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声帯閉鎖とは
エム
エム
声帯閉鎖を鍛えるのはすごく大事って言うけど、実際どうやればいいの・・・?

声がか細い、歌声に迫力がない、高い声がなかなか出せない。

そのような時に、習得するよう注目されがちな声帯閉鎖

声帯閉鎖を鍛えることで声帯のコントロールを使いこなせ、今までよりも歌唱力が向上できるようになります。

今回は、声帯閉鎖のメリットとトレーニング方法をじっくり解説してもらいました。

✔この記事でわかること
  • 声帯閉鎖とは
  • 声帯閉鎖を行うメリット
  • 声帯閉鎖のトレーニング方法
  • 声帯閉鎖のトレーニングを行う際の注意点

実際にレッスンでも教えている内容を、惜しみなく公開していただいたので、ぜひ最後まで読んでください!

声帯閉鎖とは?

声帯は、人が話したり歌ったりするときに用いられる器官です。

体内にある肺から口へ空気を送り、声帯を震わせることで発声する仕組みになっています。

この際、声帯を閉じた状態や開いた状態、さらに少し閉じた状態など声帯の開き具合を調節することで、さまざまな歌のテクニックが可能になります。

Mスタ編集部
Mスタ編集部
歌声の声量、声色などさまざまな変化をもたらせてくれますよ!

普段日常生活を過ごしている中では気付くことはなかなかないと思いますが、声帯の開閉を意識的に実感してみるのがよいでしょう。

声帯閉鎖を行うメリット4選!

声帯閉鎖を習得すると、歌う際にいくつかメリットが生じます。

そもそも、声帯閉鎖はボイストレーニングを行う際に必ずと言っていいほど登場する基本的なボイトレでもあります。

そこで今回は、声帯閉鎖を行うメリットを4つ紹介します。

声帯閉鎖を行うメリット
  1. 高音が出せるようになる
  2. 音程が安定する
  3. 声ムラがなくなり、コントロールしやすくなる
  4. 喉を傷めるリスクを減らせる

声帯閉鎖を行うメリット①
高音が出せるようになる

声帯閉鎖を習得すると、よりハリのある高い声を出せるようになります。

強い閉鎖ができるようになると息漏れを減らせます。

したがって、弱々しくか細い声にならず力強く迫力のある高音が可能です。

また喉の怪我のリスクも減らせますので、声帯閉鎖を鍛えることは重要だと言えます。

Mスタ編集部
Mスタ編集部
声帯の開閉をしっかりできるようになると、不安定な高音に心配しなくても済みますね。

声帯閉鎖を行うメリット②
音程が安定する

声帯閉鎖で閉鎖する力が強くなると、歌声の音程が安定するようになります。

先ほど述べた通り声帯を閉じるほど息漏れを減らせるので、安定した歌声を発することができます。

また声帯閉鎖を鍛えておくことで、必要以上の力を入れずに声帯を閉じられます。

つまり、声帯のブレをなくせるため、ロングトーンでも伸びのある安定した歌声を披露できるでしょう。

Mスタ編集部
Mスタ編集部
高音の場合は、息の量を減らして息のスピードを上げると、より安定しやすくなります!

声帯閉鎖を行うメリット③
声ムラがなくなり、コントロールしやすくなる

声帯閉鎖が鍛えていくほど、安定した振動を声帯から出せるようになります。

すると、こちらもブレない歌声が手に入り、芯のある安定感を生み出せます。

また、声帯の振動を安定させることで声の響きが豊かになり、つやのある綺麗な声が出せるようになります。

特に1つ1つの音がくっきりと発声できるようになりますので、歌唱力の向上を実感しやすいのではないでしょうか。

Mスタ編集部
Mスタ編集部
コントロールできるようになると、ブレスや声色の調整も巧みに操れるようになるでしょう。

結果的に、自身の歌声をコントロールできるようになります。

声帯閉鎖を行うメリット④
喉を傷めるリスクを減らせる

先ほども述べた通り、声帯閉鎖を鍛えると必要以上に息を出して声帯を震わせなくても構いません。

そのため、無理な張り上げ発声や喉締め発声のリスクを行わないようになるので、喉への負担やリスクを軽減できます。

Mスタ編集部
Mスタ編集部
長い時間歌っているとすぐに喉を傷めたり枯れてしまったりする方は、ぜひ声帯閉鎖を鍛えてみましょう!

