VTuberの自己紹介動画は自分の魅力を伝えるための動画で、初見の視聴者の心をつかんだり興味をもってもらったりするファーストアクションです。
SNSやライブ配信での話題を集めるためにも、自己紹介動画を的確に作成する意識はもっておきましょう。
自分の魅力や今後の目標、趣味や好きなことを伝えることで、共通点のあるファンを獲得しやすくなります。
自分に興味を持ってくれた人がいつでも視聴できる自己紹介動画を用意し、自分の魅力をアピールできるようにしましょう。
本記事ではVTuberの自己紹介動画の作り方をご紹介するので、自己紹介動画を作るときのアイデアや考え方の参考にしてみてください。
- VTuberの自己紹介動画を作る意味
- VTuberの自己紹介動画の作り方
- 自己紹介動画を作成する際に必要なポイント
Contents
Vtuberの自己紹介動画とは?
引用元:風渚こあKoa.channel
Vtuberの自己紹介動画とはそのVTuberの特徴や今後の目標など、プロフィールを簡潔に紹介する動画です。
上記動画から、総勢55名の新人VTuberの自己紹介動画を連続して視聴できます。
自己紹介動画は名刺のような役割を果たす側面もあり、これから本格的にVTuber活動を始めるために欠かせません。
自己紹介動画で趣味や好きなことについても触れておけば、自分と同じ趣味を共有できるファンが付きやすくなります。
Vtuberの自己紹介動画を作る意味
VTuberやYouTuberが自分について簡潔に知ってもらう手段として、自己紹介動画を見てもらうことが最適な方法です。
自己紹介動画のクオリティ次第で、ファンが離れるリスクを軽減することにもつながります。
また、VTuber活動を続ける中で、目標やアバターのビジュアルが変わるタイミングで新しい自己紹介動画を投稿するのもおすすめです。
多くの人に自分を応援してもらうためにも、自己紹介動画はデビュー時やアバター変更時に投稿しておきましょう。
自己紹介動画の作り方
VTuberの自己紹介動画を作成するには、まず、事前準備からはじめてください。事前準備をしたほうが見やすい自己紹介動画に仕上がりやすいです。
ここからは、VTuberの自己紹介動画を作る際の手順を解説していきます。
①構成を考える
VTuberの自己紹介動画では自分の特徴や目標だけでなく、ツッコミどころやおもしろい経歴も紹介するとインパクトを残したり伝えたりできます。
興味をもってもらえる自己紹介動画が目標なので、ただ一方的に伝えるだけではなく、ツッコミどころがあったりおもしろいと感じてもらったりできる動画内容が大切です。
自己紹介動画で伝える内容は、以下の項目を参考にしてみてください。
- 名前
- 生い立ちや設定
- 今後の活動内容
- 夢や目標
- 好きなものと苦手なもの
- 特技
VTuberはアイドルのように、恥ずかしがらずに堂々と自分の魅力を伝えるほうがファンが付きやすいです。
撮影時は、ファンが目の前にいることを想定し、相手に興味を持ってもらえるような話し方を心がけましょう。
②動画を撮影する
自己紹介動画では恥ずかしがらずに堂々とした態度で、自分の魅力や目標を分かりやすく伝えることが大切です。
自作したアバターを動かすソフトを使用し、そのアバターになりきって自己紹介動画を収録・撮影しましょう。
モーションキャプチャーでアバターを動かせない人は、立ち絵イラストを用意して音声やBGMを挿入するだけでも問題ありません。
自己紹介動画では「楽しそう」や「おもしろそう」など、視聴者に興味を持ってもらえるような内容を心がけましょう。
③撮影した動画を編集する
自己紹介動画を撮影した後は、アバターの動き・背景・ロゴの3つを合成させて1本の動画に仕上げましょう。
より見やすい動画にしたい場合は効果音やテロップを入れたり、顔をアップさせたりするのがポイントです。
VTuberの動画はスマホアプリだけでも作成できますが、PCで編集すると細かい機能を付けられます。
ただしPCで編集するにはさまざまな機材が必要なので、自分の予算に合わせて機材を調達しましょう。
④編集した動画をYouTubeに投稿する
撮影した動画を編集し終えた後は、タイトルやサムネイルを工夫してからYouTubeに投稿しましょう。
タイトルやサムネイルが工夫されていなければ、動画を再生してもらえないことになりかねません。
自己紹介動画は「撮影した動画を編集して終わり」でなく、細かい部分も手を抜かずに丁寧に作ることが大切です。
自己紹介動画を作る際の注意点2つ
VTuberの自己紹介動画では、以下の2つを押さえていると視聴してもらいやすくなります。
- ファン目線で動画を作成する
- 5分前後にまとめる
それぞれ詳しくご紹介するので、より見やすい動画を仕上げたい人は参考にしてみてください。
①ファン目線で動画を作成する
VTuberの動画を視聴する人は、基本的に癒しや元気を求めている傾向にあります。
