人気VTuberのほとんどはオーディションを受けたのちに、事務所に所属している方がほとんどです。
そのため、VTuberとして活動したい方は、最初の難関である「オーディション」に合格しなければなりません。
では、VTuberオーディションに受かるにはどんな方法や考え方で応募すればよいのでしょうか。
今回はVTuberオーディションで受かるためのコツや条件をご紹介していきます。
- VTuberオーディションの種類
- VTuberオーディション選考の流れ
- 受かった人・受からなかった人の特徴
Contents
VTuberオーディションは3つに分けられる
本格的にVTuberとして活動していきたいと考えている方は、オーディションが必須です。
企業や団体が応募者の歌や特技などを見極め、新しい才能を開花する人材を探すためのイベントです。
主に「事務所メンバー募集」「イメージモデル募集」「グループメンバー募集」の3つに分かれることが多いため、以下にてそれぞれを解説してきます。
①事務所メンバーオーディション
事務所メンバーオーディションは、事務所に所属しVTuberとして活動を行なっていきたい人を募集するオーディションです。
VTuberと言っても、歌い手やアイドル、ライバーなどさまざまな活動に分かれているため、事務所に応募する際はしっかりと目標を伝えておきましょう。
また、応募条件の中には「SNSフォロワー数1,000人以上でなければならない」といった項目もあるため、厳しい選考であることを覚えておきましょう。
②イメージモデルオーディション
引用元:VTuber X Projectオーディション公式サイト
イメージモデルオーディションは、企業が主催するイベントのイメージモデルとなってくれるVTuberを探しているオーディションです。
これまで「eスポーツ」のVTuberキャスターや、バーチャル業界の「ファッションモデル」として募集している企業がありました。
しかし、募集人数が1名であることが多いため、とてもシビアな争いになりそうです。
③グループメンバーオーディション
引用元:I-STREAM公式サイト
グループメンバーオーディションは、アイドルVTuberのメンバー募集として開催されるオーディションです。
主に書類審査から始まり、2次審査として企画に参加、3次審査では対談面接などが行われ、アイドルとしてやグループ内で活動していける人材なのかを見定められます。
応募条件として、すでにVTuberとして個人的な活動を行なっていたかなども盛り込まれているため、オーディションに応募する前に実績を作っておきましょう。
VTuberオーディションを受ける前に!レッスン料詐欺に注意
「VTuberになれる」という誘い文句で、オーディションを受けさせ、高額な請求が発生するという犯罪系オーディションを開催する業者もいます。
実際にオーディションで選考を進め、「レッスン料が必要」や「レッスンの契約をするならオーディションの結果を教える」といった悪質な面談をするのが悪徳業者です。
オーディションで、料金を対価に結果を伝える内容の面談をする業者は詐欺と疑ってかまいません。「親と相談します。後ほど連絡させてください。」といって連絡先を聞き出し、第三者に相談してから返事をするようにしましょう。
VTuberオーディション選考の流れ
VTuberオーディションの選考の流れは、就職活動や芸能事務所のオーディションと何が違うのでしょうか。
VTuberオーディションにて主に行われる選考の流れを、3段階に分けて解説していきます。
①書類審査
書類審査は、VTuberになりたい人が最初に送る自己アピールです。
提出方法は郵送かGoogleフォーム、または両方行うこともあります。
オーディションで提出する書類で記載する項目をまとめましたので、オーディションに受かるにはどんなことを意識して書けばよいかシミュレーションしてみてください。
- 名前
- 生年月日
- 志望動機
- 自己PR
- 声優経験の有無
- VTuber経験の有無
- VTuberになるためにしてきた実績