また、声帯閉鎖は歌っている場合だけではなく発声全般に通じて適用できます。

したがって、通常の会話やスピーチなどでも声帯閉鎖を発揮できるため、普段から声帯への負担を減らせられます。

声帯閉鎖のトレーニング方法3選!

とはいえ、「声帯閉鎖が重要なのは分かったけど、結局どうやって練習したらいいの・・・?」と思う方もいるでしょう。

そこで今回は、声帯閉鎖のトレーニング方法を3つ紹介していきます。

声帯閉鎖のトレーニング方法
  1. 声帯の開閉する感覚を身に着ける
  2. エッジボイスを行う
  3. スケールの練習を行う

声帯閉鎖の間隔さえ身に付けば、練習自体は難しくないのですぐにコツをつかめるでしょう。

声帯閉鎖のトレーニング方法①
声帯の開閉する感覚を身に着ける

マイク

まずは、声帯を閉じる感覚を身につけなければいけません。

最初に、口を開けて「ハーっ」と息を吐いてみましょう。

そして、息を吐いている途中で「あー」と声をだんだん出していきます。

すると、喉が震えている感覚がありませんか。

それでもあまり実感できないという方は、「あー」という声をピタッと止めてみましょう。

いきなり息と声を止めると、喉が動く感覚を掴めると思いますが、これが声帯の閉鎖です。

Mスタ編集部
Mスタ編集部
声帯閉鎖の感じ方は個人差がありますが、「喉に蓋をされたような感覚」と表現する方もいるようです。

この声帯が閉じる感覚を感じ取り身に着けるために、何度も同じように繰り返してください。

慣れてきたら、反対に声帯が開いた感覚も感じ取れるようになると思います。

声帯閉鎖のトレーニング方法②
エッジボイスを行う

声帯閉鎖を身に着けるためには、エッジボイスを行うのも有効です。

エッジボイスもボイトレの基礎練習として有名で、閉鎖筋を鍛える場合にもよく用いられます。

また、エッジボイスができるのは声帯を閉じた状態なので、声帯を閉じる感覚を身に着けるかエッジボイスで声帯閉鎖を感じ取ってもよいでしょう。

エッジボイスの発声方法は、「あー」と声を出しながら自分の最低音まで下げてください。

ある音域よりも下回ると声は出なくなりますが、代わりにブツブツとした音に変換されていきます。

Mスタ編集部
Mスタ編集部
映画「呪怨」の伽椰子みたいな「あ”あ”あ”」という声をイメージするとよいでしょう。

おまけに、エッジボイスは喉の脱力も見込めるため、喉への負担を大きく減らせます。

ボイトレの基礎練習として非常に鉄板ですし取り組みやすいので、ぜひ練習してみてください。

声帯閉鎖のトレーニング方法③
スケールの練習を行う

単純にピアノなどで音階に沿ってスケールの練習を行うのも声帯閉鎖のトレーニングになります。

この際、息漏れが起きないように注意することが大事です。

また今回は、息漏れの確認によって閉鎖筋をコントロールできるように考えましょう。

そのため、発声練習にあありがちな「マママママ」でも「あああああ」でも何でも構いません。

とにかく、音程や声色よりも安定した息の量と息漏れを重視して取り組んでみましょう。

声帯閉鎖のトレーニングを行う際の注意点3選!

声帯閉鎖を身に着けることで喉や声帯への負担を減らせますが、間違った練習方法で取り組んでいると意味がありません。

むしろ、練習効果もないですし変な癖がついてしまう場合もありますので、すぐに修正しなければなりません。

それでは、声帯閉鎖のトレーニングを行う際の注意点を3紹介します。

声帯閉鎖のトレーニングを行う際の注意点
  1. 息の吐く量を心がける
  2. 喉締めにならないように気を付ける
  3. 練習はほどほどにする

声帯閉鎖のトレーニングを行う際の注意点①
息の吐く量を心がける

声帯閉鎖のメリットやトレーニング方法でも紹介していますが、とにかく意識するのは息の吐く量や息漏れについてのコントロールが重要です。

息漏れや息のムラが治っていないと、いつまでたっても声帯閉鎖を鍛えることはできません。

Mスタ編集部
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声帯を開いたまま息を出していると痛めやすいので、特に気を付けてください。