内容だけでなく、聞き取りやすい話し方やトーンにも意識して撮影することが大切です。
ファンの立場になって明るく元気な態度を心がけ、見やすいと感じてもらえる動画を作成しましょう。
②5分前後にまとめる
VTuberの自己紹介動画は長くなりすぎると途中でブラウザバックされ、短すぎると自分の魅力が伝えらえずにファンが付かなくなります。
自己紹介動画は5分前後にまとめることを意識し、その時間内で簡潔に自分の魅力や目標を伝えましょう。
また自己紹介動画に留まらずYouTubeに投稿される動画は、最初の5秒で視聴し続けるかどうかを決められやすいです。
冒頭のあいさつもおもしろ味のある内容で、なおかつ無駄に長くならないように工夫しましょう。
自己紹介動画を作成する際に必要なポイント8つ【文章編】
VTuberの自己紹介動画の撮影では、下記の8つの項目を分かりやすく伝えると見やすいコンテンツに仕上がります。
- オリジナルの挨拶
- VTuber名
- 生い立ち
- 今後の活動内容
- 目標
- 好きなもの・苦手なもの
- 特技
- 最後の挨拶
上述した項目は一見簡単な内容に聞こえても、魅力的な内容の文章を考えるのは少し難しいです。
しかし上手く作れれば自分自身について詳しく知ってもらえるので、動画の作り方が分からない人はぜひ参考にしてみてください。
①オリジナルの挨拶
動画の最初で話すあいさつはテンプレートに惑わされず、自分の印象を強く持たせる内容にすると注目を集めやすいです。
たとえばHIKAKINさんの「ブンブンハローYouTube」は、国内では有名なあいさつとして幅広く知られています。
最初のうちは「ハロー」や「どうもどうも」といった感じで構いませんが、活動に慣れてきたら独自性を織り交ぜたあいさつに変えてみましょう。
②VTuber名
VTuber活動で名前は必要事項なので、自己紹介動画で必ず伝えましょう。
難しい漢字や当て字を使用している場合、「どのような名前の読み方なのか分からない」ということになりがちです。
自己紹介動画では「自分は○○といいます」だけでなく、「○○と呼んでほしいです」と伝えれば関わりやすい印象を視聴者に伝えることができます。
愛称も考えておく
自分が呼んでほしい愛称がある場合は、自己紹介動画で伝えるとファンから親しみを持ってもらいやすいです。
たとえば、委員長系VTuberとして活躍している月ノ美兎は、ファンから「委員長」という愛称で親しまれています。
電脳少女YouTuberシロは、テンションが高いと声が甲高くなることから「シロイルカ」と呼ばれることも。
「くん付け」や「ちゃん付け」に指定する必要はないので、自分が呼んでほしい愛称があれば自己紹介動画で伝えてみてください。
③生い立ち
自己紹介動画を作成するなら、ユニークな生い立ち設定を考えてみることもおすすめです。
というのも、VTuberになるためのソフトやアプリ開発が進み、スマホだけでもアバターの作成から配信まで可能に。そのため、アバターのデザイン・個性だけでファンをつかみにくい状況になっています。
生い立ちの具体例に、「起きたら人間の姿になっていた」や、「人間と友達になるために擬態している」なども有名です。
自己紹介動画を見た人に興味をもってチャンネル登録してもらうために、外見の特徴や生い立ちなど詳しく説明してみましょう。
④今後の活動内容
VTuberの自己紹介動画ではゲーム配信や歌ってみた配信など、どんな動画をメインに投稿していくかを伝えてみましょう。
逆に活動内容を伝えなければ方向性が分からず、どんなに可愛いアバターでも最初の段階で飽きられる要因となってしまいます。
とくに決まっていない場合は現段階の予定を説明し、活動していきながら徐々に決めていくことを伝えてみてください。
⑤目標
自己紹介動画で目標を伝えると、初期からファンに応援してもらえるようになります。
自己紹介動画での目標は、特定のYouTuberとコラボすることや、目標のチャンネル登録者数を伝えるVTuberがほとんど。
また、出生地の魅力を伝えることや、現実にはない世界でアイドルになることを目標にするVTuberもいます。
目標は非現実なことでも良いので、視聴者に分かりやすく自分も目指したい内容にプラスして魅力的でユニークな目標を考えられるとベストです。
⑥好きなもの・苦手なもの
自己紹介動画で自分の好きなものと苦手なものを伝えておくと、視聴者が自分との共通点を探しやすくなります。
たとえばゲーム好きであることを最初に伝えておけば、自分と同じゲーム好きのファンが付きやすいです。
ほかにはSNSやライブ配信で盛り上がれたり、誕生日やイベントにプレゼントをもらえたりすることもあります。
好きなものがないなら、最近ハマっていることを伝えてみましょう。
⑦特技
誰にも負けない特技がある場合は、自己紹介動画で披露して古参のファンを定着させましょう。
ゲームが得意な人は現在ハマっているゲームを伝え、早速ゲーム配信をするのがおすすめです。