- VTuberになったらやりたいこと
- 今後の目標
- 活動できる頻度
事務所やオーディションによって項目は色々あります。上記のような項目はVTuberオーディションで聞かれることも多いので、答える準備をして応募しましょう。
②音声・動画審査
書類審査が終わった後は、音声・動画審査です。
オーディションに受かるには、指定された時間内に自分自身をアピールできるよう、声や身振りで伝えていきましょう。
- 自己紹介
- フリートーク
- 特技披露
- セリフ読み
③面接審査
最終審査として残るのは面接です。
面接だけでも2回実施されることがあるため、よく聞かれる内容をあらかじめまとめておきましょう。
- 名前
- 志望動機
- 自己PR
- 特技(歌・ダンス・セリフなど)
- セリフ読み
- 目標
- 活動できる頻度
オーディションに受かるには、あらかじめ質問されそうなことを想定して具体的に答える内容を決めておきましょう。
答えられずしどろもどろになると緊張するので、オーディションに受かるにはスムーズにアピールできる具体的なイメージトレーニングが大切です。
VTuberオーディションで求められる3つの条件
オーディションを受ける前に、事務所側が求める内容を把握しておきましょう。
オーディションに受かるには、事務所が理想とするVTuberを目指すイメージが大切です。
※満たせない項目もあるため、無理のない範囲内で参考にしてください。
①配信経験
オーディションを行う事務所は、初心者VTuberよりも配信経験などがあるVTuberを好みます。
未経験で育成をスタートさせるより、ある程度経験がある人の方が理想のVTuberへと近づくのが速いからです。
オーディションに受かるには、これまでどのような配信実績があるのかを明確に伝えていきましょう。
未経験の場合は、個人勢として少しでも実績を作ってからオーディションに挑むことをおすすめします。
②活動できる時間
オーディションに受かるには、VTuberとして週何回くらい活動できるか答える準備をしておきましょう。
面接時では「オーディションに受かったら、どの程度の活動時間を設けられるか」なども聞かれるはずです。
実際にVTuberとして活動している方は、1日2時間を週3〜4日活動しているため、事務所側は同等の活動時間を求めているでしょう。
より多くの活動時間が設けられる人なら、その分ファン数もつくため、事務所側も支援しがいがあります。
③年齢・性別
多くの企業の募集条件は、18歳以上です。未成年の受付は基本的にされていません。
VTuberの年齢は設定しているので、実年齢での活動はないといっても、募集条件は満たす必要があるので実年齢は明記しましょう。
また、男性よりも女性のVTuber募集は多い傾向はあります。
男性でVTuberのオーディションを受けるなら、男性募集のVTuberオーディションを探して挑みましょう。
受かるための5つのコツ!前もって用意すること
オーディションに受かるには、あらかじめ用意しておきたいコツ5つがあります。
オーディションでは誰でも緊張するものです。ただ、緊張して答えられなかったりしどろもどろになったりしては、後悔してしまいます。
審査員に自分の意思を明確に伝えられるよう、緊張する前提でしっかりと準備しておきましょう。
①アピールポイントをピックアップ
VTuberオーディションに受かるためには、自己アピールポイントを明確にしておきましょう。
「とりあえずVTuberになりたい」「なんとなく配信してみたい」といった内容では具体性が欠けてしまい、印象に残らないだけでなく悪印象を与えてしまいます。
「これまでの実績を活かし、この分野をこのような形でやってみたい」など、自身の実績をアピールしながら高みを目指していることを伝えると好印象になります。
また、カワボやイケボなどができる方は、普段との声のギャップを聞かせるのもいいかもしれないですね。
②個性で周りと差を広げる
VTuberはたくさん存在するので、個性を出さなければ埋もれてしまいます。
