自分の歌声が伴奏や周りの音に埋もれてしまう!
カラオケやレコーディング、バンド演奏などで歌っていると、どうしても自分の声がかき消される方もい聞こえにくい悩みを持つ方も多いでしょう。
当然周りの音が大きすぎるなどの可能性もありますが、声が通らない原因はいくつかもあります。
今回は、声が通らない原因と改善方法をじっくり解説してもらいました。
- 声が通らない原因
- 声が通るようになる改善方法
実際にレッスンでも教えている内容を、惜しみなく公開していただいたので、ぜひ最後まで読んでください!
Contents
声が通らない原因は主に8つ
最初に、声が通らない原因について8つ紹介していきます。
- 姿勢が悪い
- 胸式呼吸になっている
- 口の中がねばりついている
- 舌が引っ込んでいる
- 喉が締まっている
- 適切に息が吐けていない、息漏れがある
- 下を向いて発声している
- 力んでいる
声が通らない原因①
姿勢が悪い
姿勢が悪いまま発声すると、声が上手く通いにくいといわれています。
まっすぐ立っていないと、息が上手く吸えなかったり吐けなくなったりしてしまいがちです。
例えば、猫背の状態では首や肩周りに余計な力が入ってしまうので、発声するためのリラックス状態にできていません。
「姿勢をよくして歌いましょう」とよくいわれるのは、決して品性や見た目だけのためではありません。
声が通らない原因②
胸式呼吸になっている
歌う際には腹式呼吸、胸式呼吸、腹圧呼吸などいくつかの呼吸法があります。
どの呼吸法も習得しておくことが大切ですが、胸式呼吸が原因で声が通りにくい可能性があります。
一般的に、普通の暮らしの中で無意識に行う呼吸はたいてい胸式呼吸です。
胸式呼吸はほかの呼吸法に比べて息の量が少なく、あまり吸い込めないため声が通りにくくなるといわれています。
声が通らない原因③
口の中がねばりついている
口の中がねばついていると、滑舌が悪くなり声の通りも悪くなりがちです。
口の中がねばりつく原因は、糖分が口内に残っていたり食習慣がよくなかったりとさまざまな理由が挙げられます。
また、ねばりついたままだとリップノイズを起こしてしまう可能性もあるので注意しましょう。
声が通らない原因④
舌が引っ込んでいる
声の通りやすさは、舌の位置も重要です。
舌があまりに引っ込んでいると喉から出る声をふさいでしまい、声がこもってしまいます。
また、同様に口をあまり開いていない方も声の通り道が小さくなり、こもった声になりがちです。
声が通らない原因⑤
喉が締まっている
喉を開いた状態で発声できていない方は、声が通りにくい可能性が高いです。
喉が締まっていると、前述のとおり声の通り道をふさいでしまい、こもり声になります。
また、喉を締めたまま歌うと喉を痛める危険性も高まりますので、喉を開くことを意識しましょう。
声が通らない原因⑥
適切に息が吐けていない、息漏れがある
息の吐く量が不十分な方も、通りにくい声になっている可能性が高いです。
前述の喉が絞まる、口が開いていない、舌が引っ込んでいるなどが起因して、息を適切に吐けていないかもしれません。
また、息漏れを起こしてしまう方も同様に、声が良く通るほど十分な息を送り出せていないと考えられます。
これらの結果、吐く息が少なく芯のない声になってしまっている恐れがあるでしょう。
声が通らない原因⑦
下を向いて発声している
うつむいた状態で発声する場合も、声が通りにくい原因の1つです。
下を向いた状態は喉を圧迫している形になるので、息の通り道を十分に確保できません。
すると、滑舌が悪くなったりぼやけた声になってしまう可能性が高いです。
人前で歌うのが恥ずかしいという方もいると思いますが、自信がない様子も伝わてしまいますのできちんと正面を向くことを意識してくださいね。
声が通らない原因⑧
力んでいる
力んだ状態で発声すると、声が通りにくくなってしまいます。
無理な発声は必要な筋肉が緊張してしまい、圧迫された状態になってしまいます。
また、力むといってもストレスなどの緊張している状態でも起こりえます。
前述と同様に自信がなかったりメンタルに影響があったりする場合は特に気を付けましょう。
声が通るようになる改善方法8つ!【自宅でできる】
「声が通らない原因はわかったけど、結局どうしたらいいの?」
そのように悩む方も多いでしょう。
そこで今回は、声が通るようになる改善方法を8つ紹介します。
- 姿勢を改善する
- 腹式呼吸を習得する
- 喉を開く意識を持つ
- 息漏れを少なくする
- 滑舌を改善する
- ブレスのコントロールを行う
- 鼻腔共鳴を習得する
- ストレッチを行う
声が通るようになる改善方法①
姿勢を改善する
正しい姿勢で声を出すことを意識しましょう。
足は肩幅程度に開き、胸を張って正面を向き、顎を引く。
だらしない姿勢は歌声にも影響すると覚えておくとよいのではないでしょうか、
声が通るようになる改善方法②
腹式呼吸を習得する
