VTuberはYouTubeやニコニコ動画などの動画サービスだけでなく、街中やテレビなどの動画広告でも見かける機会が多くなりました。
一般のYouTuberやインフルエンサーのように、コンテンツが確立していれば個人でもVTuberとして長く活躍することができます。
最近はVTuber用のアバターを作成するソフトが増えてきましたが、初心者の場合はどれがおすすめかが分からなくて悩んでしまうはずです。
本記事では初心者向けのVTuberのアバター作成ソフトをご紹介するので、PCとスマホのどちらかで作成を検討している人は参考にしてみてください。
- VTuberの作成に必要なもの
- 初心者でも簡単に使えるVTuberソフト
- VTuberソフトを選ぶ際に大切なポイント
Contents
そもそもVTuberとは?
引用:YouTube
VTuberは「Virtual YouTuber」の略称で、モーションキャプチャーで作られた3Dのアバターが出演しています。
VTuberはアバターを用いて2Dおよび3D空間で撮影しているので、顔を出さずにYouTube活動ができることが魅力です。
ただしVTuberは自分の分身になるアバターを用意する必要があり、アバターを動かしたり作成したりするための機材やソフトにお金がかかってしまいます。
国内ではキズナアイやすーぱーそに子などの美少女系VTuberが人気で、キズナアイに関してはYouTubeチャンネルの登録者数が300万人越えです。
VTuberが動く仕組み
VTuberに用いられるアバターの動きはモーションキャプチャーで再現されており、全身の動きだけでなく表情までもを正確に読み取ってくれます。
最近はモーションキャプチャーで喜怒哀楽を繊細に表現するだけでなく、ボイスチェンジャーを用いて自由に声を変える人も増えてきました。
配信をするにはアバターを動かすためのマイクやウェブカメラが必要で、本格的にVTuber活動をするにはある程度音質がいいマイクを使用するのがおすすめです。
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VTuber制作に必要なもの4つ
VTuber活動をするにあたって必要な機材を揃えるには、最低でも20~30万円ほどの費用がかかると言われています。
VTuber活動で必要な機材は基本的に以下の4つですが、初心者の場合は専用のスマホアプリから使用するのがおすすめです。
- 高スペックPC
- Webカメラ
- マイク
- 編集ソフト
PCに関してはCPUがCore i7もしくはRyzen 7以降のものがおすすめで、最低でも10万〜15万円ほどあれば十分なスペックの機器が購入できます。
Webカメラやマイクに関しては、5,000円以下のものでも十分な品質であるものがほとんどです。
初心者でも簡単に使えるVTuberソフト【PC編】
VTuberの配信方法はLIVE配信と動画配信の2種類に分かれ、LIVE配信は生放送で配信をする手法で編集ソフトがとくに必要ありません、
しかしLIVE配信は機材やソフトの操作に慣れていないと、普段の生活や自分の素顔が公開されてしまうというトラブルを起こすことがあります。
VTuber活動に慣れるまでは編集ソフトで動画を編集し、音声やモーションを付けて発信するのがおすすめです。
ここからはアバター作成に適したPCソフトをご紹介するので、ほかのVTuberと差別化を図るためにも参考にしてみてください。
Wondershare DemoCreatorは作成したアバターを使用し、背景にゲーム画面やプレゼン資料などを投影してライブ配信をおこなうためのソフトです。
VTuber動画の作成だけでなく動画編集にも対応しており、ボイスチェンジやエフェクトの種類が豊富に揃えられています。
ほかにもトランジションや字幕機能などの機能も一通り揃っており、ほかのソフトと併用しなくても高品質な動画に仕上げられるのが魅力です。
アバター作成から動画編集まで直感的な操作でおこなえるので、VTuber初心者はぜひWondershare DemoCreatorを活用してみてください。
②VRoid Studio
VRoid Studioはオリジナルの3Dアバターを作成するためのソフトで、VRM形式に対応した配信用ソフトと併用することでVTuberになれます。
アバター作成の知識がない方でも、手軽に使用できるほど簡単な使い方であるのが特徴です。
現在はスマホアプリ版のVRoidモバイルが配信されており、自分がやりやすい方法でVTuber撮影がおこなえます。
2021年11月からはアクセサリーやアイテムが多く追加されているので、より本格的にアバター作成をおこないたい人はVRoid Studioを使用してみましょう。
③Live2D Cubism
Live2D Cubismはイラストに動作を付けるために使用するソフトで、原画のイラストを用意するだけでパーツを分解して素材を作ることができます。
Live2D Cubismには無料版があり、有料版を購入する前にどのくらいアバターを動かせるかを試せるのが魅力です。
ちなみにLive2D Cubism単体ではライブ配信や撮影はできませんが、事前に静止画を作成しておけば編集中に素材として挿入する際に使用できます。
④Animaze Desktop
Animaze Desktopは基本無料でアバター作成ができるソフトで、無制限でコンテンツを使用したい場合は月額料金を払うことになります。
作成したアバターはYouTubeだけでなく、Google MeetやDiscordでも使用できるのが便利なところです。
アバターは髪の毛や肌の色を調整することができ、自分が理想とする人物のアバターを自由に作成できます。
アバターには動物や無機物などをモデルにしたものもあり、また背景や小道具などの種類が多く用意されているのも魅力です。
