オーディションは事務所が人材を揃えるための手段で、自分がその業界で活躍できるかどうかをその場で評価されます。
オーディションで着ていく服装は、シンプルで全身のスタイルが分かりやすいものがおすすめです。
オーディションだからと張り切って普段とは系統の異なる服を着ると、その場の雰囲気に合わずに評価が下がってしまう場合があります。
地味すぎず派手すぎないことも大切ですが、清潔感にも気を配ると正当な評価を得られる場合が多いです。
本記事ではオーディションで好感度を上げられる服装の特徴や、着こなし方の注意点についてご紹介します。
自分らしさを出したつもりでも空回りすることがあるので、業界ごとに合っている服装の種類について見直すきっかけにしてみてください。
- オーディションで好感度が上がりやすい服装のポイント
- 業界ごとに好感を持ってもらえるオーディションの服装
- オーディションで着ていく服装で注意すべきポイント
- 周りと差を付けやすいオーディションの服装
Contents
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オーディションで好感度を上げやすい服装のポイント3選!
自分が入りたい事務所に応募する際に、なぜその業界で活躍したいかを考え直すことが大切です。
自分が所属したい事務所の公式HPを確認すると、先輩たちの写真からどんな雰囲気の人が採用してもらえるかを事前に把握できます。
全体像よりもバストアップの画像が多めですが、比較的カジュアルな服装の写真が掲載されている場合がほとんどです。
ここからはオーディションで好感度を高める服装をご紹介するので、どんな服装がいいかが分からない人は各ポイントをチェックしてみましょう。
①「○○らしくする」を基準にする
オーディションで着ていく服を選ぶ際は、自分が活躍したい業界に沿ったファッションをイメージしてみましょう。
アイドルを目指すならアイドルらしく、モデルを目指すならモデルらしい服装を心がけることが大切です。
お笑い業界なら面白味を感じさせる服装でも評価されますが、オーディションの際はカジュアルな服装で衣装は持参する形でも構いません。
ただし極端に派手だったり地味だったりする服装は逆効果なので、希望の業界に合っていて清潔感のある服装を心がけましょう。
②シンプルな服装で自分の個性を表現する
オーディションの主役は自分自身なので、目立ちすぎず自分の個性が出ている服装を心がけるのが理想です。
シンプルな服装でもある程度のオーラが出ていれば評価してもらえますが、露出が多い服やビビットカラーが多用された服はオーラがかき消される場合があります。
アクセサリーもネックレスや腕時計などワンポイント程度にし、自分の体格に合った服装でオーディションに臨みましょう。
派手な色や鮮やかすぎる色を取り入れすぎないことがポイントで、色で迷った際はパステルカラーを意識すると落ち着いた印象を与えられます。
③学生が受ける場合は制服で臨むのもアリ
学生がオーディションを受ける場合は、制服で参加して学生ブランドをアピールするのも構いません。
新しく服を買う必要もなく便利であることは確かですが、オーディション前に制服をクリーニングに出しておくとさらに好印象を与えられます。
制服を着ていく場合はピアスやネックレスなどのアクセサリーは身に付けず、真面目な学生を演出することがポイントです。
応募要項で制服を指定されている場合もあるので、オーディション前に応募要項を確認しておくように心がけましょう。
【分野別】オーディションでのおすすめの服装は?コーディネート例も紹介!
オーディションは分野ごとに適した服装があり、しっかりとした服装で臨んでも場違いなら空回りしてしまうことがあります。
ここからは各分野でおすすめの服装についてご紹介するので、後述する業界で興味があるものがある場合はぜひ参考にしてください。
アイドル
アイドルのオーディションは年齢制限が低い場合が多く、学生の場合は制服で臨む人もいます。
アイドルを目指すからといって可愛い服装をする人ばかりでなく、メイクやファッションはシンプルにして参加する人がほとんどです。
アイドル業界は可愛らしさや清楚さが大切ですが、人を笑わせるセンスや個性的なファッションで評価されて採用される場合もあります。
ただしアイドルグループのオーディションを受ける場合は、そのグループやコンセプトに合った服装を心がけましょう。
アイドルのオーディションを受けたい人は、以下のポイントを押さえれば審査員の目に留まりやすくなります。
- ダメージがない服を着て清楚さを演出する
- パステルカラーで可愛らしさと落ち着いた印象と与える
- 露出は控えめにする
- メイクや髪型はナチュラルを意識する
- ギャル系のアイドルグループなら多少の露出は構わない
タレント
タレントは分野ごとに差が大きく、たとえばエンターテインメント性がある人を募集している場合は多少奇抜でも採用されることがあります。
タレントの育成がしっかりしている大手企業を相手にする場合は、体型が分かりやすくてシンプルな服装でも問題ありません。
方向性が定まっていないタレントはオーディションの段階で、どのジャンルで活躍しやすいかを審査される場合がほとんどです。
自分らしさが出ている服装で問題ありませんが、希望している業界があれば書類審査やオーディションの際にアピールしてみましょう。
タレントのオーディションを受けたい人は、以下のポイントを押さえれば審査員の目に留まりやすくなります。
- 自分らしさが伝わる服装
- 顔や体型が分かりやすい服装
モデル
