VTuberは2016年にキズナアイさんが活動するにあたって使われた名称です。2017年から2018年にかけてVTuberの文化が拡大し、世間に認知されるようになりました。
顔を出さずに声だけで配信できるメリットがあるので、気軽に始めやすい配信活動です。
しかし、VTuberになるために費用がどのくらいかかるか気になりますよね。パソコンなど高額な機材を揃える必要があると考えている方が多いのではないでしょうか。
そこで今回はVTuberになるためにかかる費用はどのくらいなのか、収益を得る方法やおすすめの制作ソフト・動画編集ソフトを紹介します。ぜひ最後までご覧ください。
- VTuberになるために必要な費用
- 収益を得ている方法
- おすすめのアバター制作ソフト
- おすすめの動画編集ソフト
Contents
VTuberになるために必要な費用は?
VTuberになるために必要な費用を機材別にご紹介します。
①パソコン
パソコンはゲーム配信ができて、アバターを動かすソフトに対応するスペックがあるといいでしょう。
以下の基準を参考にしてみてください。
- CPU:Core i7-12700
- GPU:GeForce RTX 3060
- メモリ:16GB
- ストレージ:500GB
VTuberになるために必要なパソコンの費用は、PCゲーム配信をメインとするなら20~30万、雑談や軽いPCゲーム配信なら10万ほどでも問題ありません。
自分がどんな配信をしたいかに合わせてパソコンを選びましょう。
②Webカメラ
Webカメラは、VTuberのモデルをフェイストラッキング(顔認証)するために必要です。
Webカメラの費用は5,000円あれば、広視野角レンズ搭載や盗撮防止機能などがついたWebカメラを購入できます。
2,000円ほどのWebカメラであれば2Dモデルを動かせるので、費用をおさえたい方にはおすすめ。
③マイク
マイクはダイナミックマイクとコンデンサーマイクの2種類。
コンデンサーマイクは広い周波数の音を拾うので綺麗な音質で、USB接続で接続するタイプは簡単で使いやすいです。
マイクの費用はピンキリで3,000円~10,000円ですが、5,000円あれば有名メーカーのマイクを購入できます。
④アバター制作ソフト
VTuberになるためには自分のアバターを制作しなければなりません。
アバター制作ソフトの費用は無料〜30,000円まで幅広いですが、3Dモデルよりも2Dモデルの方が価格は低い場合が多いです。
アバターを描くだけではなく動かすことを念頭に制作しなければならないので、相応のソフトウェアが必要になります。
⑤動画編集ソフト
ライブ配信ではなく、動画を編集して投稿するなら動画編集ソフトが要ります。
動画編集ソフトの費用は無料〜30,000円まで幅広いです。
しかし無料のソフトでもカットやテロップなど基本的な機能がついているので、まずは無料のソフトを使って、より編集機能を充実させたくなったら有料版を購入するといいでしょう。
⑥VR機器
3Dアバターを使用したい方など仕様やソフトによっては、VR機器が必要な人がいるかもしれません。
VR機器の費用は4~20万円ほどです。
全身の動きをトラッキングできるVR機器を揃えるとかなり高額ですが、アバターの可動域を広げて配信できるメリットがあります。
どうやって収益を得ているの?
Vtuberの収益は主に広告収入、投げ銭、グッズ販売です。
YouTubeの場合、登録者数1,000人以上かつ年間動画再生数4,000時間などの条件を達成すると広告収入が得られます。
1回の再生につき約0.05円~0.1円の収益が相場だと言われているので、1万回再生で500円〜1,000円ほどです。
投げ銭とはVTuberの配信中にコメント欄で視聴者が直接お金を送れるシステムのこと。YouTubeのスーパーチャットの場合、1回につき100円から50,000円まで金額を選べます。
おすすめVtuber制作ソフト5選!
