YouTube業界で市場を広げているのがVTuberです。VTuberになるには、VTuber活動をまず個人で始める準備をしましょう。
VTuberとして活動した後で、個人勢として活動するか、いずれかのVTuber事務所に所属するか決めても遅くありません。
まずは、新人VTuber向けに、配信に必要な機材やVTuberの始め方、PCやスマホでVTuber活動する方法を具体的にご紹介します。
- VTuberとは?
- スマホでVTuberをやるメリット・デメリット
- おすすめの動画配信・編集アプリ
- VTuberで必要なもの
- 人気VTuberになる方法
Contents
VTuberとは?
VTuberとは「Virtual YouTuber(バーチャル ユーチューバー)」の略称で、2Dや3Dアバターを使いYouTube上で動画配信しているところが主な特徴です。
大きな魅力として顔を出さなくても動画配信ができるという点があり、特に若い層を中心に注目されてます。
2017年頃から周知されはじめたVTuber。今では、個人VTuberは多すぎるほどいるという状況です。
スマホでVTuberを始めることのメリット・デメリットをご紹介!
VTuber活動をスマホだけでできるようになり、簡単にVTuberをはじめる人も増加中です。
スマホがあれば簡単に目指せるVTuberになる前に、知っておきたいメリットとデメリットはあります。
まず、スマホでVTuberを始めることのメリットとデメリットを簡潔に解説しますので、VTuberを個人ではじめる前に理解しておきましょう。
メリット
スマホでVTuberになるメリットは「スマホとアプリのみでできる」です。スマホを使って個人でVTuberをやってみるなら、予算はほぼ必要ありません。
誰でももっているスマホがあればアプリをダウンロードするだけでVTuberを目指せます。
PCでVTuberをはじめるなら、本格的な機器をそろえると予算が何十万も必要です。
もし、「使い勝手が悪い」「これ、私向きじゃない!」と機器を購入した後に分かっても返品できないことがほとんど。
デメリット
スマホでVTuberをはじめるデメリットは「配信時にできることが制限される」です。
「限定されたアバターしか作れない」「ゲーム配信ができない」などの制限があります。
そのため、自分のしたい配信を事前にイメージしてから使用するアプリを選ぶことが重要になってきます。
ライブ配信を使いたい人向け!おすすめアプリをご紹介!
スマホ向けの配信アプリは数多くあり、アプリによって大きな違いがあります。
スマホアプリはPCに比べてできることが限られるので、自分にあうスマホアプリを選んでみましょう。
以下におすすめアプリをご紹介しますので、参考にしてください。
イラストさえあれば配信できる「IRIAM」
IRIAMはイラスト1枚から誰でもキャラライブができる機能が特徴のライブ視聴アプリです。
イラスト配信やラジオ配信ができるなど配信方法でも様々な種類があります。
約100名のVTuberが参加でき、視聴者と距離が近いため親密さを感じたい方はおすすめです。
アバターを簡単作成「REALITY」
REALITYはスマホで簡単にアバターを作ることができることが魅力のアプリです。
作成したアバターはソーシャルVR「ciuster」で使用できるのも魅力です。
自分のオリジナルアバターを作成し個性を出したい方はおすすめなので是非ダウンロードしてください。
ドワンゴ開発「カスタムキャスト」
カスタムキャストはニコニコ動画を運営しているドワンゴが開発したアプリです。
気軽にニコニコ動画が配信できる点が最大の特長であり500万ダウンロードを記録する大人気アプリです。
また、有料会員になることで限定アイテムや機能が使えるサービスも充実しています。
ゲーム配信が特徴「ミラティブ」
ミラティブはスマホで簡単にゲーム実況ができるアプリです。
ミラティブ全体の利用者の7割がゲーム配信利用で、スマホゲームの配信者数では日本一。
また、雑談配信をしているVTuberも利用していて、気軽に動画配信できる特徴で選ばれているようです。
シンプルな操作性で初心者向け「nizimaLIVE」
mizimaLIVEは直観的でシンプルな操作性が人気でアプリです。
操作がわかりやすいので初心者におすすめなのはもちろんLive2Dを熟知している中級者の方まで楽しんで使用できます。
初めての方には丁寧なチュートリアルがあるので途中で挫折してしまうということはありません!
VTuber向け動画編集アプリをご紹介!
