カラオケの機種はDAMとJOYSOUNDの2つのブランドがあります。
カラオケにこだわっている人であれば、お気に入りがあることでしょう。
一方で、こだわりがあまりない人はなんとなく選んでいるのではないでしょうか。
そこで今回は納得して選べるようにするため、カラオケ機種のおすすめについて紹介します。
- DAMとJOYSOUDとは
- DAMのおすすめポイント3つ
- JOYSOUDのおすすめポイント3つ
- DAMとJOYSOUDのおすすめ機種
- DAMとJOYSOUDの選び方
- DAMやJOYSOUDがあるカラオケ店
Contents
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カラオケ機種のメーカーは2つだけ
以前は、いくつかのメーカーによるカラオケ機種がありましたが、次第に減少していきました。
そしてカラオケ「まねきねこ」を運営するコシダカが2019年に独自機種を終了したことで、カラオケ機種のメーカーは2つだけになっています。
その2つのメーカーである「DAM」と「JOYSOUND」について紹介します。
DAM(第一興商)
「DAM」は株式会社第一興商が運営するカラオケ機種のシリーズです。
1994年にカラオケ業界に参入した後発組ですが、1996年以降から現在に至るまで業界でトップシェアを誇っています。
音質へのこだわりや採点機能の精密さが売りで、テレビのカラオケ番組でも使用されるほどです。
曲数が少ないといわれていましたが、最新機種では27万曲以上を収録するなど弱点はなくなってきています。
JOYSOUND(エクシング)
「JOYSOUND」は株式会社エクシングによるカラオケ機種のシリーズです。
1992年にカラオケ業界に参入し、DAMに取って代わられるまでは、業界トップシェアでした。
ボカロ曲やインディーズ曲など、マイナーな曲に対応するなど、収録曲の多さが魅力です。
2010年にカラオケブランド「UGA」を吸収したことで楽曲数がさらに増え、最新機種では34万曲以上を収録しています。
カラオケ機種DAMのおすすめポイント3つ
出典:DAM公式サイト
DAMのおすすめポイントを3つ紹介します。
①本人映像やアニメ映像が豊富
DAMは本人映像やアニメ映像が豊富です。
本人映像に関しては、ミュージックビデオだけでなくライブ映像も用意されているため、臨場感を味わいながら熱唱できます。
アニメ映像も多いため、思い出のシーンを見ながら歌えますよ。
また本人歌唱によってアーティストの歌声を楽しめるので、カラオケがライブ会場のようになります。
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②音質がいい
音質にこだわっているのもDAMの特徴です。
ギターやドラムなど多くの楽器を使用することで、オリジナル音源に近いサウンドを再現しています。
またライブサウンド機能もあり、ドームやホールのような独特の響きが再現されています。
③精密採点機能が優秀
DAMの採点機能「精密採点」は精度が高く、テレビのカラオケ番組でも使用されるほどです。
採点結果では歌唱力を分析してグラフ化もしてくれるため、どこに弱点があるのかを理解できます。
また最新機種では「精密採点Ai」となり、機械学習で生まれた「Ai感性」によってテクニックだけでなく、表現力の理解も高まりました。
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カラオケ機種JOYSOUNDのおすすめポイント3つ
JOYSOUNDのおすすめポイントを3つ紹介します。
①曲数が多い
JOYSOUNDは曲数が多いのが魅力で、最新機種では34万曲と業界最多の楽曲が収録されています。
そのため「あの曲を歌いたかったのになかった」という残念な気持ちを味わうことがあまりありません。
②マイナーなアニソンやボカロ曲が充実
JOYSOUNDは、マイナーなアニソンやボカロ曲に力を入れています。
そのほかにもゲーム曲、声優楽曲、同人楽曲、ミュージカル曲なども充実しているため、このような曲を歌いたい人には最適な機種です。
またカップリング曲も収録されているため、好きなアーティストの楽曲をとことん歌えます。
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③遊べる機能が豊富
JOYSOUNDはカラオケ以外の遊べる機能も充実しており、次のようなコンテンツがあります。
- うたスキ:よく歌う曲の登録、カラオケ動画の投稿、他の人が歌ったカラオケ動画の視聴など
- みるハコ:ライブ映像や映画、アニメなどの鑑賞
- キョクナビアプリ:スマホのリモコン化、カラオケ背景にスマホの写真や動画を表示する
- いますぐミュージシャン:スマホからピアノやギターなど10種類以上の楽器を鳴らせる
- 魔法カメラ:カラオケルームの専用カメラによって動物やフルーツに変身する
このようにカラオケ以外にも楽しめるコンテンツがあるため、小さいお子さんにもおすすめですね。
カラオケでは最新機種がおすすめ
カラオケの機種は新しいほど音質がよくなり、採点や他のコンテンツも充実します。
そのため、DAMであれば「LIVE DAM Ai」をJOYSOUNDであれば「JOYSOUND MAX GO」といった最新機種を選びましょう。
ただし、機種がない場合もあるため、最新機種とそれ以外の比較的新しい機種の特徴を解説します。
DAMの機種
DAMの新しい機種3つについて、それぞれどのような機能が追加されたかを紹介します。
LIVE DAM Ai(2019年)
出典:DAM公式サイト
「LIVE DAM Ai」は2019年10月に発売された、DAMの最新機種です。業界最多となる、約22,000曲が本人映像に対応しています。
そして「精密採点Ai」が新しく搭載され、人間に近い採点が可能となりました。
