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クラシック 音楽 おすすめ
エム
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ドラマでクラシックに興味を持ったけど、どの曲を聴けばいいのかな?

普段聴かない人にとって、クラシック音楽は敷居が高くて手を出しづらいと感じるかもしれません。

しかし、クラシックにはやる気を出したいときや癒されたいときなど、さまざまな場面にフィットする名曲があります。

今回は初心者におすすめのクラシック音楽を作曲者別に紹介します。

✔この記事でわかること
  • ベートーヴェンのおすすめ曲
  • ショパンのおすすめ曲
  • モーツァルトのおすすめ曲
  • バッハのおすすめ曲
  • シューベルトのおすすめ曲
  • チャイコフスキーのおすすめ曲
  • ドビュッシーのおすすめ曲
  • ラフマニノフのおすすめ曲
  • リストのおすすめ曲
  • エルガーのおすすめ曲
  • バッヘルベルのおすすめ曲
  • ヴィヴァルディのおすすめ曲

紹介する曲を聴いてみて、クラシックの世界に足を踏み入れてみましょう!

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Contents

おすすめのクラシック【ベートーヴェン】

クラシック音楽と聞いて、まずベートーヴェンが思い浮かぶ人も多いのではないでしょうか。

1770年にドイツに生まれたベートーヴェンは耳の病気で苦しみ、40代半ばではほとんど何も聞こえない状態になりながらも、多くの名曲を生み出しました。

特に交響曲が高く評価され、現在でも頻繁に演奏されています。

ピアノソナタ第14番「月光」第1楽章

月光の湖で揺らぐような穏やかな曲。


出典:Nobuyuki Tsujii Official Channel

全体を通して静かな落ち着いた曲で、曲名のとおり月の光に照らされている様子が目に浮かびます。

しかし、「月光」というタイトルはベートーヴェンがつけたわけではありません。

レルシュタープという音楽評論家が「まるでルツェルン湖の月光の波に揺らぐ小舟のようだ」と発言したことが広まり、「月光」と呼ばれるようになりました。

第一楽章は穏やかな曲調ですが、第三楽章では激しい曲調になるため聴き比べてみると面白いですね。

交響曲第5番「運命」

「ジャジャジャジャーン」必ず聴いたことがある交響曲。


出典:DW Classical Music

「ジャジャジャジャーン」という曲の入りを誰しも聴いたことがあるでしょう。この音は運命の扉を叩く音を表現しています。

そしてこの曲では交響曲で一度も使われたことのなかったピッコロ、コントラファゴット、トロンボーンといった楽器を初めて採用しました。

綾瀬はるか主演で2021年に放送されたドラマ「天国と地獄〜サイコな2人〜」のオープニングで使用されています。

交響曲 第9番

年末の風物詩「第九」。圧巻の合唱を体感せよ!

出典:DW Classical Music

この曲も「運命」と同様に人気の交響曲で、通称「第九」と呼ばれ、毎年年末に演奏されています。

完成したのはベートーヴェンが亡くなる3年前であり、最晩年の作品です。70分に及ぶ長時間の交響曲で、ベートーヴェンのこの曲に対する思いが伝わってきます。

そしてこの作品の見どころといえば、第4楽章「歓喜の歌」です。ここで、合唱が始まり壮大な世界観が広がります。

おすすめのクラシック【ショパン】

ショパンはポーランドに出身の作曲家で、「ピアノの詩人」とも呼ばれるなど、39年という短い生涯でピアノ音楽の可能性を広げました。

神経質な性格で、その性格を表すような繊細で美しい楽曲が特徴的です。

幻想即興曲

遺言で焼き捨てるようにと言っていた作品。

出典:Chopin Institute

現在でも多くの人に愛され、ピアノで演奏されている名曲です。同じメロディが何度も繰り返されるため、一回聴いただけで耳に残ることでしょう。

今でこそ人気がありますが、ショパンはこの作品を出版して欲しくなく、遺言で焼き捨てるようにと残していました。

しかし、友人のユリアン・フォンタナが捨てずに、ショパンの死から6年後に出版したことで世界に広まったのです。

ノクターン第2番

ショパンのノクターンでもっとも有名な作品。

出典:Nobuyuki Tsujii Official Channel

曲調が穏やかで、そっと優しく包まれているようなピアノの名曲。ショパンが書いたノクターンの中でもっとも有名な作品です。

ノクターンとは夜想曲と訳され、夜を連想させるような雰囲気の楽曲のことをいいます。

この作品が作られていたときには、ショパンの祖国ポーランドで革命運動が起こっていました。ショパンはオーストリアで活動しており、祖国のことが気になりながらも作曲をしていました。

