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ギターを弾きたいけど何から始めたらいいの?

ギターを弾けるようになりたいけれど、何からどう始めたらいいんだろう?必要なものは?練習方法は?

何かを始めるって、最初は疑問だらけですよね。

そこで今回は、これからギターを初心者の方へ、基本から順を追って解説していきます。

✔この記事でわかること
  • ギター初心者がまずやること【準備編】
  • ギター初心者がやるべき練習【実践編】
  • ギター初心者が上手くなるためのコツ!
  • ギター初心者におすすめのギター
  • ギター初心者におすすめの練習曲

Contents

ギター初心者がますやること!【準備編】

ギターを始めるために、必要なものや、ギターを弾ける状態にする等、まずは準備をしましょう

① ギターを弾くために必要なもの

✔最初に必要なもの
  • ギター本体
  • ピック
  • シールド(ケーブル)
  • アンプ
  • チューナー

エレキギターの場合、まずはこれだけ準備すれば、ギターを弾くことが出来ます

あとは他に、メトロノームやギターのストラップ、ギタースタンドやクリーニング用品もあると良いですね。

② ギターをチューニングする

ギターの6本の弦を正しい音に調整することを「チューニング」と言います。ギターを弾く前には、毎回必ず行う必要があります。

チューニングについては、Mスタでも詳しい記事があるので、是非参考にしてください。

③ 音符を読んでみる

一般的な音符が書かれている楽譜が読めなくても、ギターならタブ譜(TAB譜)というシンプルな楽譜が読めれば弾くことが出来ます

一般の楽譜は線が5本ですが、タブ譜にはギターの弦と同じ6本の線が書かれていて、それぞれ1弦から6弦に対応しています。

6本の線にフレットを表す数字が書いてあり、その通りの弦とフレットを押さえて弾くだけなので、最初はタブ譜を読む練習から始めるのが簡単で良いですね。

6ステップ!ギター初心者がやるべき練習【実践編】

ギターの準備が出来たら、いよいよ音を鳴らしていきます。

闇雲に練習しても何も身に付かないので、要所を押さえて、基礎から段取り良く練習していきましょう。

✔基本的練習の6ステップ
  1. 簡単なコードを弾いてみる
  2. ドレミファソラシドを弾いてみる
  3. クロマチックの練習
  4. ストロークの練習
  5. バレーコード(F・B)の練習
  6. カノン進行の練習

ステップ① 簡単なコードを弾いてみる

沢山あるギターのコードの中で、比較的簡単な基本のコードを「ローコード」と言い、最初に練習していくと良いコードです。

C、A、Am、D、Dm、E、Em、G

の8コードがそれに当たります。

ギターの音階で使っているアルファベットは、ドレミをイタリア語で表現したものです。

ファ
C D E F G A B C

mは「マイナー」と読み、何も書いていないものは「メジャー」です。

マイナーは暗い、メジャーは明るい、という意味なので、例えばEm(Eマイナー)はミの暗いコード、A(Aメジャー)はラの明るいコード、となります。

ステップ② ドレミファソラシドを弾いてみる

ドレミファソラシドを単音で鳴らしてみましょう。

5弦の3フレット
5弦の5フレット
4弦の2フレット
ファ 4弦の3フレット
4弦の5フレット
3弦の2フレット
3弦の4フレット
3弦の5フレット

押さえる弦は1カ所ずつですが、人差し指、中指、薬指と忙しく動かすので、慣れるまでは難しいです。

初めはゆっくり練習し、指の移動をスムーズに出来るようにしていきましょう。

ギターを弾くのに、弦を押さえる指の動きを鍛えるのは、とても重要なことになってきます。

ステップ③ クロマチックの練習

引用元:ABCミュージックスクール

クロマチックとは、ギターの運指練習のことです。運指練習は、プロになっても行う、基本中の基本の練習なので、早くから覚えていくようにしましょう。

クロマチックをすることで、指の動きがスムーズになります。曲のコードを押さえたり、コードとコードの繋ぎ目を滑らかにしていくために、指を上手に動かすのは欠かせないことです。

小指を動かすのは特に難しく、最初は上手には出来ませんが、最初はゆっくり丁寧に始めて下さい。

指の基本練習は、日々続けることが大切です。

ステップ④ ストロークの練習

引用元:ABCミュージックスクール

ある程度コードが上手に押さえられるようになったら、弦を鳴らす側(右利きなら右手)のストロークの練習を始めましょう。

ストロークは、腕を上から下に振り下ろすダウンピッキングと、下から上へ振り上げるアップピッキングの組み合わせになります。

ここまで出来るようになると、ギターを弾いている感を感じられるようになるので、モチベーションも上がりますね。

ステップ⑤ バレーコード(F・B)の練習

コードの練習を進めてくるとぶつかるのが、「Fの壁」です。

人差し指で6本の弦を押さえるのがとても難しく、ここで挫折してしまうことも多いです!