モデルの場合は体型や肌の状態を審査されることが多いので、常識の範囲内なら露出している服装でも問題ありません。
ショートパンツやへそ出しのシャツなど、体型が分かりやすい服装が望ましいです。
ファッションモデルの場合は受験者の素材が重要視されるので、スタイルのよさだけでなく傷の有無や筋肉の付き方なども評価されます。
服装に関してはカジュアルでもとくに問題はなく、無理に流行のファッションで参加する必要はありません。
モデルのオーディションを受けたい人は、以下のポイントを押さえれば審査員の目に留まりやすくなります。
- 脚やお腹周りが分かりやすい服装
- 自分の素質を重視されるので、メイクや髪型はナチュラルめにする
- ハイヒールは履かないようにする
俳優
俳優や女優はドラマや舞台でさまざまな役を任されるので、どんな役を演じさせても馴染めそうな人が採用されやすいです。
コンセプトやキャラクターを作りすぎず、ありのままの自分でオーディションに臨みましょう。
服装や髪型はシンプルさを心がけ、アクセサリーはあまり付けすぎないことがポイントです。
素の自分で参加したほうが、スムーズに審査がしやすく好印象を与えられます。
俳優のオーディションを受けたい人は、以下のポイントを押さえれば審査員の目に留まりやすくなります。
- 基本的にシンプルを心がけ、アクセサリーも付けすぎないようにする
- 服装だけでなく、メイクや髪型も清潔感を出せるようにする
ダンサー
ダンサーのオーディションではダンステクニックを見られがちですが、体型が分かりやすい服装を選ぶことが重要です。
ダボっとしているよりは露出している服装が評価されやすいので、ショートパンツやへそ出しシャツで参加しても問題ありません。
ただし露出率があまりに高いと下品な印象を与えてしまい、実力が備わっていても正当な評価を得にくくなってしまいます。
あくまでも脚の細さやお腹周りなどが分かる程度に留め、無地で動きやすい服装で臨みましょう。
ダンサーのオーディションを受けたい人は、以下のポイントを押さえれば審査員の目に留まりやすくなります。
- 明るい色で派手すぎない服装を心がける
- 露出が多くなっても問題ないが、体型が分かる程度に留める
声優
声優のオーディションでも服装を評価されることがありますが、モデルやアイドルよりはあまり重要視されません。
ただし清潔感が出ていることはどの業界でも重要なので、シワや露出が多めの服装で参加すると採用されないことがあります。
派手すぎず地味すぎないことを意識し、自分の魅力を表現できる服装で臨むようにしましょう。
ただしチェック柄のシャツはヲタクっぽい印象を与えてしまうようなので、なるべく無地のシャツで参加するのが無難です。
声優のオーディションを受けたい人は、以下のポイントを押さえれば審査員の目に留まりやすくなります。
- 服装はそれほど評価されないが、清潔感は常に意識する
- シワやダメージが多い服、露出度が高い服は避ける
- チェック柄のシャツは、ヲタクっぽい印象を与えるのでなるべく選ばない
オーディションの服装を選ぶ際の注意点4つ!
オーディションは受験者がその業界に合っているかどうかを審査する場ですが、派手な服やデザインが複雑な服を着ると審査員側は審査に集中できないことがあります。
オーディションの際に着ていく服では、周りとの協調性やその場の空気を読めるかどうかが判断されやすいです。
ここからはオーディションで着ていく服装の注意点をご紹介するので、どのポイントに気を付けるべきかを参考にしてください。
①動きやすい服装を選ぶ
オーディションは即興でダンスや歌を披露させられることがあるので、体を動かしやすい服装で参加するのがおすすめです。
体を動かした際に不自然にならないように、補正下着や体に密着するような服は着ないようにしましょう。
体に密着しすぎずダボっともなりすぎず、自分の体にちょうどよくフィットする服を着られるのが理想です。
ただしオーディションによっては自己PRとして服を着替える必要もあるので、応募要項はしっかりと確認しておきましょう。
②地味すぎると逆に好感度が下がる
オーディションの服装は清潔感があってカジュアルなのが無難ですが、シンプルさを重視して全身モノトーンになると地味になってしまいます。
地味な服装をしてしまうと華がないという印象を与えてしまうので、パステルカラーや明るい色の服を着ていくのがおすすめです。
モノトーンカラーはシャツやスカーフなど、ワンポイント程度に留めておくとバランスがよくなります。
派手さと地味さの基準が定まらない人は、鏡の前で何通りかコーディネートしたものを自撮りしてチェックしてみましょう。
③古着やダメージ加工がある服は選ばない
ダメージ加工をしている服は清潔感を与えないので、オーディションの際には綺麗な状態の服装で臨むようにしましょう。
古着で参加する人もいますが、おしゃれのつもりでも状態によっては清潔感を与えない場合があります。
不潔な印象だけでなく非常識な印象を与えることにもなるので、普段から着ている服を使用する場合は状態をしっかりとチェックしましょう。
④後ろ姿や靴のチェックも忘れずに
オーディションの服は正面から見た印象だけでなく、後ろ姿や靴の状態もチェックされることがあります。
靴に関しては普段から履き慣れているものでも問題ありませんが、オーディションに適しているかどうかをチェックしておきましょう。
新しく買った靴だと歩き方が不自然になったり、移動中に靴擦れを起こしたりすることがあります。
オーディションで履いていく靴は、手入れが行き届いて履き慣れたものをなるべく選びましょう。
オーディションの服装で周りと差を付けるコツ!
