2DCG(2次元CG)や3DCG(3次元CG)のアバターを用いて、動画投稿や生配信をするVTuber。
人気コンテンツとして注目を集めているので、「VTuberになってみたい」と思ったことがある人の方が多いのではないでしょうか。
VTuberになるなら、自分のかわりに動くアバターはもちろん、ロゴもオリジナリティのために必要な要素です。
今回は、VTuberのロゴの作り方や作成の流れ・コツを紹介していきます。
- VTuberのロゴ作成の流れ
- VTuberのロゴ作成のコツ
- VTuberのおすすめロゴ作成ソフトやアプリ
VTuberのロゴ作成の流れ
まずは、VTuberのロゴ作成における流れを紹介していきます。
- ①どんな風にしたいかイメージを考える
- ②フォントやカラーを決める
- ③ロゴ装飾を決める
- ④ロゴ作成のツールを用意する
①どんな風にしたいかイメージを考える
VTuberは、それぞれかわいらしさやクールなキャラなどさまざまなキャラクターを持っています。
もちろん、ロゴもキャラクターの印象に合わせて作成すべき。
そこで、作成前にどのようなロゴを作るべきかしっかりとイメージしておくとよいです。
行き当たりばったりでは、良いロゴをなかなか作れないので気を付けましょう。
②フォントやカラーを決める
ある程度ロゴのイメージが固まったら、フォントやカラーを決めるステップにすすみましょう。
やわらかい文字や堅い文字など、フォントでロゴ全体の印象が変わります。
また、カラーも雰囲気や印象を伝える手段です。VTuberとしてのイメージカラーになるので、好きな色やコンセプトに合う色など、考えて決めてみましょう。
最後に、ロゴ全体で見た時の配色バランスも留意することも大切です。
③ロゴ装飾を決める
ロゴのイメージがある程度決まってきたら、装飾を追加するかどうか検討してください。
装飾は必須ではありません。アバターやロゴに、ちょっとした印象を付け足すの手段です。
ただし、いくつも装飾してしまうとうまく印象がまとまりません。
装飾は、音符、星、ハート、動物の耳などさまざまな種類が存在します。
ロゴに付け足したい装飾があれば、いくつかピックアップしておいて、色々な場所に配置して試してみましょう。
④ロゴ作成のツールを用意する
ロゴ作成にあたって、ロゴ作成のためのツールを用意してください。
「アイビスペイント」、「Illustrator」、「CLIP STUDIO」などいくつもの描画ソフトがあります。自分が操作しやすいソフトを探してみましょう。
無料のイラスト描画ソフトもたくさんあるので、まずは、無料のツールからチェックしてみてはいかがでしょう。
ソフトによって機能が違いますので、ボタンやツールボックスなど試してみたり調べてみたりして決めるのもおすすめです。
VTuberのロゴ作成のコツ
初心者がいきなりロゴを作成しようとしても、なかなか作業に取り掛かりにくいものです。
そこで、次はVTuberのロゴ作成のコツについて紹介します。
- ①キャラのコンセプトやイメージを明確にする
- ②ロゴの使用シーンを検討しておく
- ③サイズは大きめに作成しておく
- ④フリー素材の中からフォントを探すのもよい
①キャラのコンセプトやイメージを明確にする
引用元:にじさんじ公式サイト
自身のアバターがどのような個性があるのか、どのような見た目なのかと合わせて、どういう印象を作り上げていきたいかといったコンセプトを明確にしましょう。
上記画像は、にじさんじに在籍しているVTuberのプログラムページです。
イベントのフォントとロゴは違う書体を使っていて、それぞれのイベントごとにフォントも適時選ばれているケースもあると分かります。
思い浮かばないときは、他のVTuberのコンセプトやロゴを参考にしてみるのもおすすめです。
②ロゴの使用シーンを検討しておく
作成したロゴをどのようなシーンで使うか、あるていど想定しておきましょう。
動画に表示し続けるタイプのロゴか、待機中のみ表示するロゴか。または、両立させるか、常時表示用と待機中用で別のロゴを用意するかといった想定です。
昼のような明るい動画と夜のような暗い動画で、配置したロゴの見やすさは異なるものです。
ただ、ロゴさえ決定してしまえば、ロゴに背景を付けたり、背景の明暗によって縁を付けたり、ロゴの透明度を上げたりなど対処法は色々あります。
③サイズは大きめに作成しておく
ロゴの作成サイズは、できるだけ大きめに作成しておくべきです。ロゴを大きめに作るだけで、解像度に対応できます。
小さいサイズのロゴでは、大きくすると解像度等が下がってしまってぼやけて不鮮明に。サムネイル用サイズのロゴを引き延ばして、動画画面に貼り付けると不鮮明になることと同じ原理です。