そんな苦しい心境で生み出された「ノクターン第2番」であるからこそ、私たちの心は揺さぶられるのかもしれません。

練習曲作品10第3番ホ長調「別れの曲」

出典:CANACANA family

ショパンが「これ以上美しい旋律を作ったことはない」と言ってしまうほど、美しすぎるメロディが心に染み込む作品です。

この「別れの曲」というのは日本だけでの呼び方であり、1934年にショパンの生涯を描いた映画でこの曲が使用されていたため、映画のタイトルからそう呼ばれるようになりました。

「別れの曲」という名前の通り、美しいながらも切なさや悲しさを感じられます。

おすすめのクラシック【モーツァルト】

モーツァルトは、神聖ローマ帝国領にあったザルツブルク出身の作曲家です。

元々は哲学や歴史を学びに大学に行きましたが、途中から音楽家になったという異色の経歴を持ちます。

35歳と早くに亡くなくなりましたが、その間に600曲以上を作曲しました。モーツァルトの作品は、ベートーヴェンやシューベルトなど有名音楽家も影響を受けています。

アイネ・クライネ・ナハトムジーク

貴族の晩餐会に似合うモーツァルト最後のセレナード。

出典:AVROTROS Klassiek

「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」は、モーツァルトが作曲した最後のセレナードです。

セレナードとは元々「夕べの音楽」という意味があり、夜に窓辺で男性が恋人に向かって奏でる曲のことでした。モーツァルトの時代になると、野外で小編成による合奏音楽のことをセレナードと呼ぶようになりました。

「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」を訳すと、「小さな夜の音楽」という意味になります。まさに夜の晩餐会が合う曲調で、貴族の優雅な雰囲気を感じられます。

交響曲第40番

モーツァルトの交響曲の中でもっとも人気のある作品。

出典:Berliner Philharmoniker

モーツァルトが作曲した交響曲の中でも特に人気の高い作品。この作品は、同じ1788年に作曲された「交響曲第39番」「交響曲第41番」とともに「3大交響曲」と呼ばれています。

モーツァルトは41曲の交響曲を作曲しましたが、短調であるのはこの「交響曲第40番」と「交響曲第25番」の2作品のみです。

先ほど紹介した「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」の翌年に、「3大交響曲」生み出しており、この頃のモーツァルトの音楽家としての充実ぶりがわかります。

ピアノソナタ11番第三楽章「トルコ行進曲」

モーツァルトのピアノソナタでもっとも知名度が高い作品。トルコ風音楽を取り入れた。

出典:ピティナ ピアノチャンネル PTNA

まさに行進しているかのような軽快なリズムと華やかさが特徴的な作品。

モーツァルトが作曲したピアノソナタではもっとも知名度が高く、音楽をやらない人でも一度は耳にしたことがあるはずです。

この作品が作曲されたとされる1783年ごろには、トルコ風の音楽がヨーロッパで流行っていました、そのため、モーツァルトもトルコ音楽というトレンドを取り入れ、「トルコ行進曲」を作曲したのです。

おすすめのクラシック【バッハ】

バッハはドイツで活躍した作曲家で、17世紀〜18世紀に流行したバロック音楽を結実させた人物として知られています。

「音楽の父」とも呼ばれ、クラシック音楽にはなくてはならない基礎を作り上げました。

作曲家としてだけでなくオルガン奏者としても人気があり、即興演奏がヨーロッパ中で評判を呼んでいたようです。

G線上のアリア

バッハの原曲をバイオリニストが編曲した作品。

出典:Voices of Music

バッハが作曲した「管弦楽組曲第3番」BWV1068第2楽章の「アリア」をバイオリニストのアウグスト・ヴィルヘルミが編曲した作品です。

「G線上のアリア」のG線とはバイオリンに4本ある最低音の弦のことで、G線だけで演奏できるためこの曲名となりました。

心が落ち着くゆったりとした曲で、テレビでもBGMとしてよく使用されています。

主よ、人の望みの喜びよ

イエス・キリストを歌ったカンタータ。

出典:東京藝術大学音楽学部

「主よ、人の望みの喜びよ」は、教会カンタータ第147番「心と口と行いと生活で」の終わりの曲です。歌詞もあり、独唱や合唱で演奏されています。

カンタータとはプロステタントの教会で演奏される音楽のことで、キリスト教の教えを説いています。

教会に合うようなゆったりとしたメロディで、心が洗われるような気持ちに浸れます。

トッカータとフーガ 二短調

オルガンで演奏される壮大な曲

出典:横浜みなとみらいホール

バッハが21歳ごろに作曲したオルガンで演奏される曲です。冒頭のシリアスなメロディは、テレビで聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。

