク:内側に濃くする
- チーク:最初は薄めに入れ、写真を撮って薄ければ足していく
ナチュラルメイクのポイントを押さえて、印象に残るオーディション写真を撮りましょう。
オーディションによってはノーメイクで写真を撮ると決められていることもあるため、応募条件をしっかり確かめてください。
②カラコンはつけない
オーディション写真を撮るときはカラコンを使用しないでください。
カラコンを入れると黒目が大きく見えるため、顔の印象が大きく変わってしまいます。書類審査に通過したとしても、その後の審査で実際に審査員と会ったときにカラコンをつけていることがわかります。
それでも目をぱっちりさせたい人は、アイメイクでカバーしていきましょう。
③顔がよく見える髪型
髪型は顔がきちんと見えるようにしましょう。
目が髪の毛で隠れたり、髪の毛でフェイスラインが隠れていると審査がしづらくなってしまいます。
また髪の毛の分け目によって左側と右側のどちらの写りがいいかも変わってきます。両側から撮ってみて、いい角度の写真を選んでみてください。
絶対にNG!自宅で撮ったオーディション写真8つの失敗例
オーディション写真としては使えない失敗例を8つ紹介します。撮影前と撮影後にそれぞれ当てはまっていないか確認してください。
①ピンボケ
ピンボケで顔が判別できない写真は使えません。
表情が良かったとしても使用できないのは、もったいないですよね。
そのため、スマホやカメラの扱いに慣れている人に撮ってもらうことをおすすめします。
②手や髪で顔が隠れている
手や髪が顔にかかっている写真は、顔が見えづらいため使えません。
顎ピースや虫歯ポーズで小顔に見せたいかもしれませんが、顔周りに手はもってこないようにしましょう。
髪の毛については撮影を繰り返すと乱れていくので、適宜確認をしてください。
③距離感がおかしい
近すぎたり、遠すぎたりと距離感がおかしい写真もNGです。
全身写真の場合、近すぎると足先まで映っていないことがあります。反対に遠すぎると顔が見づらかったりするため、適正な距離で撮りましょう。
バストアップ写真は2〜3m、全身写真であれば4〜5mを基準にしてください。
④写真の加工
顔をかわいくしたいからといって、アプリでの写真を加工してはいけません。
最近のアプリであれば目を大きく見せたり、顎をシャープに見せたりと本来と異なる顔になってしまいます。
審査員もたくさんのオーディション写真を見ているため、加工していてもすぐにわかります。
もちろんプリクラも使えませんので、スマホの通常のカメラやデジカメなどで撮影しましょう。
⑤複数人で写っている
基本的にオーディションでは、友達など複数人で写っている写真を使ってはいけません。1人で写っている写真を使用してください。
また複数人で撮っている写真から自分だけを切り抜いても、オーディション用で撮影していないことがわかってしまいます。
やる気を見せるためにも、オーディション用として新たに写真を準備しましょう。
⑥鏡を撮影
撮影してくれる人がいないからといって、自分が映った鏡を撮影するのは駄目です。
鏡で撮ると本来の姿とは違った見え方となる上に、スマホなど不要な物が映り込んでしまいます。
撮影者をどうにか見つけて撮ってもらいましょう。どうしても見つからない場合は、三脚とセルフタイマーを活用して撮影してください。
⑦写真が暗い
写真が暗いと顔やスタイルがわかりづらいため、それが原因でオーディションに落ちることがあります。
また暗いからといって、撮影後に写真の明るさをあげると不自然な仕上がりになってしまいます。
部屋の照明をきちんとつけて、適度に自然光を取り込み撮影しましょう。
⑧背景がごちゃついている
背景が家具や家電などでごちゃついていると、そちらに注目が集まってしまいます。
自身がきちんと目立つように無地の白い背景で撮影してください。
自宅で撮るオーディション写真についてよくある質問
Q.オーディション写真は自撮りでもいいの?
オーディション写真の自撮りはおすすめしません。手で持ったり、自撮り棒で撮影するとアングルが安定せず、自然な姿で写真が撮れないからです。
家族や友人などに頼み、撮影してもらいましょう。
どうしても撮影者がいない場合は、スマホ用の三脚とセルフタイマーで撮影ができます。三脚はAmazonを使えば2,000円ほどで購入できるため、気になる人は確認してみてください。
Q.iPhoneでオーディション写真は撮れる?
高画質であるため、iPhoneでオーディション写真を撮影できます。
2015年に発売されたiPhone6Plus以降のiPhoneの背面カメラであれば、1200万画素で撮影可能です。
1200万画素あると、A3サイズの用紙に高精細に印刷できるほどの十分な画素数を誇ります。オーディション写真を撮って印刷するには申し分ないカメラ機能があるため、安心して撮影しましょう。
Q.屋内と屋外どっちで撮るのがおすすめ?
顔やスタイルがわかる写真であれば、屋内と屋外のどちらで撮影しても構いません。
屋内と屋外で撮るメリットとデメリットは以下のとおりです。
場所 | メリット | デメリット |
屋内 |
|
|
屋外 |
|
|
それぞれのメリットとデメリットを認識し、背景がシンプルであるなどポイントを押さえた場所で撮影しましょう。
Q.屋内でも靴は履くべき?
屋内では靴を脱ぎ裸足で撮りましょう。
ただし屋内でスタジオのようなスペースを準備できるのであれば、靴を履いて撮影したほうが自然な写真となります。
Q.ピアスをつけてもいい?
基本的にピアスはつけないほうがいいでしょう。なぜならオーディションでは、着飾った状態ではなく、自然なあなたの魅力を見たいからです。
どうしてもつけたいのであれば、装飾の少ない小ぶりでシンプルなピアスを選びましょう。
またつける数は片耳に1つまでとしてください。
自宅でオーディション写真を撮ってみよう!
今回は自宅でオーディション写真を撮るコツや服装・メイクなどを紹介しました。
オーディション写真では自然な笑顔で、あなたがどんな人であるかをアピールすることが大事です。
写真が暗かったり服で体型が分かりづらかったりしたために、オーディションに通らないというミスをなくしていきましょう。
今回紹介したポイントを意識して、自信を持って応募できるオーディション写真を撮影してみてください!