周りに負けないくらいの個性がある場合は全面に押し出し、VTuberオーディションを突破しましょう。
しかし、自分ではなかなか個性に気づくことができない方もいるかと思います。
そんな方は個人で活動している時点で、視聴者に自分の個性を聞いてみるのもおすすめです。
③台本を用意し簡潔にまとめる
オーディションに臨む前に、あらかじめ台本を作り、簡潔にまとめておきましょう。
この方法は「動画審査」や「面接」の際に有効で、台本を見える位置に置いておきながら話したり、覚えたりするとスムーズに話せます。
編集で不要な言葉のカットができるとはいえ、「えー」や「えっと」など不要な言葉が多いと、カットする箇所も増え、不自然です。何より、編集作業は大変になります。
簡潔にすらすら読めている動画や面接の方が好印象を与えますので、ぜひ自分だけの台本を作ってみましょう。
④自己PR動画でイメージを伝える
自己PR動画は編集で自分のイメージを簡潔にスムーズに伝えましょう。自己PR動画では「最初のつかみ」が重要です。
1つのオーディションに多くの応募者が殺到するため、動画のはじめで「おもしろくない」「興味がわかない」などと判断されれば最後まで見られることはありません。
そのため最初の数分で魅力が十分発揮できる動画を作りましょう。
⑤なりたいVTuberを明確にする
なりたいVTuberを明確にし、はっきりと伝えられるようにしておきましょう。
VTuberになりたい理由はある程度伝えられても、なぜこの事務所なのかは伝えにくいものです。
そのため、VTuberとしての将来像や事務所内のポジションを、自分自身で把握しておきましょう。
審査員に所属後のイメージを浮かび上がらせられるかがポイントです。
受かった人・受からなかった人の特徴
VTuberオーディションに受かった人と、受からなかった人では、どんな違いがあったのでしょうか。
「受かった人の特徴」と「受からなかった人の特徴」をそれぞれまとめましたので、
良い部分と悪い部分を参考にオーディションへ挑んでみてください。
受かった人の特徴
VTuberオーディションに受かった人は、どのようなことをして合格を勝ち取ったのでしょうか。
受かった人の特徴を以下にまとめていきます。
- 「書類審査」の項目を全て埋めている
- 「自己PR」「今後の活動内容」を詳しく説明している
- 「動画審査」で物おじせず、はっきり話せている
- 「動画審査」の動画編集が綺麗にされている
- 「動画審査」の最初の5分でインパクトを与えている
受からなかった人の特徴
VTuberオーディションへは全ての方が全力で挑んでいるにも関わらず、なぜ多くの方が落ちてしまうのでしょうか。
VTuberオーディションに受からなかった人の特徴を以下にまとめましたので、参考にしてみてください。
- 「書類審査」で本名ではなく活動中のVTuber名を記載した
- 「書類審査」にて誤字脱字があった
- これから行なっていきたい活動内容が明確ではない
- 自己PRの内容が薄かった
オーディションに受からなかった人の多くは、書類審査で落とされています。
そのため、文章ではありますが書類審査の時点でしっかりと自分の思いや、真剣さを伝える必要があるようです。
落ちた経験を次に活かそう!今からできる5つのこと
VTuberオーディションに落ちてしまった人は、これまで数えきれないほど存在します。
しかし、その教訓から次に活かせることもあります。
オーディションへリベンジするためにも、何がいけなかったのかを確認し実践してみましょう。
①配信実績を伸ばす
VTuberのオーディションが落ちてしまった原因として「配信実績が足りない」ことも考えられます。
自己PRの際に審査員が驚くような実績が好ましいため、個人VTuberとしての活動範囲を広げたり、フォロワー数を伸ばしたりと工夫をしてみましょう。
さらに活動実績を伸ばすと、VTuberとしてのやる気も感じられるため評価も高くなります。
有名VTuberになるための下積みだと思いながら、取り組んでみましょう。
スマホアプリなら今すぐVTuberとして配信できる!