自分の声で操作できるAiアシスタント機能もあるため、デンモクを使わずに声だけで曲の予約やキーの変更などを手軽に操作できます。
またライブサウンドも進化し、実際にライブが開催される「東京ドーム」と「バンテリンドーム」の音響も再現されています。
LIVE DAM STADIUM STAGE(2017年)
出典:DAM公式サイト
「LIVE DAM STADIUM STAGE」は2017年10月に発売されました。
採点機能を進化させた「精密採点DXミリオン」を搭載しており、正確に歌うとコンボが加算されていき、最高得点は100点以上を獲得できます。
また洋楽をネイティブに近い発音ができるように「Nipponglish」というルビが採用されるなど、洋楽好きにも嬉しい進化を遂げています。
LIVE DAM STADIUM(2015年)
出典:DAM公式サイト
「LIVE DAM STADIUM」は2015年4月に発売された機種です。
「精密採点DX」をグレードアップした「精密採点DX-G」が採用され、ビブラートなどのテクニックによるボーナスポイントが追加されるようになりました。
またデュエットでの採点もできるようになり、1人だけでなく2人で歌の練習ができるようになっています。
JOYSOUNDの機種
JOYSOUNDの新しい機種3つについて、それぞれどのような機能が追加されたかを紹介します。
JOYSOUND MAX GO(2019年)
「JOYSOUND MAX GO」は2019年6月に発売された最新機種で、業界トップの34万曲以上が搭載されています。
音質がさらに強化され、メジャー曲だけでなくマイナー曲のクオリティも上がりました。
また新機能の「みるハコ」が搭載されており、ライブ映像やMVといった音楽だけでなく、映画やアニメ、スポーツといった音楽以外の映像も楽しめます。
JOYSOUND MAX2(2017年)
「JOYSOUND MAX2」は2017年7月に発売された機種です。
業界初となるハイレゾカラオケが実現し、処理速度が速くなったことで歌いやすさが向上しています。
「アリーナサウンド」も強化され、4つのエフェクトから選べるようになっています。
また、すべての漢字にルビが振られているため、まだ小さい子どもや海外の人でも快適に楽しめますよ。
JOYSOUND MAX(2015年)
「JOYSOUND MAX」は2015年7月に発売されたモデルです。
約2年をかけて開発されたカラオケ専用生音源「X-Leben」によって、今まで以上に臨場感が増しました。
そのほかにも、歌っている人に合わせた最適なキーを提案する「マイキー」や、曲によってエフェクトを切り替える「マイエフェクト」などが新機能として搭載されています。
DAMとJOYSOUNDどちらを選ぶ?それぞれの機種がおすすめな人
DAMとJOYSOUNDの2つとも良さがあって、どちらを選ぶか悩みますよね。
それぞれおすすめな人を紹介していますので、選ぶときの判断材料として使ってください。
DAMがおすすめな人
DAMがおすすめなのは次の項目に当てはまる人です。
- 本人映像やアニメ映像が見たい
- オリジナル音源に近い方がいい
- 精密に採点してほしい
- ジャニーズが好き
- K-POPを歌いたい
- 演歌をよく歌う
- 洋楽を歌う
曲によっては本人映像がないこともあるため、絶対に歌いたい曲がある場合は事前に調べておきましょう。
「DAM公式サイト」で曲名や歌手名などから、楽曲の検索ができます。
JOYSOUNDがおすすめな人
次の項目を重視する人は、JOYSOUNDがおすすめです。
- 採点はあまり重視しない
- インディーズ曲をよく歌う
- マイナーなアニソンを歌いたい
- ボカロ曲を歌いたい
- カラオケ以外のコンテンツも楽しみたい
- 他のユーザーのカラオケも聴きたい
曲数が豊富なJOYSOUNDですが、楽曲によっては収録されていない可能性もあります。
「JOYSOUND公式サイト」から、事前に検索しておくと安心です。
DAMとJOYSOUNDの機種があるカラオケ店
DAMとJOYSOUNDにはそれぞれ直営店があります。それ以外のカラオケ店は、どちらの機種にも対応しています。
ここでは、どのようなお店があるかについて紹介します。
DAM直営店
DAMを出している第一興商が運営しているのが「ビッグエコー」です。
北海道から沖縄まで全国に480店舗以上を展開しています。
直営店であるため、DAMの最新機種を取り揃えており、ヒトカラで行った際にも最新機種で歌える可能性が高くなります。
DAMの最新の採点機能で練習したい人にとっては、非常におすすめです。
JOYSOUND直営店
JOYSOUNDを出しているエクシングの子会社スタンダードが運営しているのが「カラオケJOYSOUND直営店」です。
JOYSOUNDの最新機種の高音質でマイナー曲を楽しみたい人は、ぜひ利用してみてください。
またドリンクバーだけでなく、ソフトクリームやスピンコーンというスナック菓子まで無料で味わえます。
両方あるカラオケ店
直営店以外のカラオケ店では、DAMとJOYSOUNDのどちらの機種も選べます。
主なカラオケ店は以下のとおりです。
- カラオケ館
- ジャンカラ
- カラオケBanBan
- カラオケまねきねこ
- コート・ダジュール
ただし直営店と違い、お店によって最新機種がないこともありますので、気になる人は事前に問い合わせてみましょう。
おすすめのカラオケ機種まとめ
今回はおすすめのカラオケ機種について紹介しました。
DAMには本人映像が多く、採点機能が精密という特徴があります。
一方でJOYSOUNDは、楽曲数が多くマイナーな曲まで幅広く対応しています。
このようにそれぞれに良さがあるため、採点機能で分析してほしい、ボカロ曲をたくさん歌いたいなどの気分に合わせて機種を選んでみてください!