トッカータとは、オルガンなど鍵盤楽器による試し弾きが始まりで、即興の技巧的な音楽を意味します。フーガとは、メインのパートを追いかけていく形式の楽曲のことです。

曲の壮大さと、オルガンの厳かな音が非常にマッチしています。

Mスタ編集部
Mスタ編集部
嘉門達夫の「鼻から牛乳」のメロディにも使われています。

おすすめのクラシック【シューベルト】

シューベルトはロマン派初期の代表的な音楽家で、31年という短い生涯で1000曲以上を残しました。

そのうちの600曲は歌曲であり、多くのすばらしい作品も残したため「歌曲王」と呼ばれています。

魔王

ゲーテの詞に曲をつけた作品。雰囲気が暗く不安を感じるクラシック。

出典:OxfordLieder

この曲はゲーテの詩「魔王」にシューベルトが曲をつけた歌曲です。

熱を出した息子と医者に見せるため、息子を抱え馬で疾走する父親。そこに現れた魔王が子どもを誘惑し、父親の腕の中で子どもは息絶えていたという衝撃的な終わり方をします。

このストーリーに合わせるような怖さを感じる暗いメロディで、非常に不安な気持ちなります。

アヴェ・マリア

世界三大アヴェ・マリアの1曲

出典:Aida Garifullina

スコットランドの詩人兼小説家のウォルター・スコットの著作「湖上の美人」に曲をつけた歌曲集の曲で正式な名称は「エレンの歌 第3番」といいます。

多くの作曲家が聖母マリアの曲を作っており、グノーのアヴェ・マリア、カッチーニのアヴェ・マリアとともに「世界三大アヴェ・マリア」と呼ばれています。

ピアノ・ソナタ第18番「幻想」

シューベルト晩年にしてもっとも有名なピアノソナタ。

出典:ピティナ ピアノチャンネル PTNA

音楽批評家として有名なシューマンが「形式的にも精神的にも完璧である」と絶賛した、シューベルトのもっとも有名なピアノソナタ。

シューベルトが生前に出版した最後の曲で、4楽章で構成された大作です。

おすすめのクラシック【チャイコフスキー】

チャイコフスキーは19世紀に活躍したロシアの作曲家です。モスクワ音楽院で教師として働きながら、名曲を生み出していました。

特にチャイコフスキーが作曲したバレエ音楽は有名です。今回は「三大バレエ音楽」と呼ばれる人気の3曲を紹介します。

白鳥の湖

バレエ音楽といえばこの曲!

