VTuberはアバターを用いて活動する配信スタイルで、国内では2016年末にデビューしたキズナアイさんが有名です。
VTuberの主な収入源は広告収入やライブ配信のスパチャで、有名になるとVTuberだけで生計を立てられるようになります。
ただし、VTuberがチャンネルを収益化するには、一定の条件を満たさなければいけません。
VTuberの収入を公開することをYouTubeで禁止されています。そのため、VTuberの収入や年収額そのものを知ることは簡単ではありません。
本記事では、Vtuberの主な収入源や有名VTuberの想定できる収入を解説します。
気になるVTuberの収入を調べる方法もご紹介するので、VTuberの収入事情が気になる人は参考にしてみてください。
- VTuberの主な収入源
- 気になるVTuberの収入を調べる方法
- 人気VTuberの年収
Contents
VTuberとは
VTuberは「バーチャルYouTuber」の略称で、本人の代わりに2Dおよび3Dのアバターを用いて活躍するYouTuberです。
最近はYouTubeや動画広告だけでなく、テレビ番組や雑誌などのメディアでも注目されるようになりました。
有名になるとライブ配信のスパチャや広告収入のほかに、イベントの出演料や企業案件などでも稼げるようになります。
VTuberは自分の顔や素性がバレにくく、副業の一環として活動に励んでいる人がほとんどです。
VTuberの収入はどれくらい?
VTuberは稼げるようになれば、ライブ配信のスパチャだけでも1億の収入が得られます。
ただ、1万人以上がVTuberとして進出している現状では、VTuber活動だけで生活が成り立つのは100人程度しかいません。
チャンネル登録者数が1万人以上で適切なコンテンツを投稿していても、最初は10万円程度しか稼げない場合がほとんどです。
VTuberになれば必ず稼げるわけではないので、収入が安定するまでは副業として地道に取り組むしかありません。
人気VTuberは年収1億円以上稼ぐと言われている
基本的にVTuberは自分の収入を公開しないので、動画の再生回数から計算するしか方法がありません。
年収1億円以上の人気VTuberはライブ配信のスパチャで稼いでいる場合がほとんどです。
稼げるVTuberは動画の再生回数やライブ配信のスパチャ以外に、イベントの出演料やグッズの売上で収入を得ています。
VTuberだけで生活していくのは難しい
YouTubeの収入金額は1回の再生で0.01円~0.5円と幅広く、最初のうちはVTuber活動だけで稼いでいくのはとても難しいです。
たとえば1回再生するごとに0.1円が加算される場合、10万回再生を達成できた段階で1万円の収入が得られます。
日本人の平均年収まで稼ぎたければ、最低でも4,000~5,000万回の視聴回数を得なければいけません。
人気のVTuberは最初から人気があったわけでなく、多大な努力を経て実績を付けられたことが予想されます。
VTuberは人気が高くなってきている
すでに、1万人以上のVTuberが活動しているので、今後さらにVTuberは増えるにちがいありません。
VTuberの知名度は上がり一般的にも周知されているので、YouTube以外にもイベントやテレビで見かける機会が増えてきました。
ただし、VTuberとして活躍し続けるには、継続力や自分にしかない特技を発揮することが大切です。
実際にYouTubeの動画再生数だけで生活できる人は、1万人以上いるうちの100人程度しかいないと言われています。
1年で状況が大きく変わりやすい
VTuberは1年周期で景気が傾きやすい職業です。最初は知名度が低くても、1年後に人気が爆発することがあります。
逆に人気だったVTuberがいきなり引退することもあり、1年後に誰が活躍しているかは誰にも分かりません。
努力次第で1千万円以上の年収が稼げる職業なので、努力が実ることを信じて活動を続けていきましょう。
VTuberの主な収入源6つ
VTuberの主な収入源は、基本的に以下の6つが挙げられます。
- YouTubeの広告収入
- ライブ配信のスパチャ
- グッズ販売
- メンバーシップ
- 企業案件
- イベントの出演料
VTuberが収入を得る手段は、YouTubeの広告収入とライブ配信のスパチャがほとんどです。
チャンネル登録者数が増えれば、サービスや商品を紹介する企業案件がもらえるようになります。
ほかにもVTuberには収入を得る手段がたくさんあるので、どのように収入を得ていくかを知りたい人は参考にしてみてください。
