喉を痛めづらくなるボイトレにおいて「喉を開く」と聞いたことがあるかもしれません。
喉を開くとは、具体的にどのようなことを言うのでしょうか。
この記事では、ボイトレで喉を開くことについて解説します。
- ボイトレで「喉を開く」とは
- ボイトレで喉を開くコツ
- おすすめのボイトレ教室3選
喉を開くことで得られる効果などについて知りたい方はぜひ参考にしてください!
Contents
ボイトレの喉を開くってどういうこと?
ボイストレーニングにおいて、喉を開くことは基本的な技術のひとつです。
具体的に喉を開くことについて3つのポイントを紹介します。
- あくびの状態
- 喉仏が下がる
- 軟口蓋に声があたる
喉が開いているとはどのような状態なのかを抑えておきましょう。
あくびの状態
あくびをしている時の口の形をイメージしましょう。喉を開いているイメージが湧かない時に想像しやすいです。
あくびをする時は自然と喉の奥を広げられています。喉を開くイメージが付かなかった時は、一度あくびをしてみてください。
喉仏が下がる
喉を開いている時は、舌の根元(舌根)と共に喉仏を下げることで、喉奥の空間を広げています。
喉仏は、男性にしか基本的にありませんが、喉の中央あたりにある喉頭隆起(こうとうりゅうき)という甲状軟骨です。喉仏が下がっている状態であれば楽に発声できます。
軟口蓋に声があたる
軟口蓋(なんこうがい)は、上顎の奥の方にある柔らかくなっています。舌で触れた時につるつるした場所です。これにより、鼻に食べ物や飲み物が入らないようにする働きがあります。
軟口蓋に声をあてることで、しっかりと共鳴することにより深みのある発声ができます。
ボイトレで喉を開く意味や効果
歌を歌う際に喉を開いた方がいいと言われるのには理由があります。
- 大きい声が出る
- 喉を痛めづらくなる
- 楽に歌える
具体的にそれぞれの点について解説します。
大きい声が出る
大きな声は、喉を開かなくても出せるイメージがあるかもしれませんが、喉を開くことでより大きくしっかりとした声が出ます。
体の中で声を響かせるために、喉の空間を広げた状態で発声した結果、大きい声をリラックスした状態で出せるのでおすすめです。
喉を痛めづらくなる
大声を出すこと以外に、歌を長時間歌った時に喉を痛めた経験はありませんか?喉を開いて歌うことで、傷めづらくなるのでおすすめです。
歌う時は、多くの息を吐きだしているため、喉の空間を広げておくことで息を通しやすくなります。結果、声帯や喉に負担がかからなくなり怪我をしにくくなり安心です。
楽に歌える
喉が開いていると声を響かせられる範囲が広くなっている状態になります。そのため、楽に歌えるようになるため、リラックスしたコンディションの良い状態で歌えるのでおすすめです。
息の通る幅が広くなることで余計な力が入らず、楽に歌えるようになります。
喉声になっていないか確認する方法
喉を開いていないままで発声した時の声を「喉声(のどごえ)」と表現します。喉声は、喉を締めている状態のため体に力が入り苦しいような歌声になる点が特徴的です。
喉声になっている時は、余計な力が入ってしまっているため歌声が固かったり、高い声が出なかったりしています。
喉を開くときの正しい舌の位置
喉を開く時の正しい舌の位置については次の点に注意しましょう。
舌の位置を正しい場所にしておくことで、より喉を開きやすくなるのでおすすめです。それぞれについて解説します。
リラックスした状態で舌を下げる
舌を正しい位置にするポイントとして、リラックスすることが大切です。ただ舌を下げるだけでは、下手に力が入ってしまうため歌いにくくなってしまいます。
力を抜いた状態で、舌を下げると喉に力が入りにくくなるので、気持ちよく歌えるようになり、おすすめです。
舌を平らにする
喉を開くために、舌を平らにする意識を持つことが大切です。舌を平らにすることで、口の中や喉の奥に空間が生まれるため、響きやすくなります。
結果として、楽に歌えるようになり、気持ちよく発声できるのでおすすめです。
ボイトレで喉を開く3つのコツ
喉を開く癖を身につけることで、心地よく歌えるようになります。それぞれの喉を開くコツについて解説します。
上顎を使う意識をする
喉を開くには、上顎を使う意識(イメージ)をもつようにしましょう。上顎を使うイメージは、鼻の方から息を抜くイメージです。
注意するポイントとして、上顎を意識し過ぎて顔が上を向かないようにする点があります。正面を向いたまま意識を上顎にもっていくようにしましょう。
