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ロングトーンとは
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ロングトーンをやるメリットは何?おすすめの練習法はある?

「声量が欲しい…」「息が続かない…」「高音が苦しい…」という悩みはありませんか?

実はそれらの悩みは、音を伸ばす練習を続けるだけで、着実に改善することができます。

この記事では、ロングトーンを練習するメリットや、おすすめの練習法カラオケで使えるコツ等について紹介していきます。

✔この記事でわかること
  • ロングトーンのメリット
  • ロングトーンの練習法とコツ
  • ロングトーンが上手い歌手とおすすめの練習曲
  • おすすめのボイトレ教室情報

Contents

ロングトーンとは?

ロングトーンとは、”音を一定に長く伸ばすこと”です。ただ伸ばすのではなく、同じ音程同じ大きさ同じ息のスピードを最後までキープしながら伸ばします。

伸ばす長さに明確な定義はありませんが、目標としては、初心者は8秒以上、練習を積んだら15秒前後、上級者は30秒以上を目安にすると良いと思います。

ロングトーンは、たった1音で聴く人に広がり壮大さ美しさ感動余韻などを与える効果があります。

特に高音のロングトーンは、多くの人を圧倒する迫力があります。

ロングトーンの練習は、管楽器の練習としては一般的ですが、実は歌においても、技能を向上させる効果が期待できます。

今日からできるロングトーンの練習法6選!

だれでもすぐできるおすすめの練習法をご紹介します。家でもカラオケでもどこでもできます。ぜひ試してみましょう。

①腹式呼吸

まずは呼吸の仕方に集中して、深呼吸をする練習です。

息をはく時にはお腹を凹ませ吸う時にはお腹を膨らませます。

無駄な力は抜き、リラックスした状態で行いましょう。

吸った息は必ず吐ききり息が空っぽになる感覚を毎回感じるようにしてください。

②息だけ流す練習

息を均等に出し続ける練習です。”2拍で吸って、8拍かけて均等に吐く”をゆっくりした速さで(もしメトロノームや、アプリがある場合は、テンポを♩=60に設定、なければ時計の秒針と同じくらいの速さ)で繰り返します。

息を吐く時には、歯に息を当て「スーー」と音をさせましょう。始めから最後まで均等のスピードで、吐き続けられているか、息の音をチェックしながら行います。

目線はできる限り遠くの一点を見つめるようにしましょう。

途中で息のムラができたり、最後の方で息の圧力が緩んだりしてはいけません。

慣れてきたら、吐く息の長さを12拍や16拍というように、だんだん長く伸ばしていきましょう。

③リップロールorタングドリル

次は、声も出しながら息を吐き続ける練習です。

リップロール」とは上唇と下唇を軽く閉じ、その間に空気を送ることで「プルルル・・・」と鳴らすことです。

タングドリル」はいわゆる”巻き舌”のことです。舌の先を上顎に付けながら丸め、力を抜きながら息を吐くことで「トゥルルルル」と鳴らします。

息をはき切るまで、一定の大きさと息のスピードを意識してくり返しましょう。

初心者は4拍伸ばすことから始め、8拍、10拍、12拍・・・と伸ばしていきましょう。

どちらも力が入っているとできない声の出し方で、良い発声に必要な脱力の練習にもなります。

ただ得意不得意もあるので、どちらでもよいですし、できる方は両方ともトライしてみましょう。

④母音で発声練習

「a・i・u・e・o」の母音をきれいに響かせ続ける練習です。

キーボードやチューナーを使って、正しい音程を保ちながら「(例)アーーーーー」と伸ばしましょう。

まずは出しやすい高さの音で8拍伸ばすことから始め、10拍、12拍・・・とだんだん長くしていきましょう。

慣れてきたら、だんだん高くしたり、低くしたりして様々な音で練習します。

伸ばしている間に喉が固まってこないように、リラックスした状態を作り続けてください。

⑤ロングトーンのある歌を歌う

ここからは実践編です。ロングトーンのある好きな歌を歌ってみましょう。

曲の中では前の音とのつながりや、限られた時間での息継ぎ、雰囲気に合った感情の込め方など、応用テクニックが必要になります。

同じ音程・大きさ・息のスピードに加えて、一瞬でたくさん息を吸うことや曲の雰囲気に合った表現を意識して練習しましょう。

⑥録音する

自分の歌を録音し、客観的に聞いてみましょう。自身の上手くいっている部分や課題を発見できます。

ロングトーンがブレずに最後までまっすぐ伸ばせているか、特にチェックしてみましょう。

ロングトーンを練習するメリット5つ!