①YouTubeの広告収入
YouTuberやVTuberが自分のチャンネルを収益化するには、以下の条件を満たさなければいけません。
- チャンネル登録者数1,000人以上
- 直近12ヶ月での総再生時間が4,000時間以上
- 広告掲載できる内容を投稿している
- 18歳以上である
- 収益化に対応している地域や国に住んでいる
- リンクされているAdSenseアカウントを持っている
YouTubeの広告収入は動画の再生回数をもとに、YouTuberに広告料の一部が支払われる仕組みです。
1回再生されるごとに0.01~0.5円で、8,000円以上の収益が出ると振り込まれるようになります。
②ライブ配信のスパチャ
ライブ配信のスパチャは「投げ銭」と呼ばれています。送金できる支援金は100~50,000円ととても幅広いです。
スパチャは全額の約30%がYouTubeの手数料になるので、10万円を稼いだ場合は7万円しか自分の手元に入りません。
事務所に所属するVTuberは事務所側に手数料を引かれ、さらに少ない金額になってしまいます。
③グッズ販売
VTuberは人気が出てくると、ライブ配信だけでなくオリジナルグッズで収益を得られるようになります。
オリジナルのフィギュアやぬいぐるみなどを制作し、専用のネットショップサイトで販売する仕組みです。
ほかにはYouTube以外のサイトで、オリジナルの動画やボイスを有料公開しているVTuberもいます。
④メンバーシップ
YouTubeのメンバーシップは月額契約で入会し、そのチャンネルのオリジナルコンテンツを楽しめるサービスです。
ただしメンバーシップもスパチャと同じく、得られた金額の何割かが手数料として引かれます。
入会人数が増えるほど毎月安定した収入が得られるので、熱狂的なファンが付いている人はぜひ検討してみてください。
⑤企業案件
タイアップ動画と呼ばれる企業案件は、依頼を受けた企業の商品をPRする収益手段です。
企業側がVTuberに自社商品の紹介を依頼し、紹介動画をYouTubeやSNSに投稿して宣伝します。
実際に紹介した商品が売れれば、その商品のイメージキャラクターになれることは珍しくありません。
VTuberの知名度で単価は異なりますが、1度にまとまった金額を得られるところが主なメリットです。
⑥イベントの出演料
VTuberとして人気が高くなれば、ライブの開催やイベントの出演などの機会が与えられます。
ファンやチャンネル登録者数を増やすほかに、今後の活動を飛躍させる手段として最適です。
VTuberもタレントや芸能人と同じく、イベントに出演すれば出演料がもらえます。
ただしイベントによっては交通費や宿泊料が含まれているので、出演料の内訳が気になる場合は事前に関係者に聞いてみましょう。
VTuberの収入は「PLAYBOARD」で閲覧可能!
自分の気になるVTuberの収入は、上記のPLAYBOARDというサイトから確認するのが手っ取り早いです。
画面上の検索欄で気になるVTuberを検索すると、スパチャで得た収入や動画の平均視聴回数などが手軽に確認できます。
表示できる言語は英語と韓国語の2種類ですが、検索する時は日本語でも問題ありません。
自分が好きなVTuberが成長していく様子や、スパチャのランキングなどを数字で確認できるのが面白いです。
人気VTuberの年収ランキング
YouTubeは収入を公開することを禁止しています。そのため、ほとんどのVTuberの正確な年収は誰にも分かりません。
動画の再生回数やスパチャなどから、年収ランキングのベスト8に入るであろうVTuberは以下の8名です。
- 【1位】キズナアイ
- 【2位】Gaur Gura(ガウル グラ)
- 【3位】ミライアカリ
- 【4位】宝鐘マリン
- 【5位】富士葵
- 【6位】戌神ころね
- 【7位】白上フブキ
- 【8位】兎田ぺこら
ここからは順位ごとにVTuberの予想年収をご紹介するので、各VTuberが総額でいくら稼いでいるかを参考にしてみてください。
【1位】キズナアイ
引用:YouTube
キズナアイさんは動画の総視聴回数が約4億5千万回です。ゲーム配信のチャンネルでは約1億8千万回の視聴回数を得ています。
動画を1回視聴するごとに0.1円と考えれば、合計で約6,300万円の広告収入を得ている計算です。
スパチャの総収入で約3,300万円を得ているので、広告収入と合わせて約9,600万円以上は稼いでいることが分かります。
ほかに、イベント出演や楽曲提供などで総額約1億~4億円の年収を得ている見込みです。