VTuber活動において必要なアバター制作のおすすめソフトを5選紹介します。無料・有料どちらの制作ソフトも挙げていきますので、参考にしてみてください。
①Live2D Cubism
引用元:Live2D
Live2D Cubismは2Dキャラクターを制作できるソフトウェア。
無料版は42日間利用でき、1年目の年間プランは15,708円です。
2Dを基本としていますが、原画を変形させて画風を保ったままアバターを動かせます。
ただしLive 2D Cubismで作ったキャラクターを動かすには、Webカメラと動きを読み取るソフトが必要になるので注意してください。
②Unity
引用元:Unity
世界で最も使われているゲームエンジンで、VR制作にも活用されるUnity。
無料プラン以外にも、Plusプランは月額4,840円、Proプランは月額24,240円と複数のプランから選べます。
白猫プロジェクトやPokemon GOなど大手企業のゲームにも採用されてるゲームエンジンです。
③FaceVTuber
引用元:FaceVTuber
FaceVTuberはブラウザとWebカメラがあれば、簡単にVTuberになれる無料のWebアプリです。
特殊なツールや手続きはいらないので、気軽にVTuberになれます。
ブラウザはパソコン・アンドロイドではGoogle Chrome、iPhoneではSafariが推奨されていて、それ以外のブラウザでの動作は保証されていないので気をつけてください。
④REALITY
引用元:REALITY
REALITYは無料のバーチャルライブ配信アプリで、スマホ1台あれば誰でも3Dアバターを作成して配信できます。
メッセージ機能やプレゼント機能があるので、気軽に視聴者とコミュニケーションが取れるメリットも。
配信終了後にはライブポイントがもらえ、1ポイント=1円で交換可能です。
⑤SHOWROOM V
引用元:SHOWROOM V
SHOWROOM Vはスマホでバーチャルキャラクターになって配信できるアプリ。
無料で利用でき、配信するにはSHOWROOMとの連携が必要になります。
スマホはiPhoneのみ対応しており、アンドロイドは対応していないので注意してください。
おすすめ動画編集ソフト5選!
最後に動画を編集して投稿したい方向けにおすすめの動画編集ソフトを無料・有料合わせて5選紹介していきます。
①AviUtl
引用元:AviUtlのお部屋
AviUtlは無料で使える動画編集ソフトです。
動作の軽さ・拡張性の高さが特徴なので、スペックがあまり高くないパソコンでもストレスなく作業できます。
導入方法や操作がやや分かりづらいですが、少しずつ慣れていきましょう。
②iMovie
引用元:Apple
iMovieはApple製品で使える無料の動画編集ソフト。
動画のカットはもちろん、フィルタを変えたりテロップをつけたり直感的に作業できます。
初心者の方でも使いやすいソフトなので、初めて使う動画編集ソフトにおすすめです。
③PowerDirector
引用元:PowerDirector
PowerDirectorは国内シェア8年連続No.1の動画編集ソフト。
通常版は12,980円~、サブスクリプション版は月517円~利用できます。
動画編集に必要な機能は備えており、録画機能もあるのでゲーム実況にぴったり。製品に満足できなかった場合、購入後30日以内であれば全額返金するサービスもあります。
④Adobe Premiere Pro
引用元:Adobe
Adobeが提供するプロ向けの動画編集ソフト、Adobe Premiere Pro。
学生の方は月1,980円、一般の方は月2,728円で使用できます。
映像業界でも広く使用されているので、こだわって動画を作りたい方には間違いないソフトでしょう。
⑤Filmora
引用元:Filmora
Filmoraは初心者・中級者向けのソフトで、おしゃれな動画をつくることができ、直感的に操作できます。
無料版・有料版のどちらもあり、有料版は年6,980円で購入できます。
比較的安価なソフトなので、無料版で物足りなくなったとしても、有料版を購入しやすいのではないでしょうか。
まとめ
今回はVTuberになるためにかかる費用はどのくらいなのか、さらに収益を得る方法やおすすめの制作ソフト・動画編集ソフトを紹介してきました。
パソコンはある程度のスペックが必要なので、妥協せずに10万~30万ほどのパソコンを購入しましょう。Webカメラやマイクなどの機材は価格が低めでも、十分な機能を持っています。
アバター制作ソフトや動画編集ソフトは無料版もあるので、最初は費用をおさえるために無料版を利用してみてもいいでしょう。
ぜひ今回の記事を参考にして、VTuberの活動への一歩を踏み出してください。