2DCG(2次元CG)や3DCG(3次元CG)のアバターを用いて、動画投稿や生配信をするVtuber。
YouTubeでの動画投稿から人気コンテンツへと発展した人気Vtuberにあこがれて「自分もVtuberになってみたい」という願望は一度は抱いたことがあるのではないでしょうか。
今回は、Vtuberになるために必要な機材について紹介します。
- Vtuberになる為の必要機材・費用
- Vtuberのアバターを作るためのソフト
- Vtuberになる為のおすすめのスマホアプリ
Vtuberになるための機材を具体的に知りたい人やVtuberになる初期費用を算出してみたい人にも参考になる内容で、無料で使えるアプリもご紹介します。
Vtuberになる為の必要機材・費用
引用元:にじさんじ公式サイト
Vtuberとして配信するためには、通常の配信よりも揃えなければならない機材が増えてきます。
というのも、上記のようなコンピューターグラフィックのキャラを動かすのがVtuberだからです。
そこで、Vtuberになる為の必要機材・費用について紹介します。
①パソコン・ゲーミングPC
まずは、配信を行うための作業が必要なパソコンを手に入れなければなりません。
Vtuberとして配信するためには、パソコンとwebカメラを用いるか、パソコンとVRヘ
ゲーム実況ならゲーミングPC
ゲーム実況を行いたい場合は、ゲーム配信に耐えられるようなスペックのパソコンが必要になってきます。
必要スペックや費用
先ほども述べた通り、配信にはCPU・メモリ・グラボの3要素が重要です。
CPUは「Intel Core i7」以上、メモリは最低でも8GB、グラボは「GeForce RTX 3060」以上の製品をおすすめします。
パソコン本体は製品によって価格が左右されますが、グラボは5万円以上の予算を考えておきましょう。
上記の条件を満たしたパソコンであれば、約20万円程度で購入できる製品もあります。
②Webカメラ+FaceRig
アバターと自分の表情をトラッキングさせて配信するために、WebカメラやFaceRigが必要です。
FaceRigはWebカメラなどから顔認識させるソフトです。
当然、低品質な製品では満足な配信が行えません。
また、マイク内蔵のwebカメラも販売されていますが、本格的にVtuberとして活動したいのであれば別々に購入することをおすすめします。
必要スペックや費用
カメラとして必要なスペックは、解像度やフレームレートが重要です。
解像度は1080p、フレームレートは60fpsの製品が望ましいでしょう。
上記の条件を満たしたwebカメラは、約7000円程度で購入できる製品もあります。
③VRヘッドセット
アバターを自由自在に動かすためには、VR機材の一環でVRヘッドセットも必要になってきます。
また、インストールなど配信へ導入するための作業が難しく、勉強と時間を要してしまいがちです。
3Dのアバターを自由自在に動かしたいなら用意しておくとよいでしょう。
必要スペックや費用
VRヘッドセットは数万円から十数万円する製品までたくさんの種類があり、高価です。
そのため、もし導入を考えている方は解像度の高さを考慮しながら検討してください。
Vtuberとしての経験や知識が豊富になってから導入するのもよいかもしれませんね。
④マイク
配信では、アバターの映像だけでなく自身の音声も用いるのが一般的。
そのため、マイクも導入する必要があります。
また、ミュート機能があるマイクだと、スムーズな配信を行いやすいでしょう。
マイクの音質次第で、視聴者が受ける声の印象が大きく変わりますので重要なポイントと言えるでしょう。
おすすめはコンデンサーマイク
マイクは、「コンデンサーマイク」と「ダイナミックマイク」の2種類に大別されます。
コンデンサーマイクはよりクリアな音質を期待でき、一方向からの集音に長けており、おすすめです。
また必要に応じて、オーディオインターフェースを用意するのもよいでしょう。
⑤スマートフォン
実は、スマートフォンだけでもVtuberになることが可能です。
また、パソコンとスマートフォンを連携させて配信する方法もあるため、スマートフォンも必要な機材と言えます。
アプリを用いてアバターの作成や配信自体ができますが、詳しくは後述します。
ただし、フェイストラッキング機能がないスマートフォンではアバターを動かせなくなるため注意が必要です。
⑥配信ソフト
YouTubeやほかの配信サイトで配信を行うために、配信ソフトも準備する必要があります。