【2位】Gaur Gura(ガウル グラ)
引用:YouTube
Gaur Guraさんは動画の総視聴回数が約3億4千万回です。スパチャの総収入で約1億6千万円を得ています。
動画を視聴するごとに0.1円と推測した場合、広告収入だけで約3,400万円を得ている計算です。
ほかにはオリジナル楽曲の版権があり、総額で4,000万円~数億円の年収を得ていると予想されます。
【3位】ミライアカリ
引用:YouTube
ミライアカリさんは動画の総視聴回数が約8,300万回です。ライブ配信のスパチャは総額で約8,500万円を得ています。
動画を1回視聴するごとに0.1円と推測した場合、広告収入だけで約830万円は得ている計算です。
YouTube以外ではマツコ会議やNHKバーチャルのど自慢など、多くのテレビ番組に出演してきました。
ほかにも、歌やダンスのイベントに多く出演し、広告収入と出演料を合わせると総額で1億円以上の年収を得ている見込みです。
【4位】宝鐘マリン
引用:YouTube
宝鐘マリンさんは動画の総視聴回数が約5億5千万回です。ライブ配信のスパチャは総額で約3億3千万円を得ています。
動画を1回視聴するごとに0.1円と推測した場合、広告収入だけで約5,500万円は得ている計算です。
ほかには、グッズ販売や楽曲提供などでも活躍しているので、ここ数年の年収は9,000万円ほどであると予想できます。
【5位】富士葵
引用:YouTube
富士葵さんは動画の総視聴回数が約1億2千万回です。ライブ配信のスパチャは総額で約4,700万円を得ています。
動画を1回視聴するごとに0.1円と推測した場合、広告収入だけで約1,200万円は得ている計算です。
バーチャルシンガーとしても活躍している富士さんは、デビューシングルが約4,000枚の売上を記録しました。
VTuber活動とアーティスト活動の収益を合わせ、ここ数年は3,000~5,000万円の年収を得ていると予想されます。
【6位】戌神ころね
引用:YouTube
戌神ころねさんは動画の総視聴回数が約2億8千万回です。スパチャの総収入で約2億2千万円を得ています。
動画を視聴するごとに0.1円と推測した場合、広告収入だけで約2,800万円を得ている計算です。
YouTubeではゲーム配信がメインで、さまざまなジャンルのゲームをプレイする様子を配信してきました。
広告収入とライブ配信のスパチャを合わせると、1,500~2,000万円は年間で稼いでいる見込みです。
【7位】白上フブキ
引用:YouTube
白上フブキさんは動画の総視聴回数が約3億9千万回です。スパチャの総収入では約1億4千万円を得ています。
動画を視聴するごとに0.1円と推測した場合、広告収入だけで約3,900万円を得ている計算です。
YouTube以外ではアーティスト活動で活躍し、これまで5曲のシングルと1枚のアルバムをリリースしてきました。
広告収入と楽曲の売上を合わせると、1年ごとに1,200~1,600万円は稼いでいる見込みです。
【8位】兎田ぺこら
引用:YouTube
兎田ぺこらさんは動画の総視聴回数が約5億5千万回です。スパチャの総収入では約3億7千万円を得ています。
動画を視聴するごとに0.1円と推測した場合、広告収入だけで約5,500万円を得ている計算です。
さらにメンバーシップや企業案件なども合わせると、総額で1億円以上は稼いできました。
以前は1,900~2,900万円ほどの年収でしたが、ここ最近は約800万円の広告収入で生計を立てているそうです。
スマホで無料VTuberデビューしたいならアプリがおすすめ!
気軽にVTuberになってみたい人は、上記のnizima LIVEを使用するのがおすすめです。
本来は専用ソフトがなければ使えない機能が、nizima LIVEなら無料で利用できます。
有料プランは月額550円で、無料版との違いはアバターを商用利用できるかどうかしかありません。
ただし年間契約を利用すると月ごとの料金が少し安くなるので、長く使いたい人は年間契約を検討してみましょう。
VTuberの収入まとめ
VTuberは人気が出れば1億円以上の収入を得られますが、最初のうちはなかなか収入を得られずに苦労してしまいます。
収益化するには地道に努力してファンを増やしたり、YouTube以外にも活躍の場を得たりすることが大切です。
VTuberの需要は年々高くなってきているので、VTuberとして個人勢でデビューするハードルは以前より低くなりました。
VTuber配信をスマホアプリでできるので、まずは専用のスマホアプリでライブ配信をしてみましょう。