ですが、Fコードが弾けるようになれば、演奏出来る曲も増えるので、頑張って練習しましょう。

BコードもFコードと似ているので、併せて練習して下さい。

Fコードの押さえ方

引用元:ELT伊藤一朗いっくんTV

Fコードは、6本の弦の1フレットを、人差し指で全て押さえなければいけません

併せて、薬指で5弦の3フレット、小指で4弦の3フレット、中指で3弦の2フレットを同時に押さえます。

この人差し指がポイントで、とても難しいですが、コツを掴んでしっかりと練習して下さい。

Bコードの押さえ方

引用元:ACOGI CHANNEL

BコードもFコードと同じように、5弦から1弦の2フレットを人差し指で押さえます。

同時に、中指で4弦の4フレット、薬指で3弦の4フレット、小指で2弦の4フレットと、4フレットに3本の指が集まるため、ここにもコツが必要になります。併せてマスターするようにしましょう。

ステップ⑥ カノン進行の練習

引用元:0Bach0

C → G → Am → Em → F → C → F → G、と順に鳴らすのをカノン進行と言います。

その名の通り、ヨハン・パッヘルベルの「カノン」に用いられているコード進行です。作曲家の名前まで分からなくても、聴けば誰もが知っているクラシックの名曲ですね。

耳馴染みが良く、作曲の中心となっている基本的なコード進行なので、身につければ弾ける曲が増えます

滑らかに奏でられるよう、しっかりと練習を重ねて下さい。

ギター初心者が上手くなるためのコツ

コツコツと練習することは基本ですが、遠回りすることなく上達していくために、大切なことがいくつかあります。

✔上達するためのコツ
  1. 曲から始めない
  2. アンプを繋ぐ
  3. 自宅に練習環境を作る
  4. 毎日決まった時間に練習する
  5. 教則本を使う
  6. ギター教室に通う

① 練習を曲から始めない

基礎練習をしていないために指が動かなかったり、コードを知らなかったりすると、曲の練習を始めても途中で挫折してしまうパターンが多いです。

第2章で解説した練習を積み重ねることが基本なので、地味に感じるかもしれませんが、1つ1つ順を追って練習していきましょう。

② アンプを繋ぐ

エレキギターの場合は、ギターをアンプに繋ぐことで、生音のままでは聞き取りにくい部分まで耳で拾うことが出来ます

音を聴く練習にもなり、細かい音が聞こえることで丁寧に弾くようになります。

単純に、大きな音を出して弾くのは気持ちが良い!というのもありますね。

③ 自宅に練習環境を作る

自宅には、思い立ったときにギターを弾くことが出来る場所を作ることが大切です。

例えば、ギターはケースに仕舞わずに、スタンドに立てておくと良いでしょう。

毎日練習するためにも、自宅の環境を整えるのは必要なことです。

④ 毎日決まった時間に練習する

気の向いたときにギターを手に取るより、この時間はギターの練習をする!と決めることで、メリハリができ、毎日練習を続けやすくなります。

「今から1時間クロマチックの練習をしよう!」「今日はバレーコードをひたすら練習する!」と、テーマを決めて取り組むのも、集中して練習するには良いことですね。

⑤ 教則本を使う

引用元: 古川先生の初めてのソロギター講座

教則本は、ギターの基本やコードの練習等、段階的に学ぶことが出来ます

書店や楽器店にも売っているので手に入れやすく、独学のお供には最適と言えるでしょう。

Mスタおすすめのギター講座もご紹介しておきますね。

 