あらかじめ使用箇所が決まっていれば問題ありませんが、大きめに作成しておくとサイズ調整できるロゴを作成できるので、大小のサイズ変更へ対応できます。
④フリー素材の中からフォントを探すのもよい
多くの描画サイトでは、あらかじめフォントがいくつも内蔵されています。
とはいえ、決められたフォントだけではイメージと合ったものがあるかわかりません。
そこで、フリー素材のフォントを探してみるのがおすすめです。
VTuberの活動で利用できる商用利用もフリーのフォントを選びましょうね。
VTuberのおすすめロゴ作成ソフトやアプリ
それでは、VTuberのおすすめロゴ作成ソフトやアプリについて紹介していきます。
今回は、描画ソフトをまだ持っていない方でもすぐに導入できる無料のソフトやアプリを紹介します。
アイビスペイント
引用元:公式HP
アイビスペイントは、スマホでイラストを作成できるアプリです。
画像編集ツールとしても高く評価されており、多くの方が利用しています。
無料版でも十分な操作や機能を期待できるため、問題ないでしょう。
Canva
引用元:公式HP
Canvaは、無料でロゴやポストカードなどさまざまなイラストを作成できるソフトです。
いくつもの企業が導入している優れもので、多数のテンプレートがあるため初心者でも扱いやすいでしょう。
有料版もありますが、初心者は無料版から始めて操作に慣れてみるのもよいかもしれませんね。
VTuberのロゴ作成が難しければ外注もアリ!
ロゴの作成は初心者や素人には難しい要素はたくさんあります。
もともと絵を描いたり美術が好きだったりという人でないなら、いっそロゴ作成を外注してしまいましょう!
- VTuber向けのロゴ作成者を探す
- ロゴのコンセプトやイメージなどを事前に伝えておく
- 修正依頼が可能な相手を探す
- VTuberロゴ作成の費用相場
ロゴ作成を外注できれば、高いクオリティを期待できます。
VTuber向けのロゴ作成者を探す
「ココナラ」や「SKIMA」などのクラウドソーシングやSNSなどを利用して、ロゴ作成を受注している人や業者を探しましょう。
ロゴを作った経験がある業者でも、VTuberのロゴ作成の経験がない方もいるので、「VTuberのロゴ依頼」ということを明記して募集してください。
すでに、VTuberのロゴ作成の経験者や精通している業者を優先して探すこともおすすめです。
ロゴはVTuberにとって大切な要素。自分で作成するより慣れた人や「この人にロゴ作成お願いしたい」と感じる人へ外注するのも一つの方法です。
ロゴのコンセプトやイメージなどを事前に伝えておく
外注する際は、クリエイターにきちんとロゴ作成に当たる際のイメージを伝えておく必要があります。
ロゴのイメージや好きな色、または、コンセプトや使いたい色などを、明確に伝えることが、イメージに近いロゴを作成してもらう近道です。
キャラの個性や設定、イメージカラーや装飾など、具体的な打合せして作成に取り掛かってもらいましょう。
何も詳しいことはわからないからといって、丸投げしてしまうのはお互いにとって良くありません。
トラブルのもとにもなりますので、きっちりイメージを伝えて、伝え忘れたことは連絡できるような関係をつくっておきましょう。
修正依頼が可能な相手を探す
きちんとイメージやコンセプトを伝えても、うまくクリエイターに伝わっていない可能性があります。
初回の納品で修正してもらいたいときに対応できる、対応力のある人や業者を見つけましょう。
初回納品後の修正に対応可能かどうかを、打ち合わせで確認しておくと安心です。
「追加費用が発生するならもうこれでいいか」と妥協してしまうと意味がありません。
そのため、あらかじめ無料で修正依頼を受け付けてくれるクリエイターを探すとベターです。
VTuberロゴ作成の費用相場
ロゴの作成は、スキルや知識があればだれでも可能です。そのため、プロからアマまでたくさんのクリエイターがいます。
フリーランスとして活動するクリエーターは数千円から受注することもあり、人気クリエイターでは2万円以上することもあるでしょう。
無限の予算があるわけではないので、プロでもアマでも、予算に合わせてクリエーターを探す方が賢明です。
まとめ
今回は、VTuberのロゴの作り方や作成の流れ・コツを紹介しました。
ロゴ作成は、あらかじめアバターのイメージやコンセプトをしっかりと把握しておくことが大事です。
そして、フォントやカラー、装飾などイメージに合わせたものを選び、どのような印象を与えるのか決定します。
また、デザイン作成などが苦手な方は思い切って外注してしまうのも有効です。
初めてのVTuberへの道のりは少し長いかもしれませんが、1つ1つ丁寧に進めていきましょうね。