出典:medici.tv

バレエといえばこの曲がまず頭に浮かぶのではないでしょうか。「白鳥の湖」は、白鳥に姿を変えられた娘と王子が恋に落ちる物語です。

今でこそバレエ音楽の代名詞という扱いですが、当時は公演の評判は悪く、注目され始めたのはチャイコフスキーが亡くなった2年後の1985年のことでした。

眠れる森の美女

公演が大ヒット!チャイコフスキーの名を知らしめた作品。

出典:指揮者 吉田裕史 | モデナ・パヴァロッティ歌劇場フィルハーモニー音楽

チャイコフスキーが「白鳥の湖」以来、13年ぶりに依頼を受けて作曲した作品。フランスの作家シャルル。ペローの「眠りの森の美女」を題材にした、バレエ音楽です。

この「眠れる森の美女」の講演は成功し、チャイコフスキーがバレエ音楽家として名を広めることになりました。

くるみ割り人形

世界中で愛されるクリスマスの定番曲。

出典:指揮者 吉田裕史 | モデナ・パヴァロッティ歌劇場フィルハーモニー音楽

チャイコフスキーが手がけた最後のバレエ音楽であり、世界中でクリスマスの定番曲として愛され続けています。

ドイツの作家E.T.A.ホフマンの「くるみ割り人形とねずみの王」を題材としています。

クリスマスの夜、少女がプレゼントされたくるみ割り人形で遊んでいると、そのくるみ割り人形が王子に変身し、一緒にお菓子の国へ行くというストーリーです。

おすすめのクラシック【ドビュッシー】

19世紀のフランスのサンジェルマンに生まれたドビュッシーは「印象主義」と呼ばれるなど、絵画や詩をベースに作った美しい曲を多く世に送り出しました。

伝統的な音楽をあまり好んでおらず、現代音楽に通ずるような独創性が特徴的です。

月の光

ドビュッシーのもっとも有名な曲。月の光のような美しさが感じられるメロディ。

出典:avex PRcast

ドビュッシーの曲で最初に名前があがるのが「月の光」です。

28歳の時に作曲したドビュッシー初期の作品で、ポール・マリー・ヴェルレーヌの詩「月の光」がこの曲の生まれたきっかけでした。

「月の光」というタイトルのとおり美しくも儚いメロディで、聴いていると何ともいえない情感が込みあげてきます。

アラベスク 第1番

アラベスク模様が絡み合うイメージで作られた癒しの音楽。

出典:CANACANA family

アラベスクとは、植物の茎や葉、花などを組み合わせた幾何学的なアラビア風の模様のことです。

その模様のように、曲の旋律が絡み合うというイメージで作られました。

月光と同様に美しいメロディで、この曲を聴けば気持ちよく眠れること間違いないですね。

亜麻色の髪の乙女

ドビュッシーの人気の高い前奏曲。亜麻色の髪の乙女への恋心描く。

出典:recordsjp

「亜麻色の髪の乙女」はドビュッシーが作曲した前奏曲24曲のなかで、特に人気が高い作品です。

フランスの詩人ルコント・ド・リールの「亜麻色の髪の乙女」をもとに作曲されました。

元の詩では、亜麻色の髪をした美しい女性への恋焦がれる気持ちを書いています。ドビュッシーらしく曲は穏やかで、綺麗な旋律が印象的です。

おすすめのクラシック【ラフマニノフ】

ラフマニノフは1873年にロシアに生まれた作曲家であり、演奏技術に優れたピアニストです。

モスクワ音楽院ではチャイコフスキーに認められ、首席で卒業するなど若いときから才能に溢れていました。

身長が2m近くあり、手が大きく関節も柔らかかったため、ラフマニノフの曲には手を大きく開いて演奏する箇所がよく登場します。

ピアノ協奏曲 第2番

ラフマニノフの代表曲。精神的に病みながらも完成させた珠玉の作品。

出典:ピティナ ピアノチャンネル PTNA

ラフマニノフが作曲した作品の中で、代表曲といえるのがこの「ピアノ協奏曲 第2番」です。

「交響曲第1番」を作曲したものの、公演が失敗に終わったことで当時のラフマニノフは精神的に病んでいました。そのため、この曲は病院で催眠療法を受けながらどうにか完成させたそうです。

そのような精神状態もあってか力強い演奏が特徴的ですが、どこか物悲しさを感じさせる曲です。

Mスタ編集部
Mスタ編集部
アニメ「のだめカンタービレ」で演奏されました。

前奏曲「鐘」

19歳で出したラフマニノフ最初の人気曲。浅田真央がバンクーバーオリンピックで使用して話題に。

出典:ピアニスト小瀧俊治 PIANIST Toshiharu Kotaki

ラフマニノフがモスクワ音楽院を卒業した翌年に出版され、当時大ヒットした作品です。

導入部分の低く重い音が印象的な曲です。途中からは一気にテンポがあがり、高音と低音の行き来で迫力が増していきます。

フィギュアスケートの浅田真央さんが2010年に開催されたバンクーバーオリンピックでこの曲を使用し、話題となりました。

交響曲第2番

初演から大成功を収めた交響曲。第3楽章の美しく切ないメロディが魅力。

出典:AVROTROS Klassiek

4楽章で構成されているラフマニノフを代表する交響曲です。1897年の「交響曲第1番」の失敗とは対照的に、この作品による1908年に開かれた初演から大成功を収めました。

第3楽章の美しく切ないメロディが特に魅力的で、その後の第4楽章の華やかなフィーナーレと繋がっていきます。

おすすめのクラシック【リスト】

1811年にハンガリーのドボルヤーンに生まれたリストは「ピアノの魔術師」と呼ばれるなど、圧倒的な才能を持っていたピアニストです。

リストはピアノの演奏だけでなく、顔立ちやその長い髪も美し買ったため演奏会では多くの女性が魅了されました。

36歳でコンサート・ピアニストから引退すると、作曲活動に力を入れ「交響詩」という新たなジャンルを誕生させています。

ラ・カンパネラ

鐘を表現した高音が鳴り響く。

出典:avex PRcast

リストが憧れていたバイオリニスト、パガニーニの「バイオリン協奏曲第2番」の第3楽章を編曲したのが「ラ・カンパネラ」です。

パガニーニの原曲をリストは4回も編曲しており、その3回目にこの曲が完成しました。

カンパネラにはイタリア語で「鐘」という意味があり、高音を多用するなど鐘を表現したメロディが現れます。

細かく動く小気味いいリズムが特徴的で、演奏には高度な技術が必要です。

愛の夢 第3番

愛をテーマにした曲。自身が作曲した歌曲をピアノ用に編曲した。

出典:反田恭平 - Kyohei Sorita -

ドイツの詩人のフライリヒラートが詩集「O lieb so lang du lieben kannst(おお、愛しうる限り愛せ)」を歌詞として用い、リストが作曲した歌曲が原曲。