引用元:nizimaLIVE
スマホアプリでVTuberを目指すならnizimaLIVEで配信を始めてみましょう。
2Dモデルの素材があれば簡単にVTuberとして始められます。
VTuber未経験の方でもわかりやすい簡易的な操作が魅力であり、インストールからアバター追加なども公式HPにて親切に解説されています。
しかし無料版と有料版で商用利用ができたり、コラボ機能が円滑にできたりと違いがあるため、本格的にnizimaLIVEで配信をしたい場合は有料版を活用しましょう。
②熱意を伝えられるよう準備しておく
多くの応募者は書類審査の時点で落とされてしまうため、最初の掴みからしっかりと熱意を伝えなければなりません。
そのため、書類の中にネガティブな内容を書いたり、インパクトの薄い内容を入れ込んだりするのはやめましょう。
まずは自分の長所となる部分をあらかじめメモしておくことがおすすめです。
長所を出し切った後に、最も強みといえる内容を引き出し、応募書類に書き込みましょう。
③VTuber像を明確にしておく
審査員側は応募者へ「どのようなVTuberになりたいのか」を聞いてくる場合もあります。
そのほかにも「審査員が求めているキャラクターなのか」や「事務所やグループに所属している在籍VTuberと個性が被らないか」などもチェックされます。
なりたいVTuber像を自身の中で明確にしながら動画制作や面接を行い、審査員に思いを伝えましょう。
④PR動画がスムーズに視聴できるようにしておく
動画選考用の動画が視聴できないといったことは避けましょう。
動画が見れなければ評価したくてもできません。
よくあるミスの中で「限定公開の範囲設定を間違えている」や「PR動画ではなく、自分のチャンネルURLを送ってしまう」なんてこともあるため、送る前に確認しておきましょう。
自分の別アカウントからURLに入ると、しっかり視聴できるかどうか確認できます。
⑤提出期限を確認しておく
オーディションの応募提出期限日も確認しておきましょう。
応募書類やPR動画を作成するには、かなりの時間が必要なため、提出期限を過ぎてしまう事例も実際にあります。
提出期限を過ぎてから提出しても受け付けてもらえないため、余裕を持って提出できるよう計画を立てながら作成しましょう。
VTuberオーディションに関するよくある質問
VTuberオーディションに関するよくある質問を以下にてまとめました。
多くの方が思う疑問点を確認しておきましょう。
Q.オーディションの倍率は?
VTuberオーディションは、年々倍率は増加中です。2020年8月に行われた大手VTuber事務所「ホロライブ」のオーディションでは、約1200倍の倍率だったんだとか。
さらに「にじさんじ」の養成機関「バーチャルタレントアカデミー」のオーディションでは、約1000人の応募者の中から9名のみ合格という状況です。
大手有名VTuber事務所のオーディション競争率は激しく、相応の覚悟と実績を持っていた方がよい傾向はあります。
ただ、VTuber未経験者でも、特技があれば募集可のオーディションもあるので、募集条件を確認して検討してみましょう。
Q.男性と女性どちらが受かりやすいの?
女性対象のVTuberオーディションは多いものの、男性を対象としたVTuberオーディションもあります。
大手VTuber事務所では男女関係なく募集しているオーディションもありますし、男性限定で募集しているところもあります。
女性VTuberの募集が多いため、女性の方が有利な傾向です。ただ、男性を対象としたオーディションも開催されているため、あきらめずに挑んでみましょう。
事務所ごとにオーディション内容が異なるので注意!
VTuberの事務所やオーディションによって、開催期間や応募条件なども異なるため、自分が受けたいオーディションの詳細を確認しておきましょう。
本サイトにて「常設のオーディション」や「期間限定のオーディション」などを詳しく紹介してるので、VTuberオーディションを受けるための参考にしてみてください。
あわせて読みたい!fa-arrow-circle-right
オーディションに受かって人気VTuberを目指そう
今回はVTuberオーディションに受かるためのコツをご紹介していきました。
有名VTuberになるためには事務所やグループに所属し、活動していく方法がベストですが、必然的にオーディションへ応募しなくてはなりません。
オーディションの流れや、受かった人と受からなかった人の特徴を参考に、積極的に応募してみましょう。
また、VTuberを経験したことがない方は「nizimaLIVE」にて実績を作ってみるのもおすすめです。