⑤VseeFace
VseeFaceは海外で注目を集めている3Dモデル用のカメラツールで、ほかのソフトで作成したアバターや背景をインポートすることでVTuberになれます。
アバターの視線や口の動きをしっかりと再現してくれたり、カメラの角度を変えて360度全身を映してくれたりするのが魅力です。
VseeFaceでは背景の透過ができないので、動画を撮影する際は配信ソフトや配信プラットフォームの機能を利用してください。
初心者でも簡単に使えるVTuberアプリ【スマホ編】
PC版のVTuberソフトは細かい部分までアバターの編集ができますが、編集を簡単に済ませたい場合はスマホアプリを使用するのがおすすめです。
ここからは初心者向けのスマホ用のVTuberアプリをご紹介するので、気軽にVTuber撮影をしたい人はぜひ参考にしてみてください。
①Mirrativ
Mirrativは主にゲーム配信をするためのアプリで、アバターを作成するにはアプリ内のエモモと呼ばれる機能を使用します。
最近はカラオケ配信用のエモカラという機能が追加され、アバターが歌を歌っているような映像を配信できるのが魅力です。
コミュニティでは好きなゲームや歌を通じ、ライバー同士がつながって互いの配信を楽しむことができます。
ゲームやカラオケが好きな人にはぜひおすすめなので、気軽にVTuberデビューしたい人はぜひMirrativを利用してみてください。
②topia
topiaは自分が作成したアバターでカラオケ配信をするライブアプリで、JOYSOUNDと提携していることから20,000もの楽曲を自由に歌えます。
topiaのアバターは顔の形や体型だけでなく、髪型やフェイスペイントなども細かく設定できるのが魅力です。
topiaで作成したアバターはガイドラインに従っていれば、別の配信アプリでも利用することができます。
カラオケとVTuber配信の両方が楽しめるので、歌に自信がある人はぜひtopiaでVTuberデビューをしてみましょう。
③ニコニコ生放送アプリ
ニコニコ生放送アプリは名前通りニコニコ動画専用のライブ配信アプリで、配信中にエフェクトやニコニコ動画内のコンテンツを挿入することができます。
VTuberになるには設定画面でバーチャルライブ配信を適用させ、アプリ内にあるアバターかすでに所有しているアバターを選択するだけです。
連携するアプリによっては背景やボイスを変えられるので、自分に適した環境を自由に作成したい場合はニコニコ生放送アプリを使用しましょう。
④SHOWROOM V
SHOWROOM VはSHOWROOMのバーチャル用アプリで、アバターの品質がとても高いことから多くの人に注目されています。
VTuberとして活動する場合はまずSHOWROOMに会員登録し、SHOWROOM Vアプリと連携するだけです。
ライブ配信では本人の動きや表情をしっかりととらえ、リアルに感じさせる距離感で配信することができます。
⑤カスタムキャスト
カスタムキャストは高品質なアバターを簡単に作成できるアプリで、初心者でも簡単にカスタマイズができるのが魅力です。
作成したアバターはニコニコ生放送で利用することができ、スタジオ機能を適用させれば自由にポーズを付けることもできます。
カスタムキャストには月額550円の有料サービスもあり、限定のアイテムや機能を入手できるのが便利なところです。
VTuberソフトを選ぶ際に大切なポイント
VTuberソフトを選ぶ際は、以下のポイントを押さえているかどうかに注目しましょう。
- 対応しているOS
- アバターのカスタマイズ性やレイヤー表示などの機能
- ライブ配信機能の有無
- 自分が動画を投稿したいプラットフォームに対応しているかどうか
- 予算の範囲内に合っているかどうか
- ボタンの配置や動作の軽さなどが自分に合っているかどうか
VTuberソフトにはアバターを作成する機能しかないものや、ライブ配信でゲーム実況ができるものなどさまざまなものがあります。
基本的にVTuberソフトを選ぶ際は、自分がやりたいことに合ったものを選ぶのがおすすめです。
VTuber初心者には3Dアバターがおすすめ
VTuber初心者は3Dアバターを利用するのがおすすめで、初心者が挑戦しやすいように無料で利用できるものが増えてきました。
ほかには直感的に利用できるようになっているのも特徴で、専用のトラッキングソフトを用いれば簡単に素材を撮ることができます。
しかし配信画面の映り方やファイルサイズを重視する場合は、2Dアバターのほうが配信に適する場合がほとんどです。
アバターを自作できる能力や金銭的余裕がある人は、2DアバターでVTuber用のアバターを作成しましょう。
無料にこだわるならスマホアプリがおすすめ!
無料にこだわる場合はnizima LIVEを使用するのがおすすめで、基本無料で多くの機能を利用することができます。
別途で専用ソフトを併用しなければ使えない機能が、アプリ内に多く詰め込まれているのも魅力です。
有料プランは月額550円で利用できますが、無料版との主な違いはアバターを商用利用できるかどうかしかありません。
年間契約をすれば月ごとの料金が少し安くなるので、長期間の利用を検討している人は年間契約がおすすめです。
まとめ:VTuberソフトで理想のアバターを入手しよう
引用:YouTube
ほとんどのVTuberは2Dアバターを用いていますが、導入コストが大きいだけでなく絵心がなければ作成が難しいです。
一方で3Dアバターは直感的に作成できるツールが多く、デザインの知識がない人でも手軽に利用することができます。
また自分でアバター作成ができない場合は、外部に依頼してオリジナルのアバターを作成してもらうのもおすすめです。
現在は無料で利用できるアバター作成ソフトが配信されているので、どれを利用しようか悩んでいる人はそこから探してみましょう。