この歌曲をその後、リスト自身がピアノ用に編曲した曲が「愛の夢 第3番」です。

愛をテーマとしており、メロディも煌びやかであるため、結婚式でよく演奏されています。

おすすめのクラシック【エルガー】

エルガーは19世紀のイギリスを代表する作曲家です。

家が貧しく音楽の教育を受けられなかったエルガーですが、独学で知識を身につけました。

そして、32歳の時に発表した「エニグマ変奏曲」が成功し、その後イギリスだけでなく世界中で愛される曲を数多く生み出したのです。

威風堂々

イギリス国民にとって「第2の国歌」

出典:BBC

エドガーの代表的な作品の「威風堂々」は管弦楽のための行進曲です。

この曲の1番は「Land of Hope and Glory(希望と栄光の国)」という曲名で歌詞がつけられ、イギリス第2の国家として歌われるなど、イギリス国民にとってはなくてはならない名曲です。

タイトルどおりまさに「威風堂々」というようなポジティブになれる曲調で、この曲を聴けばやる気が沸々と湧いてきます。

愛の挨拶

エルガーが婚約者へと捧げた愛の曲。

出典:CANACANA family

エルガーはピアノ教師として、キャロライン・アリス・ロバーツという女性にピアノを指導していました。

2人は恋に落ちますが、貧しい音楽教師のエルガーと、作家として成功しているアリスという身分の違いがあり、アリスの家族から結婚を反対されていました。

しかし、2人はこの反対を押し切って婚約を交わします。その婚約記念としてアリスに贈ったのが「愛の挨拶」です。

エルガーのアリスへの愛情を表したような、優雅で美しさが印象的です。

おすすめのクラシック【パッヘルベル】

1653年にドイツのブルックリンに生まれたパッヘルベルは、オルガン奏者として長年活躍し、さまざまなオルガンの名曲を残しました。

バッハの父アンブロージウスと交流があり、バッハの兄には音楽の指導をしています。

カノン

疲れた心を癒してくれるパッヘルベルの有名曲。

出典:Brooklyn Duo

クラシックの名曲として名高いパッヘルベルの「カノン」ですが、注目され始めたのは1970年とかなり最近ことです。
アメリカ・サンフランシスコのラジオ局がこの曲を流した際に、リスナーから問い合わせが殺到したことが広まったきっかけでした。
繰り返される優しいメロディが特徴的で、疲れた心を癒してくれることでしょう。

おすすめのクラシック【ヴィヴァルディ】

1678年にヴェネツィアで生まれたヴィヴァルディは、協奏曲500曲以上、ソナタを73曲、オペラを52曲など作った作曲家です。

教会で司祭をやりつつ、音楽院でバイオリンの教師としても活動していました。その後はオペラ作曲家として成功し、ヨーロッパ中に名前が知れ渡ったのです。

四季より「春」

春の訪れを感じさせる小鳥のさえずり。

出典:HALIDONMUSIC
「四季」とは第1曲から第4曲までで春夏秋冬を表しており、それぞれ「春」「夏」「秋」「冬」と呼ばれます。
しかし、元々この4曲で出されたわけはなく、「和声と創意の試み」というバイオリンの協奏曲集の4作品を「四季」と呼ぶようになりました。
1952年に結成されたイタリアの楽団「イ・ムジチ合奏団」が演奏したことで人気となり、1955年に出版された「四季」のレコードは2,500万枚を売り上げています。
特に「春」が有名で、春の訪れを感じさせるメロディが印象的です。

おすすめのクラシック音楽まとめ

クラシック 音楽 おすすめ

今回はおすすめのクラシック音楽を紹介しました。

曲名や誰が作ったのか知らなくても、耳にしたことがあるクラシックが多かったのではないでしょうか。クラシックには私たちの心を励ましてくれたり、癒してくれたりする曲がたくさんあります。

まずは、今回紹介した楽曲を聴いてみて、お気に入りの音楽家を見つけてみてください!

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