オーディションで着ていく服装はカジュアルなのがおすすめですが、工夫次第で周りと上手く差を付けられます。
清潔感を与えるだけでなく、自分に似合ったファッションを1度研究し直すことが大切です。
ここからは服装で周りと差を付けるコツをご紹介するので、自分に似合う服装がなかなか見つからない人はぜひ参考にしてください。
自分に似合う色の服を選ぶ
基本的に暗い色の服はオーディションでは着ないようにし、白やピンクなど顔の発色をおぎなう服を着るようにしましょう。
肌や瞳の色でも似合う色は異なるので、まずは何パターンか着てみて自分に似合う色を探すのがおすすめです。
自分に似合う色は審査員からの印象がよくなるだけでなく、気持ちを明るくポジティブに変化させてくれる効果があります。
自分では判断しづらい場合は、友人や家族にもチェックしてもらったりパーソナルカラー診断を受けてみたりしましょう。
パーソナルカラーのタイプ
パーソナルカラーとは、その人の髪の毛や瞳の色などと雰囲気が調和する色です。
たとえば自分は水色が似合うとすると、薄い水色は似合っても濃い水色は似合わない場合があります。
同じ種類の色でもその人によって似合う色合いが変わるので、自分が似合う色の種類や濃淡は何パターンか試着して見つけるしかありません。
ちなみにパーソナルカラーは全部で以下の4種類で、必ずではありませんがこの中から自分に似合う色があるはずです。
- スプリング…黄色やオレンジなどの柑橘系カラーを主に指す。童顔の人や可愛い印象の人が似合う傾向にある
- サマー…グレーやパステルカラーなどの淡色を主に指す。エレガントで品がある印象の人が似合う傾向にある
- オータム…カーキやブラウンなどの渋い色を主に指す。知的で大人っぽい印象の人が似合う傾向にある
- ウィンター…赤や青、モノトーンなどのハッキリと濃い色を主に指す。個性的な人やクールな印象の人が似合う傾向にある
全体のバランスで服装を選ぶ
普通のTシャツにジーンズのようなカジュアルな服装でも、丈の長さが変わるだけでバランスの見え方が全く異なります。
肩幅や首の長さなどと合っている服を選べば、体型と上手く合ってバランスがちょうどよく取れる場合がほとんどです。
シンプルな服装でも丈やサイズで似合うかどうかは異なるので、スタイルをよく見せられる服を選ぶようにしましょう。
また自分の骨格タイプを把握しておけば、自分に似合うサイズや形の服が選びやすくなります。
骨格タイプ
人間が生まれ持つ骨格は全員同じではなく、体の質感やラインなどの特徴がそれぞれ異なります。
骨格タイプは骨の形だけでなく、筋肉や脂肪の付き方などからも判断される場合がほとんどです。
骨格は骨の大きさや肉の付き方から、以下の3タイプに分類することができます。
- ストレートタイプ…上半身に厚みがあり、メリハリがある体型。肩口や首元がピッタリしている服が似合う傾向にある。
- ウェーブタイプ…上半身は華奢で、下半身に厚みがある体型。ウエスト位置が高く、柔らかい素材でできた服が似合う傾向にある。
- ナチュラルタイプ…全体的に細く、バランスよく肉が付いている体型。タートルネックやシルエットがスッキリした服が似合う傾向にある。
衣装合わせをして検討することが大切!自信を持ってオーディションに応募しよう
オーディションの服装は地味すぎず派手すぎないのがベストですが、自分で探してみるとなかなか難しい場合がほとんどです。
自分に合う服装を見つける場合は、衣装合わせを繰り返したり周りから意見をもらったりすることしか方法がありません。
清潔感を意識したり体型をよく見せたりするだけでなく、いきなりダンスや歌を課された時のために動きやすさに考慮することも大切です。
服装にこだわりすぎると自分の魅力が伝わらないことがあるので、オーディションは自分らしさを引き立たせてくれる服装で臨みましょう。