腹式呼吸を習得して、胸式呼吸よりも空気の量を多く吸い込めるようにしましょう。
歌だけでなく会話でも使えますので、ぜひ取り組んでみてください。
声が通るようになる改善方法③
喉を開く意識を持つ
喉を閉めないように、喉を開く状態を心がけましょう。
喉を開く感覚がわからない方は、やんわりと息を吐いてみてください。
また、奥歯に割りばしなどを挟んだ状態で声を出すのもわかりやすいといわれています。
重要なのは喉の奥に広い空間を作ることを意識しましょう。
声が通るようになる改善方法④
息漏れを少なくする
息漏れをなくして、通る声を手に入れるとよいでしょう。
息漏れをなくすためには、声帯閉鎖を鍛える必要があります。
簡単なボイトレにエッジボイスというものがあります。
エッジボイスでトレーニングを行うと声帯閉鎖が鍛えられるほかにもたくさんのメリットがあります。
声が通るようになる改善方法⑤
滑舌を改善する
滑舌を改善して、通りやすい声を手に入れましょう。
滑舌トレーニングは早口言葉の練習やタングトリルと呼ばれるボイトレなどを行うとよいでしょう。
「滑舌」というだけあって、舌を自在に操れるようになることが秘訣です。
声が通るようになる改善方法⑥
ブレスのコントロールを行う
声が通るように、呼吸する際の息の量を増やすトレーニングを行いましょう。
ブレストレーニングは、身体中めいいっぱいに息を吸う練習をするとよいでしょう。
身体の隅々まで息を取り込んだら、ゆっくり時間をかけて息を吐き切ること。
これを何度も繰り返して、肺活量を増やしてください。
声が通るようになる改善方法⑦
鼻腔共鳴を習得する
鼻腔共鳴を習得するのも、通りやすい声を手に入れるために重要です。
鼻腔共鳴は、鼻腔に声を響かせることで倍音豊かな歌声を手に入れられます。
鼻腔共鳴を習得すると、太く分厚い声が出るようになり明るい印象になるため、声が通りやすくなりますよ。
声が通るようになる改善方法⑧
ストレッチを行う
緊張した状態を作らないように、全身をストレッチしてリラックスした状態を心がけましょう。
背中回り、肩回り、特に顔周りと上半身を中心に力を抜いた状態を作り上げましょう。
リラックスした状態は歌を歌う際にも重要なことですので、ぜひ意識してください。
声が通るようになりたい!効果を実感したいならボイトレ教室がおすすめ!
ここまで声が通らない原因や改善方法について色々と解説してきましたが、歌が上手くなるためにはやっぱりボイトレに通うのが一番の近道です。
ここからは、歌が上手くなるためにおすすめのボイトレ教室をご紹介します。
おすすめのボイトレ教室①
Rore Voice (ロアボイス)
Rore Voiceは科学的なボイトレアプローチを取り入れた、高音・ミックスボイス習得に特化したボイトレスクール。
オンラインでレッスンも受講でき、全国各地でレッスンを受けられます。
入会金も無料なので、気軽に入会できます。
入会金 | なし |
レッスン料金 | 7,800円 (60分) |
対象レベル | 初心者/趣味 |
音楽ジャンル | JPOP・ロック・洋楽・アニソン等 |
オンライン対応 | ○ |
無料体験 | ○ |
住所 | 東京都武蔵野市吉祥寺南町1丁目1-4 |
おすすめのボイトレ教室②
シアーミュージック
シアーミュージックは、全国98校舎を構える大手ボイトレスクールです。
ボイトレは全てマンツーマンレッスン。
人に自分の歌を聞かれたくない方にオススメです。
学生や社会人でも無理なくボイトレに通えて、プロ志望の方にも人気のスクールです。
入会金 | 2,200円 |
レッスン料金 | 5,000円 (45分) |
対象レベル | 初心者/趣味/プロ志望 |
音楽ジャンル | JPOP・ロック・洋楽・アニソン等 |
オンライン対応 | ✖ |
無料体験 | ○ |
住所 | 東京都中央区八重洲1丁目4−20 MTエステートビル 6F |
おすすめのボイトレ教室③
アバロンミュージックスクール
アバロンミュージックスクールは、オンラインレッスンが可能で全国告知から入校できますよ。
プロ志望の方に特にオススメで、質の高いレッスンに定評があります。
レッスンはフレックス制・代講制度も設けられています。
入会金 | なし |
レッスン料金 | 4,800円 (45分) |
対象レベル | 初心者/趣味/プロ志望 |
音楽ジャンル | JPOP・ロック・洋楽・アニソン等 |
オンライン対応 | ○ |
無料体験 | ○ |
住所 | 東京都新宿区西新宿7丁目11−9 バルビゾン87 2F |
声が通らない原因や改善方法についてまとめ!
今回は声が通らない原因や改善方法について解説してみました。
- 正しい姿勢を心がける
- 腹式呼吸を習得する
- 十分な息の量を確保する
- 滑舌を改善する
日々の積み重ねが、確実に歌唱力向上につながっていきます。
プロのように歌が上手くなりたい方、いろんな人に歌を聴かせたい方はぜひ取り組んでみてくださいね!