続いてはスマホ向けの動画編集アプリをご紹介します。
動画編集アプリの使用目的は主に「ライブ配信のログを再編集」「ゲーム実況」「ミュージックビデオ作成」です。
最近ではPCと遜色ない性能のアプリが出てきているので、ぜひ以下のアプリを使用してみてください。
簡単操作で思いの通り!「PowerDirector」
PowerDirectorはYouTubeやSNS向けの動画編集アプリです。
8年連続国内№1の動画編集アプリであり、デザインや字幕機能などが豊富です。
また、アプリは基本無料で使用できるので気軽に始められるのも特徴です。
iphone・ipad御用達!「iMovie」
iMovieはAppleが開発したアプリです。
iPhoneやiPadを日常的に使用している人にはかなり使いやすい仕様になっています。
最も魅力的なところは初期設定にある簡易サンプルの豊富さでフォトアルバム、スポーツ、旅行、コミックブック、ネオンなどがあるので編集の手間が軽減できます。
簡単操作で精密編集!「KineMaster」
KineMasterは精密な編集機能で高クオリティの動画を作ることができるアプリです。
クリップをフレームごとにトリミング、カットの微調整ができます。
また、トランジョン、混合モード、クロマキー、色調節などの機能をあり、それが簡単なインターフェースで利用できます。
数多くのフィルターで編集可能!「Filmmeker Pro」
Filmmerkerは簡単にプロ級の動画が編集できるアプリです。
30種類のフィルター、17種類のトランジョンで4K動画を編集することができます。動画編集で具体的にやりたいことができた動画配信経験者や動画編集経験者などにおすすめ。
すべての機能利用には、月額や年間のサブスクリプションを購入する必要があります。初心者は、動画配信に慣れた後に検討、本格的な動画編集を目指したい時期におすすめです。
簡単操作で初心者向き!「InShot」
InShotはSNSコンテンツ作成に適したアプリです。
特長としては動画と静止画の両方が編集できるという点です。またTikTokやInstagramのテンプレートがあるので、初心者でも使いやすい仕様になっています。
基本的な動画編集では問題ありません。
マルチトラックや4K編集ができないので、本格的な動画編集を目指したいときに、他のアプリへ移行したり有料ソフトに切り替えたりしてみましょう。
VTuberの必要機器
スマホでの気軽な配信ではなく本格的な編集作業をして配信したいVTuber向けに最低限必要な機器をご紹介していきます。
以下の機器を揃えることで劇的に配信のクオリティが上がり、その結果人気にも直結してきますので、真剣にVTuberを取り組みたいという方は是非参考にしてください。
PC
一番重要なものがPCです。
PCを選ぶ際、最初に気にしなければいけないのは2D・3Dキャラクターのどちらかを決めることです。
それによって購入するPCのスペックが全く違ってきます。
以下にそれぞれ必要となるPCスペックをご紹介するので参考にしてください。
- OS:windows10(64ビット版、デスクトップモードのみ)
- CPU:IntelCore™i7シリーズ
- メモリ:16GB以上
- HDD:200MB以上
- GPU:NVIDIA GeForce GTX 850M相当
- OS:windows10(64ビット版、デスクトップモードのみ)
- CPU:IntelCore™i7シリーズ
- メモリ:16GB以上
- HDD:200MB以上
- GPU:NVIDIA GeForce GTX 850M相当
- ネットワーク:ブロードバンドインターネット接続
- ストレージ:1GB利用可能
マイク
マイク選びで一番重要なことはUSB接続できるかどうかです。
USB接続のマイクであることのメリットは「雑音が入りづらい」「設定が簡単」等があります。
安いもので2000~5000円ほどで購入できますので、できればマイクスタンドやポップガードなどの周辺機器も充実させることもおすすめします。
WEBカメラ
WEBカメラは顔認証(Facetracking)をするために使用します。
高いものでなくてもよいので2000~3000円ほどで買えるコスパの良いものを選んでください。
すでにあるデジカメで撮影するのは、設定の難しさからおすすめできません。ただの背景動画やニュースのような差し込み動画撮影には、もともとあるデジカメでも使用できることもあります。
WEBカメラは、PCやマイクとは違い、優先度は低いです。先にキャラクターを作り、スマホで動画配信をした後に、不便を感じたらWEBカメラの購入も検討してみましょう。
【PC向け】VTuber向け動画編集ソフト
次にVTuber向けの動画編集ソフトをご紹介します。
国内販売№1「PowerDirector」
こちらはスマホアプリ版でもご紹介しましたPowerDirectorです。
国内№1の動画編集ソフトで、扱いやすいソフトとして周知されています。初心者でもプロ並みのクオリティで編集できる機能性です。
どの動画編集ソフトを使ってよいか迷うなら、一度試してみてはいかがでしょう。
定番のAppleソフト「iMovie」
こちらもスマホアプリ版でもご紹介しましたiMovieです。
他のソフトと比べると少し機能が限られています。Apple製品を使用している方にはなじみやすい操作性です。
簡単に4Kの高画質動画が作成できるところも特徴で、Apple製品を使用している初心者におすすめできます。
高機能の動画編集が可能!「DaVinci Resolve」
DaVinci Resolveは高機能が売りの動画編集ソフトです。
色補正、ビデオ、エフェクト、音声入力、モーショングラフィック等の機能が入っています。
様々なOSに対応「LightWorks4」
LightWorks4がMac OS X、LinuX、Windowsに対応している動画編集アプリです。
4K動画が素早くSNSに公開でき、パネル操作で動画編集するシンプルさが特徴です。
プロ向け!本格ソフト「Final Cut Pro X」
Final Cut Pro Xはプロ向けで本格派の動画編集ソフトです。
高度なソフトがゆえに、ありとあらゆるスタイルの動画が作成でき、使いこなせるとかなりクオリティの高い動画ができます。
VTuberになる方法3選!
