オーディションを受けるためには、まず履歴書を送って書類審査に通過しなければなりません。
使用する履歴書は一般的なタイプで大丈夫なのか、書類に記入する内容はどのようなことを書けばよいのか悩んでしまいますよね。
この記事では、オーディション用の履歴書にまつわる疑問を詳しく解説してきます。
- オーディションの履歴書について
- オーディション用の履歴書の入手の仕方
- オーディションの履歴書に書く内容
- オーディションの履歴書を書く時のポイント
オーディションの履歴書に関する、よくある質問についてもまとめたので、これからオーディションを受ける予定の人は、ぜひ参考にしてくださいね!
Contents
オーディションの履歴書とは?
芸能界へ入るために必要なのが、オーディションを受けることです。芸能人になろうと思いオーディションの情報を集めると、履歴書の提出が求められていることに気がつくでしょう。
オーディションを受けるのに、なぜ履歴書が必要なのか疑問に思う人もいますよね。
ここでは、なぜ芸能事務所に事前に履歴書を送るのかについて、詳しく説明していきます。
履歴書を提出する理由
オーディションを受けるのであれば、そこで自分のことを説明すればよいのでは、と考える人もいるでしょう。
しかし、オーディションは誰でも受けられる訳ではないこと、また応募者が多数いる場合は、全員オーディションすることは不可能となります。
そこで事前に応募者について審査が行なわれます。事務所は応募者がどういった人物で、どのような芸歴があるか、また芸能界で通用するビジュアルであるかを、事前に履歴書で確認します。
また、応募者が一体どのような目的で芸能界を目指しているのかについて、興味があります。
就職やアルバイトの履歴書と違う点
オーディション用の履歴書は、そもそも一般的な就職活動やアルバイト等の面接で提出する履歴書と書く内容が異なってきます。
写真の貼り付け欄が大きかったり、タレント・モデル・俳優など希望するジャンルを記入する欄があります。
一般的な会社で重視する点と、芸能事務所が着目する点は当然違います。芸能界に特化した内容の履歴書がオーディションでは求められることを、頭の中に入れておくと良いでしょう。
オーディション用の履歴書はどこで買える?入手方法3つ!
オーディション専用の履歴書があれば、オーディションに必要な情報についての項目があらかじめ設定されているので、悩まずにすみますよね。
オーディションの履歴書は主に3つの方法で入手できるので、ここから詳しく紹介していきます。
①ネットからテンプレートをダウンロードする
オーディション専用の履歴書は、インターネット上で無料で提供しているサイトがあります。そちらからダウンロードが可能です。
インターネットで「オーディション 履歴書」と検索をかけるとヒットするので、探してみてください。
ただし、ダウンロードする際には、信用できるサイトかどうか確認することもおすすめします。
PCが得意ならワードやエクセルで自作も可能
パソコンが得意であれば、ワードやエクセルを利用して自分で作成しても問題ありません。
知らないサイトから履歴書のフォーマットをダウンロードするのが不安な場合は、オーディションの履歴書に必要な項目を調べて、自作するとよいでしょう。
芸能事務所が知りたい内容が盛り込まれていれば、自作のフォーマットでも問題はないです。
②通販で買う
オーディション用の履歴書は販売もされています。
ただし、一般的でないため、実際にお店に足を運んでも置いていない可能性が高いです。アマゾン、楽天といったネット通販を利用すれば、時間の無駄にならずにすみますね。
ちなみに、オーディション用の履歴書は20枚入りで1,000~2,000円で販売されています。ネット通販の場合、店によって値段に差があるので、よくチェックしてみるとよいでしょう。
また、オーディション雑誌に付録として付いていることがあるので、そちらからも入手可能です。
指定書式でなければ100均やコンビニの履歴書でもOK
オーディション用の履歴書を利用する方が勿論よいのですが、特に書式指定がなく、専用の履歴書を用意できない場合は、100均やコンビニで販売されている履歴書でも問題ありません。
ただし、その場合はオーデイションに通過するよう記入する内容に気をつけてください。
③履歴書郵送ではなくweb応募できることも
芸能事務所によっては、履歴書を郵送するのではなく、webからオーディションの応募を受け付けていることがあります。
その場合は、履歴書は郵送せずに、指定された方法でエントリーすることが重要です。HPの募集要項に書かれている内容をよく確認してみてくださいね。
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履歴書に書く内容7つ!【実践編】
オーディションの履歴書を書くのは初めて、もしくは履歴書自体を出すのが初めてという人もいるかもしれません。
オーディションという少し特殊なケースに対応できる書き方のマニュアルがあれば、書類作成をスムーズに進めることができ、オーディション対策の練習に時間をかけることができますよ。