⑥ ギター教室に通う

独学にはどうしても限界があります。

ギター教室へ通ってプロに習うことも、上達のための方法と言えるでしょう。

Mスタでも、各地のギター教室の特集記事が沢山あるので、是非参考にして、自分に合った教室を探してみて下さい。

ギター初心者におすすめのギター

ギターの最初の1本選びには、様々な基準がありますが、「ルックスが好み!」というのも大切なポイントだったりもするので、あまり考えすぎなくても大丈夫です。

最初は安価なギターから始めるのが無難ですが、憧れの高額ギターを手に入れるのも、上達へのモチベーションになりますね。

ここでは、ギターの性能や価格面等からMスタが選んだ、エレキギター、アコースティックギターそれぞれの最初の1本におすすめギターと、ギターセットを紹介します。

また、ギター本体についてもMスタで特集記事があるので、そちらも参考にしてみて下さい。

エレキギター

ここからは初心者におすすめのエレキギターを紹介していきます。

①YAMAHA 「Pacifica PAC100 series」

 

パシフィカは、YAMAHAのエレキギターの代表機種

価格は比較的安価ですが、性能は充分な本格的モデルです。

②Epiphone「Les Paul Standard」

Epiphoneは、あのギブソン傘下のギターメーカーです。

本家ギブソンにも負けないほどの高性能レスポールを、ギブソンよりも安価で手に入れることが出来ます

③YAMAHA PACIFICA012 初心者14点セット

YAMAHAのパシフィカに、アンプやピック、シールド等が一緒になった、ギターをすぐに始められる初心者用セット。

コスパ的にも申し分なしです。

 

アコースティックギター

ここからは、初心者におすすめのアコースティックギターを紹介します。

①Epiphone「Hummingbird PRO」「Masterbilt Hummingbird」

ギブソンのハミングバードを再現したモデル。

ハミングバード独特のピックガードがオシャレですよね。

②YAMAHA F600 アコースティックギター 初心者セット

YAMAHAが誇る伝統的オリジナルモデル「FG」のデザインを受け継いでいるF600の、初心者セット。

価格以上の品質のギターに基本的なパーツが含まれた、最初の1本に自信を持っておすすめ出来るセットです。

 

ギター初心者におすすめの曲5選!

ここまでの基礎練習を踏まえて、初心者が最初に挑戦しやすい曲を、Mスタ厳選でご紹介します。

✔おすすめ曲のポイント
  • テンポが速すぎない
  • コードの繰り返しが多い
  • バレーコードが少ない
  • カノン進行で弾ける
  • 自分が好きな曲!

ギター初心者におすすめの曲①
あいみょん - マリーゴールド

出典元:あいみょん

あいみょんの大ヒット曲ですね。

コードの種類がシンプルで、初心者がコードを覚えるためにも最適な曲です。

難関のFコードが出てきますが、曲の中でバレーコードを押さえる練習を頑張りましょう。

ギター初心者におすすめの曲②
スピッツ - チェリー

出典元:spitzclips

何年経っても色褪せない、スピッツの代表曲の一つです。

ギター初心者の練習曲として定番の曲で、カノン進行が使われています

ギター初心者におすすめの曲③
MONGOL800 - 小さな恋のうた

出典元:MONGOL800

CM等でも良く耳にする、素直なメッセージ力が魅力的なモンパチの代表曲です。

初心者バンドがよくコピーする曲で、ギターも簡単ですが、案外テンポの速い曲なので、メトロノームで速度を掴むようにしましょう。

ギター初心者におすすめの曲④
DISH// - 猫

出典元:DISH// official YouTube channel

俳優でも大人気の北村匠海が歌う切ないバラードで、大ヒットしました。

特殊なコードはほとんど無く、基本的なコードが沢山出てきます

基本コードを覚えるには最適ですが、コードの種類が多いので、いくつか難易度の低い曲を練習した段階で挑戦してみるのが良いでしょう。

ギター初心者におすすめの曲⑤
菅田将暉 - 虹

出典元:菅田将暉 Official Channel

石崎ひゅーいと、大人気実力派俳優の菅田将暉がタッグを組んだ、胸を締め付けるようなウェディングバラードです。

カノン進行を少しひねったコードパターンが使われているため、本来のカノン進行とは違った響きになっています。

カノン進行にも様々なバリエーションがあるので、この曲を練習することで、応用が利くようにもなるでしょう。

ギターの練習を始めよう!

ギター初心者

ギター初心者がどのようにギターを始めていけば良いのか、ここまで解説してきましたが、いかがでしたか?

練習は大変ですが、弾きたい曲や、バンド演奏等、目標に向かう努力なら頑張れますね。

今回の記事を参考に、是非ギターの練習を始めてみて下さい!

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