ロングトーンを練習すると歌い手にとって良いことがたくさんあります。その5つのメリットについて解説します。

①安定感のある歌声になる

一音一音息をたくさん流しながら歌う練習を積むことで、声が全体的に太くなります。

またなめらかに歌う技能も高まります。

結果的に歌声に安定感が生まれ、聴く人に響く表現ができるようになります。

②声量がアップし、声を遠くに飛ばすことができる

長く伸ばす練習は、肺活量の向上にもつながります。

それだけではなく、しっかりと遠くに飛ばすことができる芯のある歌声になっていきます。

③音域が広がり、音程がよくなる

自分の歌声を確かめながら歌う時間が増え、耳もよくなり、正しい音程で歌えるようになります。

また地道に高音や低音もトレーニングすることで、確実に音域が広がっていきます。

④ビブラートやこぶしの土台となる

ビブラートやこぶしのような上級テクは、ロングトーンの技能がベースになります。

ロングトーンの技能が上がると、ビブラートにもステップアップしやすくなります。

⑤表現の幅が広がり、迫力のある歌になる

ロングトーンは歌唱力において聴く人を惹き付ける武器になります。

ロングトーンの部分で壮大さや迫力、余韻、美しさ等を表現できるようになります。

また曲の中で緩急の幅がつけられ、聴きどころのあるメリハリのある表現にすることもできます。

ロングトーンが上手い歌手4選!

破壊力抜群のロングトーンの持ち主で、圧倒的歌唱力を誇る歌手を紹介します。ぜひ神がかったロングトーンを聴いてみてください。

①Official髭男dism/Pretender


出典元:ミセス緑りんご

Official髭男dismさんのボーカル・ピアノの藤原さんのロングトーンは非常に美しく鳥肌が立ちます。

特に4:53からのラストのロングトーンは必見です!

②MISIA/つつみ込むように・・・


出典元:MISIA 公式YouTube

日本を代表する素晴らしい歌唱力を誇るMISIAさんのロングトーンは、非常に力強く元気をもらえます。

おすすめは4:21からと5:48の長いロングトーンです。

③ONE OK ROCK/Clock Strikes


出典元:ONE OK ROCK 公式YouTube

世界的に活躍する実力派ロックバンドのONE OK ROCKさんですが、特にボーカルTakaさんの歌唱力の高さは有名ですよね。

4:08あたりのロングトーンが非常に綺麗でおすすめです。

④浜田麻里/Return To Myself


出典元: 金沢めいとくチャンネル

年齢を重ねるごとにパワーアップしている圧倒的ハイトーンボイスの浜田麻里さんも、突き抜けるようなロングトーンが印象的です。

始めと終わりのロングトーンが素晴らしいです。

ロングトーンを最短で習得するためのコツ4つ!

様々な練習法を紹介してきましたが、ロングトーンの練習において常に押さえておきたいコツを解説します。

①正しい姿勢

姿勢が悪いと、肺に最大容量の息を入れることができません。背筋を伸ばし胸は開きます。無駄な力は抜き、リラックスして立ちましょう。

鏡があれば、姿勢をチェックしながら練習しましょう。

②きれいに伸ばす

喉を開いた状態をキープし、きれいな声を意識しましょう。

伸ばしていると、どうしても力が入りがちですが、お腹にのみ力を集中し、口腔鼻腔はなるべく空間を広く保つようにしましょう。

③同じ音程で伸ばす

音程がブレてしまってはロングトーンではありません。正しい音程を出し続けましょう。

練習する時は必ずキーボード等で正しい音程を出し、ぴったり合わせるように歌いましょう。

チューナーやアプリがあれば、音程が一定であるかどうか試しながら練習すると効果的です。

④まっすぐ伸ばす

息はお腹の支えを意識しないと、すぐ手前で落ちるものです。

まっすぐ伸ばせるようになるには、筋トレと同じくトレーニングが必要です。腹式呼吸を意識し、息を同じスピードでコントロールできるようになりましょう。

ロングトーン習得におすすめの練習曲2選!