正しい姿勢を保つ
正しい姿勢を保つことで、声量を安定して出せたり、抑揚がつけられたりというメリットがあります。
具体的には、体をリラックスした状態で、両足を肩幅に開き喉から声が出しやすいような姿勢にすることがポイントです。そして、腹筋に力を入れて歌うようにしましょう。
鼻から息を吸う
鼻呼吸をすると、喉が開く感覚を掴めます。そのため、鼻から息を吸ってそのまま発声してみましょう。
そして、出す音を低めの音程にすることで、喉を開いた状態をキープできるのでおすすめです。鼻で息を吸って歌ったり、発声したりする練習をしましょう。
喉を開くための練習法
喉を開く練習方法は次の点があります。
- 口角を上げながら歌う
- 割り箸やパイン飴をくわえる
- ボイトレグッズを使う
それぞれの練習方法について解説します。
①口角を上げながら歌う
笑いながら歌うことで、自然と口角が上がります。口角は、口の端のことですが、笑っている状態は全体的に力が抜けているため、おすすめです。
笑い声が大きい人は、リラックスした状態で発声しているため、喉を痛めることがありません。口角を上げて歌うようにしましょう。
②割り箸やパイン飴をくわえる
割りばしやパイン飴を使った練習方法もあります。割りばしを割ってから、左右の奥歯で一本ずつを噛んだ状態で、発声すると喉が開いた状態で歌う感覚が掴めるのでおすすめです。
また、パイン飴などは、ドーナツ状に開いている飴のため効果的な練習ができます。パインアメの穴を正面に来るように咥えて、声を出す練習をすることで練習になるのでおすすめです。
③ボイトレグッズを使う
ボイストレーニンググッズを使って練習することもおすすめです。ボイトレグッズでは、割りばしやパイン飴を使った練習よりも着実に実力が身につきます。
分厚い素材で作られているため、より喉を開いて歌うコツを掴みやすいでしょう。練習用のCDなどもついているのでおすすめです。
正しい発声法を学べるボイトレ教室3選
正しい発声法を学べるボイトレ教室をご紹介します。
- シアーミュージック
- アバロンミュージックスクール
- 椿音楽教室
独学では限界を感じている方や、プロに教えてもらいたい方はぜひ参考にしてください!
シアーミュージック|マンツーマンレッスンが魅力的な教室
シアーミュージックには、ボーカル&ボイストレーニングコースがあります。
趣味で歌を楽しみたい人やプロを目指している人にもおすすめのボイトレ教室です。マンツーマンで教えてもらえるので、喉の開き方がわからなかった時に質問しやすいので安心して通えます。
レッスンスタイル | マンツーマン |
入会金 | 2,200円(税込) |
料金 | 月2回 /¥11,000(税込)~月4回 /¥17,600(税込) |
時間 | 45分 |
アバロンミュージックスクール|楽しみながら身につく音楽教室
アバロンミュージックには、ボーカルコースがあります。楽しみながら練習することをモットーとしており、目的に合わせたレッスンを行ってくれます。
また、声質に合わせたボイトレができるので、喉を開いて歌う方法を学びながら楽しく習得できるのでおすすめです。
レッスンスタイル | マンツーマン |
入会金 | 0円(定期的なキャンペーン実施しています) |
料金 | ビギナーズコース(30分)月2回 :¥8,250円(税込) スタンダードコース(45分)月2回:¥10,560円(税込)~月8回:¥33,440円(税込) プレミアムコース(60分)月2回:¥11,880円(税込)~月8回:¥41,360円(税込) |
椿音楽教室|着実な技術が身につく音楽教室
椿音楽教室では、マンツーマンで習えるポピュラーボーカルコースがあります。講師と二人三脚で学べるため、着実に実力が身につく点か魅力的です。
オンラインレッスンなどもあるので、いざという時に自宅から習える点ので、喉を開いて歌う方法をマンツーマンで学びましょう。
レッスンスタイル | マンツーマン |
入会金 | 入会金 2,200円(税込) |
料金 | 月1回:¥5,900(税込)~月4回:¥23,300(税込) |
時間 | 60分 |
ボイトレで喉を開くとはまとめ!
ボイトレで喉を開くという点についてご理解頂けましたでしょうか。喉を開いて歌うことで、喉を痛めにくい点やより大きく芯のある声を発声できるのでおすすめです。
リラックスしながら歌えるため、より歌を楽しめるようになるので喉を開いて歌う練習に取り組むようにしましょう。