配信ソフトを用いることで、パソコンやゲームの画面を配信させたり、録画したり複数の機能が可能になります。
また、視聴者のコメントも表示させられるなどより良い配信に近づけることができます。
ゲーム実況をする場合に必要
通常の配信であれば、配信ソフトがなくても十分な配信ができます。
しかし、ゲーム実況であればアバターとゲーム画面の両方を配信画面に映す必要が出てきます。
そのため、ゲーム実況を配信したいと考えている方はぜひ導入してください。
「OBS Studio」というソフトが無料で人気が高くおすすめです。
⑦動画編集ソフト
Vtuberは生配信だけでなく、動画投稿のスタイルで活動する場合もあります。
そのため、動画編集ソフトを導入して適切な動画を作成しなければなりません。
また、どこまで編集に力を入れるかで必要なソフトが変わってきます。
生配信をメインに行うVtuberであれば、優先度はかなり低いと思います。
Vtuberのアバターを作るためのソフト
それでは、Vtuberになるために必要なアバターを作成するソフトについて紹介します。
アバターとは、配信者の分身です。上記画像のようなアニメキャラで活動するVtuberが日本では多く活動しています。
配信をスタートすると、ずっと自分の代わりに動いて話すキャラクターになるので、使い続けられる要素も必要です。
①Live2D
引用元:公式HP
Live2Dは、2Dのアバターを作成できるソフトです。
また、2Dでありながら立体的なアニメーションのように動かすことができます。
無料版と有料版がありますが、満足に機能をこなすためには有料版にしておきましょう。
年間で約15000円のライセンス料金がかかります。
またLive2Dを利用するためには、webカメラとFaceRigが必要ですので注意しましょう。
②VRoidStudio
引用元:公式HP
VRoidStudioは、3Dのアバターを作成できるソフトです。
人型の細かい部分まで3Dアバターでモデリングされています。
また、衣装や顔つきなど表現も多彩。
無料で利用できるため、おすすめのソフトです。
③カスタムキャスト
引用元:公式HP
カスタムキャストは、3Dのアバターをスマートフォンで作成できるアプリです。
容姿や髪型、衣装などのデザインやモデリングを可能にしています。
アプリ内課金こそありますが、基本的に無料で利用できるためスマホで手っ取り早くアバターを作成したい方におすすめです。
ドワンゴによりリリースされているため、ニコニコ生放送などの配信に長けています。
④Blender
引用元:公式HP
Blenderは、3Dのアバターを作成できるフリーソフトです。
モデリング、アニメーション、トラッキング機能などを可能にし、動画編集まで行える万能ソフト。
無料でダウンロードできますが、有料ソフトに引けを取らないソフトです。
実際のアニメ作品でも、Blenderを用いてCGを作成することもあるようです。
最低限の機材だけでVtuberになりたいならスマホアプリがおすすめ!
上記で説明した通り、機材を全部揃えなくてもスマホがあればVtuberにすぐになれます!
例えば、2Dアバターを作成できる「nizima LIVE TRACKER」というスマホアプリがあります。
パソコンと連携させ、iPhoneのカメラを用いて自身の顔をトラッキング可能。
スマホ画面をタップしてアバターのモーションや表情を操作できます。
分かりやすくシンプルな操作が多く、初心者でも扱いやすいアプリです。
無料プラント有料プランがありますが、有料プランでも年間5280円と高価ではありません。
月額440円で多数の機能が扱えることを考慮すると、有料プランをおすすめします。
ただし、iPhoneX以上のスマホでなければフェイストラッキングを行えませんので注意しましょう。
まとめ
2DCGや3DCGのアバターを用いて動画投稿や生配信などの活動をするVtuberは、動画編集だけじゃないソフトやアプリ、機材も必要ということが分かりました。
Vtuberになるために、スペックのよいパソコン、解像度1080pほどのwebカメラ、コンデンサーマイクなどが必要です。
また、配信ソフトや動画編集ソフトなどを用意することも覚えておきましょう。
いまや人気コンテンツとして知名度を上げ、CM出演しているVtuberもいるほど。PCやスマホがすでにあるなら、初期費用をおさえてVtuberデビューもできそうです。
無料で利用できるアプリもあるので、まずは、Vtuberデビューに必要な2Dアバター作成からはじめてみませんか。