ロングトーンの練習に適したカラオケ人気曲を紹介します。

おすすめの練習曲①
炎/LiSA


出典元:LiSA 公式YouTube

劇場版「鬼滅の刃」無限列車編 主題歌で、社会現象にもなったLiSAさんの大ヒット曲です。

ゆっくりとしたテンポで緩急のついた表現や、まっすぐで力強いロングトーンが印象的です。

高音のロングトーンビブラートの練習にもおすすめです。

おすすめの練習曲②
栄光の架橋/ゆず


出典元:ゆず公式YouTube

感動的な歌詞と壮大な曲調、そして2人が奏でる美しいロングトーンのハーモニーが突き刺さるゆずさんの名曲です。

ゆっくりとしたテンポで一音一音を遠くへ響かせる練習におすすめです。

ロングトーンの練習に関するよくある質問!

ロングトーンの練習でよくある質問をまとめてみました。

Q.ロングトーンを計測したいけどどうしたらいい?

A.スマートフォンのストップウォッチ機能ボイスレコーダーで計測する方法がおすすめです。

またより精密に測定をしたい場合には下のアプリをおすすめします。
アプリ「Voick」

Q.裏声でロングトーンが続かない/震えるときはどうしたらいい?

A.舌や顎、喉などに力が入っていることが考えられます。

また、息を十分に吸えていないことも原因に挙げられます。

正しい姿勢かどうか、お腹以外のところで力みがないか、息は限界まで吸えているのか、チェックしてみましょう。

Q.カラオケでロングトーンの判定を出すにはどうしたらいい?

カラオケのロングトーンの採点は、正しい音程で、安定感のある発声がキープできているかにより判定されます。

そのため、やはり同じ音程で同じ息の量をまっすぐ伸ばすことがポイントです。

ロングトーンを極めたいならボイトレスクール!おすすめのボイトレ教室3選!

より早く歌を上達したい方や、自分だけではできているかよく分からないという方は、ボイトレ教室に通うことをおすすめします。

ボイトレ教室も数多くありますが、特におすすめスクールを紹介します。

ボイトレ教室のおすすめ①
ロアボイス

ロアボイス バナー

科学的なアプローチで確実に歌唱技術がアップします。ロングトーンや個別の課題の指導だけでなく、自主練も手厚くサポートしてくれる心強いスクールです。

入会金 なし
レッスン料金 7,800円 (60分)
対象レベル 初心者/趣味
音楽ジャンル JPOP・ロック・洋楽・アニソン等
オンライン対応
無料体験
住所 東京都武蔵野市吉祥寺南町1丁目1-4

ロアボイス バナー オンライン

ボイトレ教室のおすすめ②
椿音楽教室

歌や楽器等受講できるコースが充実しています。プロ講師によるマンツーマンレッスンで、安定した正しい音程や、声量・声質・音域幅の向上等、きめ細かく指導してくれます。

入会金 なし
レッスン料金 5,500円(60分)
対象レベル 初心者/趣味/プロ
音楽ジャンル JPOP・クラシック・ミュージカル等
オンライン対応
無料体験
住所 東京都新宿区西新宿1丁目3−14 新宿プラザ

ボイトレ教室のおすすめ③
ブラッシュボイス

レッスン時間は長く、値段はリーズナブルなコスパのよいスクールです。

ロングトーンを始め、基礎から応用まで、技能を確実に伸ばすことができます。

入会金 11,000円
レッスン料金 5,166円 (60分)
対象レベル 初心者/趣味
音楽ジャンル JPOP・ロック・洋楽・アニソン等
オンライン対応
無料体験
住所 東京都世田谷区三宿1-30-4-401

ロングトーンまとめ

ロングトーンとは

今回は、ロングトーンを練習するメリットや、ロングトーンが上手な歌手、おすすめの練習法ボイトレスクールについてご紹介させていただきました。

ぜひロングトーンの練習を習慣かし、効率よく確実に歌唱技能のレベルアップを目指していきましょう!

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