ここからは書類審査に通過するような履歴書の書き方を伝授します。
①個人情報
まずは、肝心な項目です。
- 氏名
- 住所
- 電話番号
- メールアドレス
- 生年月日
ここは間違いがないよう、提出前にしっかりと見直してください。
書類審査通過後に連絡を取る際には、ここに書かれている情報が参照されます。電話番号やメールアドレスは確実に連絡が取れるものを記入しておきましょう。
②自己PR・志望動機
自己PRや志望動機は、事務所が一番重視している箇所といっても過言ではありません。
特に志望動機は、なぜ芸能界を目指すのか、その事務所を志望した理由などを明確にしつつ、想いが伝わる文章にまとめる必要があります。
「自分の特徴は○○だから、△△なことができます。」というように、ただ「○○です。」で終わらせるのでなく、その理由も付け加えておくと、より印象に残りやすくなるでしょう。
③芸歴・レッスン歴
芸歴がある人は必ず書いておきましょう。どのような活動を行ってきたのか、どのようなことが出来るのかが具体的にわかるので、非常に有利です。
レッスン歴についても、一見関係がなさそうなレッスンであっても、どこでそれが活かせるかわかりません。ダンス・演劇・ボイトレなど芸能関係のレッスン歴は全て書いておきましょう。
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④趣味・特技
趣味や特技は、全て書くことをおすすめします。たくさんあり過ぎるという人はインパクトがある変わったものか、もしくは自分が一番熱中している趣味や特技を中心に書くとよいでしょう。
好きなことであれば、質問された時にしっかりと答えられるので好印象ですよ。
また、趣味や特技から応募者の性格がわかってきます。自分の魅力をよりわかりやすくするための項目なので、こちらも手を抜かずに書きましょう。
⑤体のサイズ
身長・体重・3サイズはイメージを良くしようと、サバを読んでしまいたくなりますよね。
偽った数字を書いて書類審査に通過したとしても、実際のオーディションでバレてしまいます。また、プロの目はごまかせないので、正直に現在の数字を書くとよいでしょう。
靴のサイズや視力も忘れずに書いておきましょう。
⑥学歴・経歴
芸能界では学歴は必要ないのではと思われるかもしれませんが、卒業した学校は必ず書きましょう。
芸術関係の学科がある高校や大学だけでなく、進学校や有名大学の卒業生であると、プラスアルファの要素としてカウントしてもらえたり、話題性があったりします。
また、アルバイトなどの職歴がある場合も書いておくことをおすすめします。自分では役に立たないと思っていても、意外なところで前職の経験が活きるということもあり得ますよ。
⑦資格・免許
持っている資格や免許も全て書きましょう。
「普通自動車免許しか持っていない」と肩を落とす必要はなく、免許があることで得られる仕事があるかもしれません。依頼が来てから免許を取るようでは、せっかく来たチャンスを逃してしまいます。
英語の資格を持っているようであれば、海外の仕事も臆することなく引き受けることができます。
芸能に関係がありそうな資格だけでなく、あらゆる資格が今後の仕事の幅を広げてくれますよ。
オーディションの履歴書を作る時に注意するポイント5選!
オーディションの履歴書を書く際に、注意しておくポイントをまとめてみました。
これから解説することは、うっかり見落としてしまうような些細なことかもしれませんが、それが明暗を分けることもあります。
①情報は正確に書く
年齢や体のサイズなどは、偽らずに本当のことを記入しましょう。特に年齢は後から偽っていたことが明らかになると、年齢詐称で評判を落としかねません。
体のサイズも極端に偽ることは、実際にオーディションに行ってから辛くなるのは自分なので、避けておく方がよいでしょう。
また住所・電話番号・メールアドレスは記入後に必ず見直しましょう。
書類審査通過後に、オーディションの案内が届きます。その際、こちらに書かれている情報をもとに連絡が来るので、ケアレスミスがないよう気をつけてください。
②読みやすく丁寧な字で書く
手書きで書く場合は、履歴書を読む相手が読みやすいように、丁寧な字で書くことをおすすめします。
上手い下手ではなく、丁寧で読みやすい字で書かれている方が履歴書をしっかりと読んでもらえますよ。
また、PCで入力した履歴書が一般的になってきていますが、オーディションの履歴書は手書きで書く人が多いようです。
③写真の撮影時期に気を付ける
写真の撮影時期は指定があれば、その範囲内の写真を提出するとよいでしょう。
特に指定がない場合は、一般的には3〜6ヶ月以内の写真とされています。撮影時期の判別は写真上ではできませんが、昔の写真を出してしまうと現在の顔立ちや体型から、かけ離れてしまうケースがあります。
また、写真の裏には氏名を書いておくことをおすすめします。封筒から出された後に写真が剥がれてしまったら、誰の写真かわからなくなってしまいます。万が一に備えて、名前も書いておきましょう。
④未成年は保護者の連絡先と同意を得る