イラスト制作で活動していきたい人は、ペンとタブレットがあればその場で才能を披露できます。
歌ってみたもカラオケの音源とマイクがあればすぐ始められるので、動画を投稿するにあたって機材を調達しておきましょう。
⑧最後の挨拶
最後のあいさつはあまり工夫する必要はありませんが、独自性の高い文章を考えておくと視聴者の目に留まりやすくなります。
魅力的な挨拶は考え付かなくても、高評価の押下・チャンネル登録・コメントの投稿の3つは最低限伝えましょう。
自己紹介文のテンプレート
引用:YouTube
上述した項目が参考になったとしても、自己紹介の文章をいきなり作るのは難しいはずです。
そこで自己紹介動画の作り方が分からない人のために、簡単なテンプレートを用意しました。
下記のテンプレートは文章の「〇〇」に言葉を入れるだけで、自分の魅力を伝えられる文章に仕上がります。
テンプレートから自分なりに工夫して作り替え、オリジナリティを利かせた自己紹介を作成しましょう。
初めまして。本日から活動を始めることになった○○と申します。
今回が初投稿ということで、まずは私について知ってもらうために自己紹介をさせてください。
まず最初に私の名前は○○といいます。周りからは○○(あだ名)と呼ばれているので、皆さんも私のことは○○(あだ名)と呼んでくれると嬉しいです。
現在は○○県○○市から上京し、VTuberになる前は普通に会社勤めをしていました。
チャームポイントは○○(体の一部)で、よく○○だと周りから褒められることが多いです。
ここからは私の好きなことを紹介します。好きな動物は○○で、食べ物は○○が1番好きです。憧れのVTuberさんは○○さんで、○○なところに魅力を感じています。
一方で○○は昔から苦手で、克服できるように現在も努力しているところです。
私は昔から○○が得意でよく褒められることが多かったので、この動画でも少しだけ披露させてください。
そして私がVTuberデビューしたきっかけは○○で、いつか○○(目標)という夢を叶えるために○○(活動内容)を主にやっていく予定です。
ほかには〇〇(活動内容)をやりたいと考えています。皆さんに楽しんでもらえるようにライブ配信も検討中です。
今回は自己紹介動画でしたが、次の動画では○○をやる予定なので皆さんぜひ見に来てくださいね。
私をこれから応援してくれる人は、高評価の押下・チャンネル登録・コメントの投稿の3つをお願いします。
それでは次の動画でお会いしましょう。ありがとうございました。
自己紹介動画を作成する際に必要なポイント4つ【撮影編】
VTuberの自己紹介動画撮影時には、下記の4つを押さえておくと見やすいコンテンツに仕上がります。
- 音量や見やすさの調節
- 声のトーンや話し方
- アバターの表情や動き方
- サムネイル
上述した項目を押さえれば最後まで動画を見てくれるので、自分のファンを増やしたい人はぜひ参考にしてみてください。
①音量や見やすさの調節
動画作成において全体的に聞き取りやすい音量であるか、見やすい色合いであるかを細かく調節することが大切です。
音声とBGMのバランスが悪かったり、見づらい色合いになっていたりすると視聴してもらえなくなってしまいます。
VTuberの自己紹介動画にこだわらず、作成した動画はしっかりと見やすいかどうかを確かめましょう。
②声のトーンや話し方
VTuberはアバターを用いたYouTubeであるということを忘れず、明るく元気な話し方を心がけるとファンも笑顔になりやすいです。
テンションは高いほうが楽しい動画に仕上がりやすいですが、あまりに高いとファンを疲れさせる要因になってしまいます。
動画が完成したら必ずチェックしましょう。聞こえにくいシーンや分かりにくい言葉など話し方について確認してください。
③アバターの表情や動き方
VTuber動画は使用している機材や編集技術によって、モデルの表情や手足の動きを綺麗に反映させられます。
現在はスマホアプリ1つでVTuber動画を作成できますが、PCで作成したほうが丁寧で見やすい動画を作成しやすいです。
自己紹介動画は時間をかけて作成し、挿入する画像やBGMなどの細かい部分にもこだわりましょう。
④サムネイル
動画のサムネイルが工夫されていると、再生数が伸びる可能性が高くなります。
サムネイルは動画の一部をそのまま使用せず、その動画を再生してもらえるようなサムネイルを別途で用意しましょう。
VTuberの自己紹介動画まとめ
VTuberの自己紹介動画は、クオリティ次第でファンの数に大きく影響します。そのため、VTuberスタート時に特に大切です。
自己紹介動画では自分の好きなことや特技のほかにも、活動内容や目標を具体的にしましょう。
話す内容を考えるときは、テンプレートや他のVTuberの自己紹介動画を参考にし、同じ流れで自分の自己紹介文章を作って撮影してみてください。
トライ&エラーの考え方で撮り直しと編集を繰り返し、見やすい自己紹介動画作成を目指してみましょう!