したがって、最初から強い息で練習していく必要はありません

吐く息は小さくても構わないので、とにかく一定に吐くなどして安定させることに目を向けてください。

声帯閉鎖のトレーニングを行う際の注意点②
喉締めにならないように気を付ける

声帯閉鎖のトレーニングを自主的に行っていると、声帯を閉じる感覚と喉を閉める感覚を勘違いしてしまう方がかなりいます。

喉締発め声は当然ですが喉への負担が大きくなり、声帯閉鎖どころか震わせることすら難しいため安定した歌声は手に入りません。

それどころか、苦しそうな細い歌声になってしまいがちなので、聴いている側にも不快な気分にさせてしまう恐れがあります。

似た位置にありますし直接目で確認できないので難しいかもしれませんが、声帯を閉じることと喉を閉めることは別物だと認識しておきましょう。

 

声帯閉鎖のトレーニングを行う際の注意点③
練習はほどほどにする

朝日 人

「はやく声帯閉鎖を鍛えて、理想の歌声を手に入れたいんだ!」

そのように思うのは仕方ないかもしれませんが、だからといって過度な練習はかえって遠回りになってしまいます。

必要以上にトレーニングを行っていると喉への負担が大きくなり、結果的に怪我など取り返しのつかないリスクを負ってしまいます。

歌に限らず、スポーツや運動などのトレーニングでも同様なので、誰しも理解はすぐに理解できるのではないでしょうか。

Mスタ編集部
Mスタ編集部
さらに、声帯閉鎖の筋肉は疲れを感じにくいので、知らぬ間にケガしてしまう可能性もあります!

ボイストレーニングでは日々コツコツと積み上げていき、少しずつ上達していくものです。

決してたくさん頑張ったからすぐにうまくなるわけではないので、地道に努力することを意識がけてくださいね。

声帯閉鎖やほかのボイストレーニングを学ぶならボイトレ教室がおすすめ!

ここまで声帯閉鎖のやり方について色々と解説してきましたが、上手くなるためにはやっぱりボイトレに通うのが一番の近道です。

間違ったトレーニング方法を行ってしまう可能性を考えたら、ボイトレ教室に通うのが無難でしょう。

ここからは、歌が上手くなるためにおすすめのボイトレ教室をご紹介します。

おすすめのボイトレ教室①
Rore Voice (ロアボイス)

科学的なボイトレアプローチ!

ロアボイス バナー

Rore Voiceは科学的なボイトレアプローチを取り入れるなど、高音・ミックスボイス習得に特化したボイトレスクールです

オンラインでレッスンも受講可能。

全国各地でレッスンを受けられるので利用しやすいと思います。

入会金も無料で、誰でも気軽に入会できてオススメです。

入会金 なし
レッスン料金 7,800円 (60分)
オンライン対応

おすすめのボイトレ教室②
シアーミュージック

ボイトレスクール最大手!

シアーミュージックは、全国98校舎を構える大手ボイトレスクールです。

ボイトレは全てマンツーマンレッスンのため、人に自分の歌を聞かれたくない方にオススメです。

学生や社会人でも無理なくボイトレに通えて、プロ志望の方にも人気のスクールです。

入会金 2,200円
レッスン料金 5,000円 (45分)
オンライン対応

おすすめのボイトレ教室③
アバロンミュージックスクール

プロの歌声を目指したいならここ!

アバロンミュージックスクールは、オンラインレッスンが可能で、全国各地から入校できてオススメです。

プロ志望の方に特にオススメで、質の高いレッスンに定評があります。

レッスンはフレックス制・代講制度も設けられています。

入会金 なし
レッスン料金 4,800円 (45分)
オンライン対応

声帯閉鎖のメリットやトレーニング方法についてまとめ!

声帯閉鎖とは

今回は声帯閉鎖のメリットやトレーニング方法について解説してみました。

声帯閉鎖のメリットやトレーニング方法についてまとめ
  • 息の量をコントロールできるようになる
  • 安定した歌声や高音が習得できる
  • 喉への負担を減らせる
  • エッジボイスなど声帯が閉鎖している感覚を身に着ける

日々の積み重ねが、確実に歌唱力向上につながっていきます。

ユウ
ユウ
歌が上手くなるには、このような練習もしておくべきなんだね!

プロのように歌が上手くなりたい方、いろんな人に歌を聴かせたい方はぜひ取り組んでみてくださいね!

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