このように歌にはファルセットやミックスボイス、ヘッドボイスなど色々声の種類があり、それらを使い分けて歌うことが上手く歌うためには必要です。
しかし、何がどう違うのかわからない方もいらっしゃると思います。今回はファルセットや裏声などの違いについて解説をいたしますので、ぜひ参考にしてください。
- 3種類の裏声について
- ファルセットと裏声の違い
- ファルセットの綺麗な出し方
Contents
ファルセットってどんな声?
ファルセットとは、裏声の一種で通常の裏声よりも息を多めに吐いて、優しく柔らかい響きを作り出す際に使用される歌唱法のことです。
バラード系の曲を歌ったり、より喉に負担をかけずに高い音を歌ったりしたいのであれば、習得するのは必須とも言える技術なので、しっかり練習をして身につけましょう。
裏声は3種類ある!ファルセットは裏声の一種?
喉に負担をかけずに高音域を歌うためには裏声を使えることは、より歌を上手く歌うためには避けては通れないほど重要な歌唱法となります。
裏声には3種類の出し方があり、ファルセットはその中の1つです。他にもヘッドボイスやミックスボイスと呼ばれる歌唱法があるので、1つずつ解説をいたします。
ヘッドボイス
ヘッドボイスとは声を頭の上で響かせる発声法で、ファルセットよりも響きにハリが出てより力強い発声が可能となります。
またヘッドボイスはクラシックやオペラなどにも出てくる発声法です。
サビなど盛り上がる部分を歌うときには、より遠くまで響かせることが可能となり、大きく抑揚を作り出すことができます。
ファルセット
ファルセットは先ほども説明したように裏声の一種で、息を多く使う発声法となります。
囁くような声や柔らかく繊細な優しい声を出したいときに主に使用する発声法で、高音を出す際にも最も喉を痛めにくいのが特徴です。
ミックスボイス(ミドルボイス)
ミックスボイスは地声と裏声の中間の声のことをいい、別名ミドルボイスとも言われます。
習得することで、地声のような力強さと裏声のような柔らかく繊細な発声が可能となり、高音がより楽に出すことができるようになります。
練習をしていけば、女性の裏声の音域を地声で出すことも可能になるので、ぜひ習得しましょう。
【参考】ミックスボイスの出し方とは?
ミックスボイスを習得することで、非常に高音であっても喉に負担をかけずに地声の強さをキープしながら歌うことが可能となります。
出し方は喉をリラックスさせて発声した状態で、声帯を閉じて喉を開くようにして出すのがコツです。
より詳しい出し方を知りたい方は下記の記事を参考にしてください▼
ファルセットと裏声の違いとは|ヘッドボイスとミックスボイスの種類別で紹介!
裏声の種類に関して説明をしてまいりましたが、それぞれの種類の違いがどのようなものがあるか気になる方もいるのではないでしょうか?
ここでは、ファルセットとヘッドボイスやミックスボイスの違いについて説明をいたします。それぞれの特徴をよく知って、使い分けができるようになりましょう。
ヘッドボイスとの違い
ヘッドボイスとファルセットの違いは、息の量が多いか少ないかの違いです。ファルセットは息の多い裏声で、ヘッドボイスは息の量が少なく芯のある裏声となります。
クラシックやオペラでは息の量が少なく、芯のあるヘッドボイスを主に使用し、ファルセットはほぼ使用しません。
それに対してポップスではファルセットは優しく繊細な表現をするために使用する違いもあります。
ミックスボイスとの違い
ミックスボイスとファルセットの違いは、地声の要素を含んでいるかいないかが特徴です。
ファルセットは息の量が多く、柔らかく繊細な音色になるので、切なさや優しさを表現するのに使用します。
それに対し、ミックスボイスはファルセットよりもしっかりした音色になるので、地声のような音色で高音を歌うことができる発声法となります。
ファルセットを使う歌手!男女別に紹介!
ファルセットは、主に柔らかく優しい曲調や切なく繊細な曲をよく歌う歌手が主に使用することが多い発声法です。
実際によくファルセットを使用する歌手を男女別に紹介をしてまいりましょう。
ファルセットを使う女性歌手
まずはファルセットをよく使用する女性歌手を紹介いたします。
それぞれの歌手によって特徴があります。順を追って解説をするので、参考にしてください。
歌手名 | 歌い方の特徴 |
絢香 |
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中島美嘉 |
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宇多田ヒカル |
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ファルセットを使う男性歌手
次に男性歌手でファルセットをよく使用するボーカリストを紹介いたします。
それぞれの特徴を知った上で、どのようなファルセットを使うといいのかをマネをしてみるのも上達法の1つなので参考にしてみてください。
歌手名 | 歌い方の特徴 |
平井堅 |
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EXILE ATSUSHI |
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King Gnu 井口理 |
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ファルセットの綺麗な出し方とは?
ファルセットを綺麗に出したいなら、喉に力を入れずにリラックスして脱力することが重要です。
また、鼻のほうに抜ける感覚が掴めることも大切で、喉の力を抜きやすくなります。鼻歌で練習をするのがおすすめです。
マンツーマンレッスンができるオススメのボイトレ教室3選
ファルセットやミックスボイスなど、ちゃんとした裏声を発声できるようにするためには、余程のことが無い限りはレッスンを受けないと習得は難しいです。
しっかり裏声を使いこなせるようになりたいと思っている人は、いくつかおすすめのボイトレ教室を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
シアーミュージック
まず候補として考えておきたいのが、こちらの「シアーミュージック」です。YouTuberのしらスタさんが特別講師を務めていることでも有名なスクールです。
講師たちも優秀な人達ばかりで、採用率5%の関門をくぐり抜けた精鋭の講師が歌の指導を行なってくれるとてもおすすめなスクールでもあります。
ボイトレ教室でレッスンを受けることを考えるのであれば、まずはこちらの体験レッスンを受けてみましょう。
アバロンミュージックスクール
自分の歌声を聴きながら、確実に上達を目指したい人はこちらの「アバロンミュージックスクール」をおすすめします。最新の機器を常に揃えており、とても細かな歌い回しの間違いも聴くことができる優れものです。
またこちらの公式ボイトレ本はAmazonの音楽書部門で1位をとった実績のあるものです。
この内容に沿った練習をすれば歌はどんどん上達できるので、気になる方は体験レッスンを受けましょう。
椿音楽教室
普通のマンツーマンレッスンやオンラインレッスンを受けることができることはもちろん、一曲だけ集中して仕上げたいという人もいると思います。そんな方にはこちらの「椿音楽教室」がおすすめです。
このスクールは、他のスクールにはない1曲だけを集中して仕上げるコースがあります。急な予定で演奏をしなくては行けなくなった場合にはとても融通が利かせやすいところです。
ポップスだけでなく、クラシックの声楽も取り扱っているので、そちらにも興味がある人は是非体験レッスンを受けることをおすすめします。
ファルセットと裏声の違いまとめ!
今回はファルセットと裏声はどう違うのかを解説いたしました。改めて解説したことをまとめてみました。
- ファルセットは裏声の一種
- ファルセットは柔らかく繊細な表現をする際に必要な技術
- 裏声はファルセットの他にヘッドボイスやミックスボイスなどがある
- ファルセットの綺麗な出し方を知る
ファルセットなどの裏声の技術を身につけることで、歌える曲が増えたり、表現の幅が大きく広げることが可能です。
歌うまをめざすのであれば、欠かすことのできない技術なので、しっかり身につけて、聴く人を魅了できるようになりましょう。