カラオケは、結婚式の二次会や職場の忘年会、また、歌の練習で利用するなど、1つの娯楽として浸透していますね。
カラオケに行くと、なにも考えず持ってしまうマイクですが、そのマイクには正しい「持ち方」があるのをご存知ですか?
音楽番組を見るとカッコいい持ち方や個性的な持ち方をしているプロのボーカリストやラッパーもいますが、そのような持ち方を真似せず、正しくマイクを持った方が良いです。
- 正しいマイクの持ち方
- NGなマイクの持ち方
- マイクを使用する際の注意点
それではマイクの持ち方についてご紹介していきます。
Contents
カラオケのマイクには正しい持ち方がある?性格が出る?
カラオケのマイクには正しい「持ち方」があり、なぜ、マイクを正しく持つのが良いのか?
それは、あなたの歌声を魅力的に最大限引き出すことが可能だからです。
また、マイクの持ち方で性格が出ると言われており、その一例をご紹介します。
- マイクのヘッドの下の部分を持つ:真正面な人が多い
- マイクのヘッド部分を覆うように持つ:自分の世界に酔いしれやすい
- マイクの下の部分を持つ:自然体な人が多い
カラオケのマイクの正しい持ち方!3つのポイント
それでは、マイクはどんな持ち方が正しいとされているのでしょうか?
- マイクの向きは口の正面
- マイクの角度と口までの距離
- マイクの握る位置
この上記の3つのポイントとともに説明していきますね。
マイクの向きは口の正面に!
マイクには様々な種類があります。
- カラオケ、ライブ→ダイナミックマイク
- レコーディング→コンデンサーマイク
- TVでタレント→ピンマイク
よく使われているのがダイナミック型の「単一指向性」というマイクで、カラオケやプロのボーカリストがライブの時に使用します。
この単一指向性のマイクは、正面の音を良く拾ってくれる特徴があります。
マイクを持った時に「あーー」と発声練習をすると一番響きの良いところがあるので、声を良く通すためにも、マイクがブレずに口の正面にくるようにしましょう。
マイクの角度と口までの距離
マイクの角度は床と平行になるように持った方が良いです。マイクと口までの距離は、約5㎝ほど離すのが理想的。
あまりマイクを離しすぎてしまっても、声が通らなくなってしまいますし、近くなりすぎても衛生面が気になるので、調整しつつ、自分の最適なマイクとの距離を見つけましょう。
マイクの握る位置と姿勢と腹式呼吸
マイクヘッドのすぐ下の部分を握るのが正しい持ち方です。
また歌っていると、ついつい猫背気味になってしまいがちなので、リラックスして正しい姿勢を心掛けるだけで声が圧倒的に出しやすくなりますし、声も枯れにくくなってきます。
そして、歌う時に重要なのが「腹式呼吸」で、お腹を風船のように膨らますイメージで呼吸すると、より多くの酸素を取り込め、伸びやかな歌声が出ます。
カラオケでこんなマイクの持ち方はだめ!NGな持ち方
それではマイクのNGな持ち方を紹介していきます。
- マイクのヘッド部分の下半分を覆う
- マイクのヘッド全体を覆う
- マイクを縦に持つ
ついついやってしまいがちな持ち方があると思いますが1つずつ詳しく説明します。
マイクのヘッド部分の下半分を覆う
マイクの網目部分のグリルと呼ぶ部分があります。このグリルの下半分を手で覆うような持ち方はNGです。
ここを覆ってしまうことで、ハウリング(「キーン」と鳴る現象)を起こしたり、音がキレイに拾われなくなります。
マイクのヘッド全体を覆う
カラオケでマイクのヘッドからグリル全体を完全に覆う持ち方をしている人、時々いますね。
マイクを縦に持つ
マイクを縦に持ってしまうと、音を拾わなくなってしまいます。
せっかく、声を出しても聞こえる声が小さくなってしまい、マイクの役割を100%果たせなくなってしまいます。
喉が圧迫されてしまうことにより声の通り道が狭くなるためであり、音程もフラット(下がり)気味になるので注意しましょう。
カラオケでマイクを使用する際の注意点
マイクの持ち方について詳しく説明しましたが、ここからはカラオケでマイクを使用する際の注意点を見ていきましょう。
- カラオケで唇をマイクにつけるのは衛生面的にNG
- カラオケでマイクをスピーカーに近づけない
- カラオケでマイクを叩かない
カラオケに行くと無意識にやってしまうものも含まれていると思います。
こちらも1つずつ説明します。
カラオケで唇をマイクにつけるのは衛生面的にNG
確かに、プロのボーカリストの方もマイクに唇を付けて歌っているのを目にする機会があり、自分の声も大きく聞こえます。
ですが、特にこの1~2年はコロナウイルスが流行っていますので、衛生面的には止めた方が良いでしょう。
ただカラオケ店によっては持ち込みを禁止しているところもあるので、事前に確認しておきましょう。
カラオケでマイクをスピーカーに近づけない
カラオケでマイクをスピーカーに近づけてはいけない理由は、「ハウリング」という現象が防ぐためです。
ハウリングの仕組みは、マイクで増幅された音がスピーカーに伝わり、そのスピーカーの音が再びマイクで増幅しスピーカーから音が出るというループ状態になるからです。
ハウリングはマイクとスピーカーの距離が近い時などに起きやすくなり、機器の故障に繋がってしまうこともあるので避けましょう。
カラオケでマイクを叩かない
結論から言いますとマイクを叩くのは絶対NGです。
なぜかと言うとマイクが故障する可能性があるからです。
同様に、叩く代わりに息を吹きかける行為も絶対NGです。
カラオケのマイクの持ち方まとめ
いかがでしたでしょうか?この記事でご紹介したマイクの持ち方について下記にまとめました。
- マイクは口の正面、距離は約5㎝
- マイクヘッドの下の部分を握るのがOK
- マイクのヘッド部分を覆う、縦に持つはNG
- 唇をマイクにつけるのは衛生的にNG
- スピーカーに近づけすぎもNG
カラオケのマイクにも正しい持ち方があるなんて奥が深いですね。
皆さん、できることから実践していきましょう。