個人でVTuberになる主な3つの方法をご紹介します。
①クリエイターに依頼する
VTuber制作サービスできるクリエイターに依頼して、VTuberのキャラクター関連を全てお任せするのが一番簡単です。
キャラデザイン・立ち絵・モデリングの全工程に対応してくれるクリエイターも少なくありません。自分の好みのVTuberキャラをしっかり伝えると、理想のVTuberモデルを依頼して制作できます。
イメージがわかなくてもクリエイターと相談しながら制作するので心配はいりません。
ただ、できたモデルを使って動画を作成したり配信したりといった実作業は自分でやる必要はあります。
②Twitterで探す
Twitterで「#魂募集」と検索すると、モデリング済みのVTuberキャラクターの利用者を募集している人が多くいます。
料金は用意しておきましょう。まれに、無料でVTuberキャラクターを使用できる場合もあります。
③オーディションを受ける
芸能事務所のようにVTuberにも事務所があります。
VTuberとして有名になりたい方は事務所のオーディションを受けることをおすすめします。
オーディションに合格すると事務所から活動のサポートしてくれて、とても良い環境で配信できます。
アバターづくりの流れ4STEP
以下ではVTuberの作成方法の流れについてご紹介します。
最初にキャラクターをデザインし、動作設定できるソフトで各パーツに分解。動作をつける設定するという流れです。
①立ち絵の作成
まず、キャラクターの正面を向いたイラストを作成します。
また、後でキャラクターに動きをつけるために身体の各パーツを分解したものも用意しましょう。
②表情差分の作成
キャラクターの様々な表情のパーツを作成します。
笑顔や泣いている時の顔のパーツをあらかじめ作ることで特定のキーを押すと切り替えられるようになります。
一言で表情差分と言ってもかなり種類があります。「困った顔」「ちょっと泣きそうな顔」「泣いている顔」、「ほほえみ」「ニヒルなほほえみ」「爆笑」など、それぞれに設定が必要です。
クリエイターに作成依頼するなら、使いたい表情やキャラ設定イメージを明確に伝えて、スムーズで実りある打ち合わせにしましょう。
③イラストに動きを設定する
引用元:Live2D
各イラストが準備できたらLive2D Cubismというソフトでキャラクターの動きをつけます。
キャラクターに動きをつける作業は、ソフトやアプリの公式動画やマニュアルを参考にすると自分でもできます。
ただ、勉強すしたりトライ&エラーに時間を要したりしますので、プロに依頼するとスムーズです。
プロに依頼すると、依頼する動きの数や表情の種類、動作の多さで料金は高くなる傾向はあります。
④動作確認
引用元:Live2D Creative Studio / Live2D JUKU
動作の設定が終わると次はフェイストラッキングソフトで動作確認を行います。
こちらは自分で行っても問題ない作業ですので「VTube Studio」と「Animaize」というソフトで行ってみてください。
伸びないVTuber必見!売れてるVTuberの特長3選!
勢いだけで売れるほどVTuberは甘くありません。
この厳しい業界を生き残るにはしっかりと戦略を立てなければいけないのです。
売れているVTuberはある一定の特長を持っていますので以下でご紹介します。
①集客力がある
VTuberを続けるためには、どうすれば集客ができるかを考え続ける必要があります。
人気VTuberのランキング上位を占めているのは企業VTuberです。企業の資金力で告知や宣伝をすると集客に強い人気VTuberになれる傾向はあります。
しかし、個人配信のVTuberは、企業のような資金力はありません。
そこで、個人配信のVTuberは、少額で宣伝できるYouTubeやTwitterなどのネット広告を利用することがおすすめです。
②動画のクオリティが高い
動画のクオリティで人気が左右されます。
最近では数多くのVTuberがいて、視聴者も目が肥えていてます。そんな中で低いクオリティの動画を見ようという気はありませんね。
特にアバターのクオリティを上げると他のVTuberと差別化ができるので、こだわって作成してください。
③バズらせる才能がある
ファンのいるVTuberはバズらせるコンテンツを持っています。
バズらせるコンテンツは何でも構いません。アバターが魅力的であるや、編集が面白いなど人によって様々です。
常にバズらせるために努力をしなければつまらないVTuberの仲間入りをしてしまいます。
何かしらの武器を持って数あるVTuberの中から存在感を出しましょう。
まとめ
VTuberは、スマホのアプリを使ってスタートすると、初心者でも簡単に投資額も少なく活動できることがわかりました。
VTuberをはじめるなら、まず、アバター作成や必要機器の用意をはじめましょう。同時に、自分が個人で得意とする分野での戦略を具体的にイメージして行動することも大切です。
現在VTuberは多すぎて、伸び悩んでいるVTuberも数多くいます。
先輩VTuberがどんな戦略を立てているのか、自分はどのようなことがしたいのかを明確にして、おより具体的なVTuber像をイメージすることからはじめてください。