天樂は2009年にゆうゆさんがニコニコ動画で投稿し、総再生回数250万回以上を達成した人気楽曲です。
地声最高音はhihiAと非常に高音のため、歌唱技術に熟練した方でなければなかなか歌いこなせないでしょう。
地声最低音はmid2Bと低くないため、男性よりも女性の方が有利といえるかもしません。
ハードなロック調の演奏とともに過激で熱い歌唱ができる曲です。
テンポも速く、音域もJ-POPではなかなか見られないほど広いため、きわめて難易度の高い曲といえますね。
- 天樂の音域情報
- 天樂の特徴
- 天樂の音域と似ている曲
- 天樂を上手く歌いこなすコツ
ゆうゆfest.鏡音リンさんの「天樂」の音域などの基本情報から、上手く歌いこなせるコツまで徹底解説します。
ぜひ参考にしてください。
Contents
天樂の音域データ
出典元：天樂 / ゆうゆ feat.鏡音リン YouTube
| 曲名 | 天樂 |
| アーティスト名 | ゆうゆfest.鏡音リン |
| リリース年 | 2009年 |
| 裏声最高音 | - |
| 地声最高音 | hihiA(A5) |
| 地声最低音 | mid2B(B2) |
| 音域レンジ | 広い |
| 音域指数 | 36 |
天樂の特徴
天樂は2009年にゆうゆさんがニコニコ動画で投稿した曲で、総再生回数250万回以上を達成した人気楽曲です。
VOCALOIDによる初音ミクブームを初期から支えていた1人ともいえます。
また、ゲーム「初音ミク-Project DIVA-F」にも収録されています。
楽曲の雰囲気はとにかく熱く、ハードロックをかき鳴らすような情景を感じさせてくれます。
特に、「ぐしゃぐしゃに割れた音で構わない」というサビのフレーズは本人も気に入っている様子。
2022年10月22日には同曲がYouTubeにも投稿されていますが、動画概要欄にも記載されています。
天樂の音域は男性では高い
天樂は、地声最高音がhihiAと非常に高い音域を駆使しなければなりません。
一般的に男性の地声の壁といわれるhiAですが、そこからさらに1オクターブ高いことからも推測できるでしょう。
また曲中に裏声が登場しないため、ミックスボイスやヘッドボイスの習得が必須となっています。
したがって、男性どころか多くの女性も歌い上げることが大変な難曲と言って差し支えないでしょう。
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天樂と音域が似ている曲
それでは、天樂と音域が近い曲を3つご紹介していきます。
今回は同じような音域の曲が少なく、裏声最高音で登場する曲もチョイスしています。
メルト/ryo（supercell）
出典元： singtur
メルトは、2007年にryoさんがニコニコ動画へ投稿した曲です。
キャッチ―なメロディと歌詞が人気を爆発させ、2008年8月時点で250万回再生を達成。
さらに、2023年2月時点でも1500万回再生を超えています。
また、メルトを通じて「歌ってみた」シリーズの動画もたくさん投稿されるようになり、ニコニコ界隈へのVOCALOIDブームを巻き起こした代表曲です。
地声最低音はmid2A、地声最高音はhihiAと天樂とほぼ音域が同じ曲です。
とはいえ、リズムやテンポは普通のPOPな曲調なので、天樂よりも難易度は低いでしょう。
Beat it/Michael Jackson
Beat itは1983年にリリースされた曲です。
かつて世界的スターとして名を馳せていたマイケルジャクソンによるダンスと歌唱は全世界でブームを巻き起こしました。
地声最高音はhiC♯ですが、裏声最高音がhiG♯で天樂の最高音とほぼ同じです。
曲の難易度はhiA以上の音域を連発するので、男性にはかなり難しい曲ですね。
瞳の住人/L’Arc~en~Ciel
瞳の住人は2004年にL’Arc~en~Cielがリリースしたバラードの曲です。
人気曲「READY STEADY GO」の1か月後に発売されたシングルで、多くのファンから注目されていました。
地声最高音はhiCですが、裏声最高音がhihiAで天樂と同じ最高音域なので紹介させていただきました。
ビジュアル系バンドの代表格として歌唱力にも定評があるボーカルのhydeでさえ裏声によるhihiAの発声。
したがって、天樂の音域がいかに難しいかということが良くわかりますね。
【天樂を上手く歌いこなせる3つのコツ】
天樂をうまく歌うには、高音域を巧みに操ることが必須です。
原曲の曲調に合わせて力強く歌い上げるためには、ミックスボイスやヘッドボイスを習得する必要があります。
ここでは、天樂を上手く歌いこなせる3つのコツを紹介します。
- 裏声を鍛える
- ヘッドボイスを習得する
- 適正なキーで歌う
それぞれ詳しく解説していきます。
①裏声を鍛える
ミックスボイスは人によって定義はさまざまですが、裏声と地声の融合といわれることもあります。
そのため、ミックスボイスを習得するために裏声を強化しなければなりません。
また、hihiAの音域は裏声であっても出せない方も多いはず。
そのため、地声がでなくても歌い上げられるように裏声を強化する必要があります。
②ヘッドボイスを習得する
ヘッドボイスは裏声よりもインパクトのある地声のような高音を出せるようになります。
練習方法は、声帯閉鎖・裏声の練習をして徐々に声帯を鍛えていくこと。
最初はうまく出せない方が多いと思いますが、時間をかけて練習を積んでください。
頭の中で声を響かせるイメージを持つと、発声しやすくなるでしょう。
③適正なキーで歌う
自身の音域に合っていないまま歌唱してしまうと、喉にダメージが残ってしまったり変な癖がついてしまったりします。
そこで、無理なく歌える範囲までキーを下げた状態で上手に歌い上げる練習が必要です。
また、適正なキーで曲の高音部を歌って慣れることで、自身の音域も徐々に広がります。
とはいえ、1オクターブ下げたとしても地声最高音がhiA。
男性にとって高めの音域ですので注意しましょう。
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天樂の音域まとめ
天樂は、地声最高音がhihiA、地声最低音がmid2Bと、男性・女性ともに難易度がかなり高い曲です。
世間一般的にhihiAまで地声で歌う楽曲はあまりなく、裏声やフェイクで登場することが多い音域です。
その高音域を熱く張り上げて歌うためには、ミックスボイスやヘッドボイスの習得が不可欠でしょう。