「反対されるから言いたくない」というような場合でも未成年の人は、必ず保護者の同意を得てからオーディションに応募してくださいね。
また、履歴書には保護者の連絡先を記入しておきましょう。
⑤履歴書の送り方や宛名にも気を付けよう
履歴書を送る時にはマナーがあります。それはオーディション用の履歴書の場合も同じです。
以下の点に気をつけるとよいでしょう。
- 提出先の名称は省略せず正式名称で記入
- 会社名・事務所名の後には「御中」を付ける
- 封筒表面に赤字で「オーディション用履歴書在中」と記入
- 封筒裏面には応募者の住所氏名を忘れずに記入
また、履歴書は折り畳まずに入るサイズの封筒で送るようにしましょう。サイズは角形A4号か角形2号であれば、そのまま入ります。
履歴書以外に準備すべきもの4つ!意外な落とし穴に注意しよう
履歴書以外にも準備するものはあります。
特に締め切りが設けられているオーディションの場合は、履歴書作成に必要な物が足りず、提出が間に合わなかったということにならないよう、事前に用意しておくことをおすすめします。
①全身写真とバストアップ写真
オーディションの履歴書に貼る写真は指定がない限り、全身写真と胸から上のバストアップ写真の2種類があればよいでしょう。
特に、写真をスタジオ等で撮影するつもりであれば、時間がかかることも考慮して、準備しておく必要があります。
自分や家族に撮影してもらう場合でも、それなりに準備や手間がかかるので、早めに用意しておくことをおすすめします。
②履歴書をダウンロードする場合はプリンターが必要
ネットからオーディション用の履歴書をダウンロードしたり、PCでフォーマットを自作する場合は、プリンターが必要になってきます。
プリンターを持っていれば心配はありませんが、わざわざ買うくらいなら履歴書を買う方がスムーズでお金もかかりませんね。
もしくは、コンビニのネットプリントを利用するという方法もあります。印刷料金も10〜20円とリーズナブルでおすすめです。
③筆記用具選びが意外と重要
履歴書は正式な書類のため、黒色のボールペンで記入してください。
ボールペンといっても種類がたくさんありますよね。油性や水性のボールペンではなく、ゲルインクがおすすめです。
なめらかな書き心地で、文字がきれいに見えるからです。また、水性ボールペンよりも水濡れに強いのも特徴です。
太さは0.7mmだと見やすい字が書けるのでおすすめしますが、自分の文字の大きさや癖にあわせて、0.5mmを使用するのもよいかもしれません。
④封筒やクリアファイルも忘れずに
履歴書は折り畳まずに送るのがマナーとされています。履歴書のサイズに合った封筒とクリアファイルを用意しておきましょう。
クリアファイルは郵送時の折れ曲がリ防止と水濡れ対策にもなります。A3サイズの履歴書であれば真ん中で半分に折り、A4サイズのクリアファイルに入れましょう。
封筒は白色の封筒を使用することをおすすめします。茶封筒よりも紙質がしっかりとしているので、破損や折れ曲がりにくいという利点があります。
オーディションの履歴書についてよくある質問!
ここからはオーディションの履歴書に関する、よくある質問をまとめてみました。ちょっとしたことでも、気になりますよね。履歴書を送付する前に疑問を解消しておきましょう!
Q.写真はスマホ撮影だとNG?
スマホ撮影はNGと明記されていない限り不可ということはありません。
ただし、オーディション用の写真なので、スタジオでの撮影がよいでしょう。
プロによる撮影は照明設備やカメラの性能が良く、仕上がりが断然違います。全身写真はバランスよく写るようカメラマンがアドバイスしてくれます。
スマホで撮影する場合は自撮りではなく、誰かに撮影してもらうことをおすすめします。
Q.修正液や修正テープの使用はOK?
修正液や修正テープの使用は避けてください。
間違えた場合は新しい履歴書に書き直し、提出してくださいね。
Q.履歴書の切手代はいくら?
郵送料は封筒の大きさと重さで変わってきます。正確な切手代を知りたい場合は、郵便局に持ち込むとよいでしょう。
また、重さを測れるようであれば、郵便局のHPに封筒サイズと重さに対応した料金表が掲載されているので、そちらから郵送料金を確認できます。
ただ、万が一料金不足等で提出先の事務所へ受け取り時に迷惑がかかることは避けたいので、確実に知りたい場合は郵便局に確認することをおすすめします。
まとめ:書類審査に通過する履歴書を書いてオーディションを受けよう!
ここまでオーディションの履歴書にまつわるトピックスを紹介してきました。
オーディションを受けるためには、まず履歴書を提出して書類審査に通過しなければなりません。
特に履歴書を書いたことがない未成年の人にとっては、何を準備してどのうようなことを書けばよいか不安になりますよね。履歴書も作成は事前準備が整っていれば難しいことはありません。
この記事を参考にして履歴書の準備をしてみてください。まずは書類審査を突破して、オーディションを受けましょう!
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